今毎日ガンガンやっている中国語のオンラインレッスン。
2つの学校でやっていますが、一方の学校はずっと先生の顔を見ながら、自分も顔を見せてやっていますが、もう一方は先生の顔も見えず、自分も見せずにやっています。
果たして、どちらが良いのでしょうか?
結論から言うと、私はどちらの方法も一長一短あると思います。
まず、顔見せのほう。
顔やゼスチャーが見えるので、会話が理解しやすいです。
また、相手の表情が見え、自分の表情が見せられるので、頻繁に気の利いた相槌などが打てなくても、ああ、今必死で考えてるんだなどと先生にわかってもらえます。
じゃあ、顔が見える場合、スカイプなどのオンラインレッスンと通常の通学レッスンで何が違うのか?
私は顔の見えるオンラインレッスンは利点はあっても欠点はないと思っています。
利点は、通学にかかる時間や手間を省略できるほか、先生の顔が比較的どアップで至近距離に来るので、口の形がよく見えます。先生の息遣いや口の開き方がよく見えるので、自分も気がついたら真似しています。
正直、ここまで顔を近づけて話してくれるのは、赤ちゃんに語りかけるお母さんぐらいではないでしょうか。通学だと、ここまで口の形をジロジロ見ることは不可能だと思います。
一方、顔が見えないほう。つまり、電話の会話のようなレッスンはどうでしょうか。
実は私はこちらも好きです。
表情や口の形が見えないので、当然難易度は上がりますが、その分耳だけに頼るので、リスニング力が鍛えられます。
しかも、相手の顔が見えないので、沈黙は厳禁です。何か喋るなりしないといけません。なので、頭フル回転です。
しかも、こちらはスッピンボサボサ頭でできるので、比較的夜の遅い時間帯などでも気兼ねなくレッスンの予約を入れられて便利。
オンラインレッスンを始めてまだ5週間弱ですが、私はこのような感想を持ちました。
なので、初心者はやはり先生が顔を見せてくれるレッスンがオススメです。
これは通訳のお仕事でも同じで、話者の顔が見えるのと見えないのとでは、やりやすさが違ってくるので、通訳者はなるべく話者の顔が見える位置にブースや自分の場所が用意されることを好みます。それだけ、音以外で得られる情報は我々が思っている以上に多いのです。話者の目線や間の取り方などから得られる情報はあります。
ちなみに、私が受けている「天天中文」は、顔見みせの先生と顔見せない先生の2種類が存在します。予約時にビデオカメラのマークが付いている先生は顔が見える先生です。
中国語のレッスンの場合、先生は中国各地にいて、ネットの通信具合により、多少会話に時差が生じる場合があります。テレビの中継のような感じです。その場合は、顔が見えるほうが安心かもしれません。