晴れ女のわがままジャーニー(人生も旅も)

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イタリアひとり旅⑮【前半:南イタリア編】スパッカナポリの教会と芸術的なナポリの地下鉄駅

ピザで膨れ上がったお腹を引きずりながらどんどん歩いていると、スパッカナポリの一角に教会がありました。クローチェ通り沿いにあり、散策中に見つけてふらっと何気なく入った場所です。

下に出ている地図のルート通りには歩きませんでしたが、位置関係は以下の通りです。

教会の前には小さな広場がありました。この教会は後で調べてわかったのですが、ジェズ・ヌオーヴォ教会といいます。

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小さな広場

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教会の入り口

入り口はシンプルですが、中は外からは想像のつかない豪華で大きな空間でした。バロック様式の建築物で、壁の装飾や内装も素晴らしく、外のスパッカナポリの騒々しい雰囲気とはまったく違う落ち着いた雰囲気にビックリしたのを覚えています。

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なんだか立派な教会

天井のフレスコ画や豪華な装飾は必見です。

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祭壇もゴージャス

イタリアは敬虔なカソリックの多い国ですが、私はカソリックではないのでお祈りはしません。ですが、カソリック教会はどんな人でも広い心で受け入れてくれる場所です。

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荘厳な雰囲気

昔、通訳学校に通っていた頃、宗教がらみの用語が出てきた途端に訳がおかしくなるのは、宗教についてあまりに知らなさすぎるからだと先生に指摘され(欧米の演説では宗教がらみの言い回しをいきなりぶっこんでくる人が少なくありません)、まさに図星だったので、クリスマスに上智大学カトリック麹町聖イグナチオ教会で行われていたミサに勉強のために出向いたことがありました。ただ、その日は朝からとても忙しかったのにろくに休みもせずに急いでミサに行き、一番後ろでずっと立って話を聞いていたため、途中で急に目の前が真っ暗になり、倒れてしまいました(笑)!それだけでも相当恥ずかしいのですが、そこには多くの信者の方々がいて、一緒にいた夫の話によると、皆が一斉に駆け寄って助けてくれたとのことでした(汗)。意識が戻った時には、信心深いわけでもなく、ただ通訳の勉強がてら来たこの怪しい人間をストーブのそばに寝かせて介抱してくれている優しい方々がいました・・・。なんともみっともない話ですが、皆さんがものすごく優しかったのだけは覚えています。

ま、ふとそんなことを思い出してしまう教会ですが、イグナチオは作りがとても近代的な印象だった一方で、このナポリの教会は長い歴史が詰まっていそうな印象を受けました。

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入り口付近のフレスコ画がすごかったり

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バルコニーの装飾もなんだかすごい

この日は外はとても暑かったのですが、教会の中は少しひんやりした感じがしました。

 

ところで、ナポリの地下鉄の駅はどこも少し変わっています。ベスビオ周遊鉄道の駅について芸がないと散々けなしたのは記憶に新しいですが、ナポリ市内の地下鉄の駅はそれとは対照的に、芸術的で美しいです。台湾高雄の美麗島駅も綺麗でしたが、そんな感じで駅だけを見て回るのもアリかなと思います。アルテカードがあるので交通費は気にならないし。

これはトレド駅です。宇宙っぽい。

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トレド駅

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トレド駅

こちらはダンテ駅です。なぜか靴がたくさん壁に・・・。

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靴がたくさん鉄パイプに潰されている・・のか飾られているのかは謎

壁の文字もおしゃれです。ダンテ駅なので、ダンテの詩なんでしょうかね。

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なんて書いてあるんだろ・・?

最後はムゼオ駅。ムゼオは博物館という意味。博物館の中身が待ちきれずに駅に飛び出しています。レプリカですが。

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駅に彫刻が!この方はレプリカで、本物が国立考古学博物館内にいらっしゃいます

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黒いお方も外でお出迎え

これらはナポリ国立考古学博物館(Museo Archeologico Nazionale di Napoli)に置いてある物のレプリカです。というわけで、スパッカナポリを散策した後は、国立考古学博物館へ。

 

⑯に続く。

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