お昼を食べるのも忘れてポンペイ遺跡を歩き回り、いい加減お腹が空き、空きすぎて死にかけ三分五厘でナポリへ向かいました。ベスビオ鉄道の路線図は以下の通りです。真ん中の耳みたいなのがベスビオ山で、その左側を縦に走っているのがベスビオ周遊鉄道ソレント線です。ソレント線上で赤丸してある下の出発地点(ポンペイスカビ駅)の右側にすぐポンペイ遺跡が広がっていました。
因みに、ポンペイ遺跡には主に2箇所入り口があり、ベスビオ周遊鉄道のポンペイスカビ駅のすぐそばと、旧市街に面したFS線トレニタリアのポンペイ駅近くの入り口とがあるのですが、私がこの日使ったのは入る時も出る時もポンペイスカビ駅側のほうです。
秘儀荘から道なりに出るとポンペイスカビ側に出ます。入り口より出口のほうが若干駅から遠く、5分ぐらい歩くと、もうそこは駅です。
よく言えば、昭和な、味のある駅です。
ただ、ひとつ違うのは・・・なかなかな装飾が施してあることです。
天井に最新のアートが。
朝アルテカードを買ったので、ここは切符の心配なくスルーで2番ホームへ。なんか反対側の下り(ソレント行き)にめっちゃ人いる。
ポンペイに来る時は電車じゃなかったので、めっちゃテンションあがる〜!
はーやく電車こないかな〜ルンルン
ん?
なぬ?
が〜〜〜〜ッッぁ!!
なんじゃこりゃ!
反対側の下に止まった電車を見てドン引き。。。
ここにも最新のアートが・・・
てゆうか、これ、やばいやつや~ん!
昔ニューヨークの地下鉄におったやつや~ん!
そう言えば、コロナがイタリアで猛威をふるい始めた頃、規則を守らないパーテーピーポーの若者に対して怒ったカンパニア州の某市市長が「家で卒業パーティーしてるという話を聴いた!火炎放射器持った警察を送り込むぞ」とブチ切れていたのを思い出しました。まだ見てない方はこちら↓
【家でプレステしてろ!】外出禁止を無視する呑気なイタリアの市民に、市長が続々とブチギレ動画を投稿!! (2020年3月27日) - エキサイトニュース
カンパニア州はナポリがある州。しかもこの市長、どう見てもマフィアだろ!って突っ込みたくなるんですが(事実は定かではありません)。
後で行ったフィレンツェで話したイタリア人は、ナポリは3人に1人がマフィアだなんて冗談を言っていましたが、そこまででなくても絶対スーツ着てそこら辺歩いていそう!
というわけで、ナポリ行きの電車が来たので、乗車。こちらももれなくグラフィティまみれ。
しかも、乗ってみて初めてわかったのですが、このグラフィティ、窓にまではみ出してます!よって、窓は外が見えるやつと見えないやつがあり、さらに清掃が行き届いていないので、かなり汚く、正直グラフィティなくても曇ってて外があんま見えんじゃないか!!!
運良くグラフィティがない窓際に。でもスノーケルでゴーグル曇ったまんまな感じ。。
あ〜これじゃー世界の車窓からができへんやんか〜T^T
しかもこの電車、アナウンスがあるのとないのがあり、しかも電車の電光掲示板は壊れているか、あっても、後日乗った時には「次の駅」の表示がご丁寧にひと駅ずつずれてて、地元民じゃなきゃ間違うわい!わしは旅人なんじゃーい!と叫びたくなりました。 しょうがないので窓の隙間から必死で外覗いて駅名確かめようとすると、コレ!!
見えへんし!爆!!
こんなもん読まれへん!というわけで、最初はちょっと焦りましたが、心配無用です。電車のアナウンスや表示が信用できない、駅名が見えない時は、GPSで自分の位置を確認できるからです。ここでも15ギガのSIMカードが大活躍。GPSで位置を確認して自分が行きたい駅に近づいたら降りればいいのです。
因みにアルテカードの説明のところで話していた切符の打刻機はこれです。
色こそ派手ですが、サイズが小さくてひっそりしているので、最初はわかりづらいです。その隣には英語で「スリに注意」と書かれた張り紙も。こちらのスリのテクニックは鮮やか。絶対に油断のないようにしなければなりません。
ベスビオ鉄道があまりにも突っ込みどころが多すぎて、長くなってしまい、今回もまたピザにはたどり着けませんでした。。
さっさとピザ食べに行かんかーい!
というわけで、⑧に続く。