晴れ女のわがままジャーニー(人生も旅も)

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オンライン中国語レッスン:1日4時間のブートキャンプ始めて2週間。単語は覚えるだけではダメ!「デビュー」させることが大事!!

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今週のお題「オンライン」ということで、オンラインの中国語ダブルスクールを始めて2週間経った感想を述べます。

 

私が今オンラインで授業を受けているのは、天天中文とKeatsという学校の授業です。

これまでのお話⬇︎

2週間前から、それまで1日50分だけだった授業がいきなり午前3時間と夜50分という1日4時間弱のオンライン授業という訓練スタイルに変わりました。

1日50分の授業でさえ始めたのは3月9日。宿題に加えて予習と復習がかなり増えたので、毎日大変です。

でも、結果を先に述べると、

と〜〜〜〜っても手応えありです。

 

これまで、見たり聴いたりしたらわかるけど実際に自分で使えていなかった単語や表現がこの4週間で次々にデビューしました。

 

華々しいデビューを飾り、もう自然に口をついて出てくるようになった表現や文法構造などもあれば、地味にデビューして時々使うようなものもありますが、いずれにせよ「デビュー」させることは大事

 

単語や表現を「知っている」だけなのと、「使える」というのにはかなりの差があります

知っているだけだと、英語の場合のようにTOEIC900点だけど、しゃべれないなんてことになってしまいます。実際、TOEICの試験には基本的な単語や文しか出されないので、900点はそんなすごい点数でもなんでもないですが、それでも900点取ったからにはその程度の会話は最低スラスラ出したいですよね。

昨年HSK5級を取得し、今HSK6級取得目指してる私も同じような感じでした。HSK5級のボキャブラリーをふんだんに駆使してしゃべれるわけではなかったんです。使えるようになるためには、覚えた表現を文の中で使っていかなくてはダメ。自分の口で発してみて、その体験を脳に体験ごと記憶させることが必要です。

HSKの試験のためにいくら単語を覚えても、実際に自分の口から発した文の中で使ってみないと、本当に使えるようになったという実感は味わえません。特にHSK5級レベルの単語になると、表現や単語同士で類似のものも数多くあり、微妙なニュアンスなどが違ったりするため、使ってみないと自信が持てません。

ところが、いざ中国や台湾の街中でその表現を使ってみても、誰も直してはくれないのです。なぜなら彼らに直す責任はないから。なんとなく意味が伝わればそれでよしの世界です。直すなんてそんなの面倒くさいし、口語なんか、意味がわかれば聞き流されて終わります。でもこれだと、いつまでも間違った使い方をしてしまう。

オンライン授業では、こうした単語や表現のデビューを支えてもらっています。

オンラインレッスンのマンツーマンレッスンでは会話がたくさんできます。しかも会話の相手は先生なので、自分が間違った語彙をぶっこんだり、不自然な言い方や発音をしたり、誤った文の構造を使っていたら、指摘してくれます。

そして1度デビューした単語などはそのデビューの体験が印象的であればあるほど、脳裏に焼きつくので、意識しなくても次にすっと口をついて出てくるようになります

なので、私は先生から質問された時は、なるべくおかしな話やしょうもないけど2人で大笑いできるような印象的な話をするようにしています。そうすることで、ああ、あの時ああ言ったら先生がああ反応したなーという記憶とともに単語もすぐに思い出すことができるのです。

作文を求められたときは、なるべく変な文を作るようにしています

例えば、今日は

「もし眉毛を剃ったら、妖怪みたいな変な顔になって怖がられるでしょう」 とか。

または、

「日本政府が発表した1世帯あたり2枚のマスク配布について、大勢の人が文句を言っている。安倍首相は新型肺炎の対策についてもっと頭を使った方が良い。」とか言ってみたり。

すると、先生が必ず内容が変なので質問を返してきます。

最初の文だと、「妖怪までひどくはならないでしょ」とか。すると私も「いや、私は眉毛がなくなるとひどい顔になるんです」と返し、すると先生も「いやー実はこないだ眉毛を剃り損じてね、真ん中に亀裂が入っちゃったから、しぶしぶ反対の眉も同じ形にしたら余計おかしくなっちゃって・・・」

と、ここまでくるともうこのエピソードが脳裏に刻まれるので、ここで「刮眉毛」という表現が何度も出てきて忘れなくなります。今度言う時にあの動詞なんだったかな?「切」だったかな「剪」だったかな?えーっと?などということにはなりません。「刮」という動詞が出てくるはずです。

2番目の文でも、先生が知らない日本の状況なので、これについて尋ねてきて、答えているうちにどんどん印象に残る会話になっていき、いろいろな表現が覚えられます。

こうしたしょーもないけど印象に残る会話が躊躇せずにできるのがオンラインレッスンの良いところ。

オンラインレッスンでなければ、学費が高すぎてこんなしょうもない話などしている時間はあまりないと思います。ましてや複数が集まるクラスだと他の人の邪魔になるから遠慮してしまう。

さらに、自分がこれ合ってるかな?とちょっとドキドキしながら使ってみた表現を褒められたりすると、本当に自信がつきます。

私はこの4週間(その前の2週間含む)で、先生にお褒めの言葉や間違いの指摘をたくさんいただいたことで、かなり長い文でも話せるようになりました。自分でもびっくりするほどです。

以前は同じ表現ばかり使っていたのが、今や多くの単語や表現をデビューさせたことで、表現の幅が広がり、中国語で何というのか知らない単語があっても、「あの〇〇をするときにピッと押すやつってなんていうんだっけ?」というふうに中国語で普通に聞けるようにもなったので楽です。

 

このブートキャンプはあと1週間で終わってしまいますが、最後まで楽しみたいです。