日本に帰ってきて、たまに衝動的に食べたくなって思い出すお弁当があります。
それが
鐵路便當
です。
直訳すれば「鉄道弁当」、つまり、駅弁です。
駅弁は普通、列車に乗る前に買うものですが、このお弁当は駅ではなく街中に店舗があって、仕事中のサラリーマンでも普通のお弁当のように買うことができます。
私は台北でしか買ったことありませんが、割とどこにでもあるお弁当屋さんな感じで、台北駅周辺にもありますし、TLIのあった古亭駅の近くにもありました。
お値段も70、80元ぐらいでお手軽なので、
「もー今日食べたいもの分からんわ!今日は考えるの放棄!」
という日はこれにしていました。
店舗には小さな飲食スペースもあります。
お弁当の種類はたくさんあるのですが、
私のお気に入りは
古早香腸飯と鐵路焢肉飯。
前者はでかいソーセージが2つ乗っかっただけのお弁当。
なんと乱暴な!
とお思いでしょうが、このソーセージが美味しいのなんの。一度食べたら病みつきです。
後者は甘辛く煮込んだやわらかい豚バラがドーンと乗っていて、期待通りの美味しさ。
一見かなり茶色いお弁当で、男子のお弁当という印象かもですが、ちゃんとお肉の下にはキャベツや高菜、青菜が潜んでいるので、お腹の贅肉が気になるアラフォー世代でも罪悪感はそれほどありません。
思うに、台湾の食事や料理は西洋化した日本人の食事に比べるとかなりヘルシーで量もやや少なめです。かといって、このお弁当一つじゃ足りないということはなく、かなりの満足感が得られるので、お昼時には多くの学生やリーマンが買っていきます。私の見立てだと、ランチの時は大半が男性のように感じました。女子やOLは近くの韓国料理屋のお弁当や日本食などにより多く行列していました。
そして、ここで強調したいのですが、このお弁当のお味は先に紹介した素食グルメとは違い、
ザ!台湾!(ヨッ!ニッポンいちっ!・・・ってどっちやねん。。)
という感じで、日本ではなかなかお目にかかれません。
だからこそ、恋しい。
あー〜〜〜食べたいよ〜。
コロナウイルスが早く終息して、台湾の鎖国が解かれ、さらに日本人へのビザが免除されて、さらに日本人の受け入れが全面的にOKになりますように。。(ハードル多いな)
台湾に行ったら是非食べみたい台湾のお弁当でした。