晴れ女のわがままジャーニー(人生も旅も)

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淡蘭金字碑古道:ハイキングのつもりがまあまあな山登りだった件

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淡蘭金字碑古道を知っていますか。

新北市にある観光地としても有名な古道です。

個人では行きにくそうな場所にありますが、私はツアーを利用して行きました。

写真で見ると、緑色の苔の石段が風情があり、亜熱帯植物などもたくさん生えていて、大自然を全身で感じられそうな場所でした。

なので、ちょっとしたお散歩の延長の気分でこのツアーに申し込んだのです。と言うのもこのツアーのメインイベントは先日書いた夜の天燈祭りでした。天燈を上げるためには早朝から途方もなく長い行列に並んで整理券を受け取る必要があるため、同じ宿でツアーに申し込んでいないご夫婦は朝6時に出発して整理券をゲットしに行くと言っていましたが、天燈祭りが始まるのは18時です。頑張って整理券をゲットできたとしても私はピンなので、一人では夜まで時間を持て余してしまいます。周辺には何もアトラクションらしきものはありません。それに、終わって帰りのバスに乗るのも超絶混み混みのサバイバルな感じで疲れ果てそうだったので、今回はKKdayさん主催のPingxi Sky Lantern Festival Day Tourに申し込みました。

英語と中国語のガイドが付くとのことで、英語なら分かるし、中国語なら勉強になるしでいいやと思い申し込みましたが、なんと当日行ってみると、日本語のガイドさんが付きました。参加者のうち日本人が半数くらいいたからでしょうか。柔軟ですね。素敵です。

私はこのランタン一斉上げのイベントにさえ参加できてバスで夜台北まで運んでもらえれば良かったので、それ以外に含まれている観光の内容はあまり把握していなかったんです。元宵節当日はすべての車両が通行許可証を持っていないと十分に入れないそうですし、帰りのバスなどが非常に混雑することを考えると、約6600円だったこのツアーはかなりお得に感じます。

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予定はこんな感じでした。英語のツアーでもあるのですが、なぜか英語の行程表が見当たりません。。。その辺は謎です。

今よく見たら古道の距離は5キロと書いていました。

5キロってたいしたことないよねとお思いでしょう。

でも、道のりの9割がたが階段です。しかも苔の生えた石段で、落ち葉やぬかるみで滑りやすくなっています。

で、そんなこんなで気付いた時には山岳ガイドさんに連れられて、階段が延々と続く山道を登る羽目になっていました。ところどころポイントでガイドさんが立ち止まって植物や石碑に書かれた文言の意味を説明してくれるので、その時に密かに呼吸を整えていましたが、運動不足のアラフォーにはきつく感じました。

この階段を往復で3時間歩きました。

23人で登ったのですが、途中5人ほどが脱落しました。

私は頑張ってツアーの最終地点まで登りました。

ただ、そこはガイドさんが定めたゴールであって、実際の頂上はさらにもう少し登ったところでした。ガイドさんが登りたい人は登ってもいいよと言ってくれたので、老体に鞭打って他数名と私は山頂まで登り切ったのですが、それが地獄の始まりでした!

というのも、その翌々日にふくらはぎが恐ろしいほど筋肉痛になり、実は今もまだその痛みが続いています。その後ガイドさんに誘われてマッサージに行くこともできたのですが、その日は元宵节で、スターホステルで私の大好物の汤圆が20時から無料で振る舞われるイベントがあったので、まっすぐ宿に帰ったのでした。

しかし、その判断は完全に誤りでした。

この筋肉痛はかなりたちが悪く、MRTの階段を下りるとき、普通の速度では降りられないくらい痛いです。

もう、おばあちゃんと同じ階段の降り方です。。

しかも、今授業を受けている淡江大学華語センターの4階までは大変不幸なことに階段がありませんありました!(👈訂正:その後、エレベーターを見つけました!事務局を通り過ぎた一番奥に小さいですが1つありました!!!定員3人ぐらい)

行きはヨイヨイ帰りは怖いとはまさにこのことで、20代の若者がスタスタと降りて行く階段をばあばのスピードで降りるのはあまりにも恥ずかしいので、授業後はトイレに行くふりをしてタイミングをずらして階段を降りています。orz

あああ情けない。

なんでそこまでして最後まで登ったんだろう・・・

 

理由はちゃんとありました。

ガイドさんとどうしても中国語で話がしたかったからです。

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山岳ガイドさんは中国語しか話せません。そのガイドさんの中国語を日本語に訳していいたのがツアーのガイドさんですが、ツアーのガイドさんは疲れて山頂までは行きませんでした。なので、中国語を話す絶好のチャンスだったのです。

その目論見は見事に当たりました。

山頂アタック組は数人しかいなかったので、行きも帰りも私はガイドさんを捕まえて一緒に話しながら山道を進むことができました。たわいのない話しかしませんでしたが、このガイドさんがまたとてもいいお人柄の方で、いろいろ質問したら答えてくださるだけでなく、逆に日本についても質問を返してくださって、良いバイブで楽しい時間を過ごすことができました。

その結果、あまり最後のほうは辛く感じることもなく楽しく山登りを終えました。

もちろん山岳ガイドさんに連絡先ももらってお友達になりましたよ。

これで筋肉痛さえなければ良かったのに・・・

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