晴れ女のわがままジャーニー(人生も旅も)

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聊得来(話が尽きない)は語学に必須:語学レッスンの心得

毎朝3時間のオンライン授業をしてくれている中国人の先生はまだ24歳ですが、教え方もすごくいいし、何より一緒に話していてとても楽しい。

一方、私は40代。

こんなに歳が離れていても、こんなに会話が弾むなんてちょっと不思議だし、とてもラッキーなことだと思います。爆笑するときのツボも似ているので、ちょっと油断すると、話が止まらなくなってしまいそうで、3時間の授業はいつもあっという間です。こういうのを本当に

我们俩特别聊得来(liáo de lái(私たち二人は話が尽きない。)

と言うのだろうな。

聊得来は気が合って話題が尽きないことを言う表現ですが、この中国語の先生とは話が弾みまくります。会話が弾むおかげで、単語の印象がとても残るので、後になって思い出し易いです。

例えば、炊飯器という単語が出たとします(电饭煲)。普通はこれでふーんで終わるのかもしれません。しかしここで、例えば、中国ではどんな風にお米を炊くの?とか、中国人はお米に日本人のようなこだわりがあるのかを自分から先生に聞いてみるとかできれば、この「电饭煲」という単語にまつわる経験がひとつ違ったものになるのです。

良い先生なら、逆に質問をしてくれると思います。ちなみにこの話、私は最終的には炊かれた後のお米が寝ているとか立っているとか、そういう話にまで発展し、さらには踊り炊き機能の説明や特定の機能で炊かれた時のお米の気持ちを代弁したり(バカですね)しているうちに、中国のお米文化とそれにまつわる単語をかなり学べました。

 

この聊得来、語学では必須です。

なぜなら、語学は聴いて喋ってなんぼだからです。

でも、自分が「誰とでも聊得来」な性格でなくても心配する必要はありません。

聊得来でなければ、找话题(話題を探す)すれば良いだけです。

昔、韓国語のグループレッスンに参加していた時、先生に「昨日何をしましたか」と聞かれて、しばらく黙った後に「何も・・」と答えた生徒がいました。

私はこれはものすごくもったいないことだと思っています。でもクラスに7人ぐらいいれば、必ず2人ぐらいはそんな感じでした。

会話レッスンは別の言語でどう表現するかを学ぶ場です。上司に実務報告をする場ではありません。だから極論を言えば、レッスンで話す内容は嘘でも何でもいいと思っています。とにかく喋られればいいのですから。事実に忠実に報告しても会話レッスンでは何の得にもなりません。昨日やったことがなければ、逆に話題を用意しておく。インスタの写真を盛る暇があれば自分が話す内容を盛ればいいんです。内容は別になんでもいいし、事実から全くかけ離れたことを言うのが気がひけるのであれば、

「昨日は疲れて何にもしなかったけど、来週末にどこどこに友達と遊びにいく計画を立てたので楽しみです」

とか

「昨日はダラダラテレビを見たんだけど、その中でこれが面白かったです」

とか何でも言ってみればいいのです。

自分から投げたボールは必ず先生が返してくれます。その先生が返してくれるボールを拾えば、そこに学びが必ずあります。

私は韓国語を習っていた時(今はお休み中)は個人レッスンの時もグループレッスンの時も日常生活の中でこれを先生に言ってみようという材料をいくつか行く前に必ず用意していました

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レッスンの前に必ず材料を用意しましょう

要するにネタ探しです。別に面白い内容やパーフェクトな文を用意する必要はありません。大事なのは発言しようとする意欲です。自分が途中で言葉に詰まったら、先生が必ずそこをガシッと掴んで引っ張ってくれます。それができない先生は単純にダメな先生。自分を責める必要はありません。お金を払って習いに来ている自分はエンターテインされる側。人を笑わせる必要などなく、どしっと構えてたくさん発言して間違えたり成功したりすれば、あなたの語学経験値は上がります。

今は1年ほどお休みしていますが、1年前まで習っていた韓国語の先生もこれまた「聊得来」な先生でした。このS先生は私と同い年ですが、これまた教えるのがズバ抜けて上手な先生で、お金さえあれば一生ついて行きたい先生の鏡のような方です。

今年は中国語の年に決めたので、韓国語の勉強までは手が回りませんが、HSK6級を取れた暁にはまたS先生の授業も受けたいな。

そして、中国にも韓国にもまた遊びに行きたい。。。

 

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