世界にはルーブルやオルセー、エルミタージュなど名だたる美術館がありますが、この美術館ほど日本人にとって言いにくい美術館はないのではないでしょうか。
イタリア語は特にろれつが回りにくいものが多いですが、今回のイタリアの旅で出てきた固有名詞の中で、サンジミニャーノの次になかなか身につかなかったのが、この「ウフィツィ」です。
でも、名前はともあれ、この美術館はすごいです。
このブログではその凄さを名画とともにお伝えします!
と書きたいところですが、あたくし、この美術館を見学するにあたり、致命的なミスを犯してしまいました。それは・・・
当日パスポートを持っていくのを忘れてしまったことです。
最近は、どこの美術館でもそうですが、パスポートがないと音声ガイドが借りられません。ウフィツィ美術館には膨大な数の作品が展示されており、すごいものが多いのですが、私のような素人はが音声ガイドなしで見ると、「何のこっちゃ?」になってしまうのです。
でも、残念ながら、ネット予約をしないとなかなか入れないこの美術館。入れる時間帯はもう予約で決まってしまっているため、取りに帰るわけにもいかず。。結局なしで見学する羽目に。
ですが、さすがウフィツィ美術館!
知識がなくてもすごいのは分かりました!
というわけで、どこのどなたかが描かれたかわからないけど、すごいなと思った作品をこれから紹介します。(もちろん作者は各作品の横に書いてあります)
かなりザクッとした紹介ですみません。素人の美術鑑賞なんて、こんなもんです。
このホラーの絵は女性たちが復讐をしているものだそうですが、こうした絵を集めたコーナーがあって、実際にお目にかかることのないシーンなので、怖いもの見たさに結構ガン見してしまいました。
ここからは、作品の一部だけ「切り取り編」です。
あたくし、変な趣味がございまして、絵の一部をマニアックに目一杯寄ってガン見するのが好きでございます。美術館で、作品の一部分だけを写真に撮って大はしゃぎしているおばさんが居たら、それは私かもしれません。
まだまだ色々ありますが、有名な絵もそうでない絵も、ここには、素人目に見て
すごーい!すごーい!
と叫びたくなる絵が山ほどありました。ボキャブラリーが貧弱ですが、本当なんです。
引きで各作品の全景をお見せすることもできるのですが、ただただ凄くて、臨場感を味わってほしくて、コンタクトを外した時の自分が寄るぐらいに寄った感じでお見せしましたが、いかがでしたでしょうか。
詳しい内容は・・・音声ガイドがなかったのでわかりません。
いつかきっとリベンジしたいと思います。
最後にもう一つだけ作品を紹介させてください。
私がここで一番気に入った作品は、この小さくて素朴な絵画でした。
家事するお母さんかお手伝いさんか誰かでしょうが、なんだかホッとする、温かみのある作品で、思わず見入ってしまいました。
右下の椅子に猫がいる感じや、光の当たり具合などが私はとても好きです。
ちなみに、この美術館の廊下の窓からはベッキオ橋がよく見えるので、絶好のベッキオ橋撮影スポットです。
フィレンツェは、写真で切り取っただけでも、一つの作品のように美しいのでした。
㊿に続く。