晴れ女のわがままジャーニー(人生も旅も)

自由人です。やりたいことをやります。まず、やってみる。

台湾人の新型コロナウイルスに対する意識の高さとダブルスタンダードの謎

台湾の人々の新型コロナウイルス感染に対する意識は非常に高いと感じます。

MRTを見渡せば9割がたマスクです。昨日の成田空港から飛行機の中、桃園空港、MRTとだけで、これまで生きてきた中で一番数多くの種類のマスクを見た気がします。

エバー航空の乗務員さんは皆グリーンのマスクをしていました。最初は手術でもするのかなと思ってしまいましたが、よく考えたら、エバー航空のカラーがグリーンでした。だから色も合わせているのかなと思ったら、台湾に来たら結構大半の人がグリーンのマスクをしていたので単なる偶然ですね。

他にも黒やピンク、ブルー、キャラクターもの、防塵マスクのようなもの、縁だけ模様の入ったマスク、布製マスクなど様々なバリエーションが豊富で、あまりにも変わったマスクをつけている人などには思わず

「そのマスクどちらでお買い求めになられたのでしょうか?」

と尋ねたい衝動に駆られます。

話が逸れそうになれましたが、そう、台湾の方々がここまでウイルス感染に対して頑張っているのは、現地の話によると、SARSの時の経験があるからだそうです。

日本はSARSの感染者が出ませんでしたが、ここ台湾では2003年にSARSの感染者がかなり出たそうです。その時の苦い経験があるからこそ、今度は絶対入り込ませないぞ!という意識が垣間見えるのかも知れません。

ただ、不思議なこともあります・・

こちらでは外を歩く時は皆マスクをしていますが、一旦建物の中に入ると、ノーマスクになってしまう傾向にあります。

今私は宿泊している宿のカフェでこの記事を書いていますが、マスクをしている人は誰もいません。

旅行者だけだからでしょうか?

それもあるかもしれませんが、それだけではないと思います。

なぜなら、私は今日ランチに牛肉麺屋さんに一人で入ったのですが、こちらでは相席は普通のことなので、いちいちお店の人も相席ですけどいいですかなどとは聞いてこないのですが、今日も例に漏れず相席でした。

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お店自体は決して小さくないのですが、テーブルをこれでもかというくらい並べているので、テーブルと椅子に人がひしめき合って座っています。4人掛けの席に既に若いおにーちゃん2人とおじさんが1人座っているところにアラフォーおばちゃんの私も入らせてもらうことになりました。皆マスクはしていません。当たり前ですよね。食べるんですから。お店の誰もマスクはしていません。

いや、だって食べるんですから!!

そうですそうです食べるんです。

食べさせろー!お腹すいとんじゃーい!

 

でも、待ってください!

今宵、私は散歩がてら寧夏夜市に行って晩御飯を食べてきました。

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もちろん一人です。

そしてもちろん相席です!

分かる方は分かると思いますが、台湾の夜市の相席なんて、もうほとんど恋人の距離です。ちょっと顔を近づければキスだって出来てしまいます!そこでノーマスクでスープスすするわ、カレー食べるわ(私!)、たくあん取るわ(私!)、カレーの写真撮るわ(私!)・・・もうええって!

というわけで、かなりの至近距離なわけです。

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そう、初めて夜市を訪れた人は思うでしょう。

テーブルほっそ(細)!

やむを得ないといえばそれまでですが、お客が距離をとるとか、ボックス席にするとか、そのような概念もなく、台湾の食生活は通常運転であるのをまのあたりにし、気が付いた時には、台湾に来るまでに自分で敷いた厳戒態勢が崩壊してしまっていました。。。

着いてたった数日で順応。

イカイカン!

ここでもう一度引き締めていきましょう!

だって、昨日出会ったMちゃんは、自分がマスクの鼻が出ていただけで、見知らぬおばちゃんに注意されたと言っていました。

これはきっと幻に違いない・・・(汗)