実はこの日(4日目)、サンテルモ城の前に訪れた場所がもう一つありました。それがナポリの王宮です。前に訪れたカゼルタ宮に行くのはちょっと面倒だし時間もない!という場合は、このナポリの王宮が行きやすくて見応えもあるのでオススメです。
【王宮へのアクセス】
電車で毎度おなじみナポリのガリバルディ駅まで行き、そこから地下鉄1号線に乗り換えて、ムニチビオ駅で降ります。
ムニチビオ駅からはヌォーボ城の前を通り過ぎた所にあるプレシビート広場を目指して歩きます。王宮はプレシビート広場のすぐそば。
なのですが、朝イチで9時入場を狙って行ったのに、入り口と思われる場所が閉まっていました。すっかり入り口と思っていた場所から入れなかったのでちょっと動揺。あれ、どこですかー入り口!?と建物の入り口を半周してみるも、全く入り口らしきサインもなし。休館日でないのは確かなのですが・・・。
仕方なく、プレシビート広場側からウンベルト1世ガレリア側に回って、駐車場の遮断機が下りている職員通用口のようなところに入ってみました。途中でガードマンに声を掛けられたらそのタイミングで入り口どこですか?と聞けばいいしと思っていたら、ガードマンおじさんにスルーされてしまいました。も〜う、、、なんだか今更戻って聞くのも変だし。。と困りながらそのまま突き進んでいったら、なんと中に入れてしまいました!!
これは一体・・・?
何が何だかよくわかりませんが、入れました。今思い返しても案内板など一切なかったように思うのですが。。。しかもあんなゴミ収集車しか通らなさそうな通用口から入っていいんかい!?
ま、よしとしよう。入場料は€3でした(通常€4)。
入り口ははっきりしませんでしたが、この王宮、めっちゃ良かったです!
最初にこの階段が待ち受けているのですが、もう素敵さ全開!ゴージャスな大理石の階段です。ここで結婚式したら凄そうですね。
そして、王宮内にはシアターが。
普通の劇場よりこじんまりとしていますが、このシャンデリアと合わせると・・・
“The pha-a-a-a-n-tom of the Op-er-a is here, inside my mind〜♪(オペラ座の怪人)
ってなんか聞こえてきそう。
余談ですが、[オペラ座の怪人]が大好きです。このシグネチャー曲よりも好きなのが"Point of no return"という曲。ロンドンや日本の劇場でも見たことがありますが、2004年に上演されたジェラルド・バトラーとエミー・ロッサムのオペラ座の怪人の映画版がとても素敵。ジェラルドの怪人役はハマっていて本当にすばらしいし、終盤のエミーの"Point of no return"は何度聞いても心をさぶられます。映画バージョンが気になる方はツベでも歌を聴けます。"Point of no return"で検索してみてください。
とそんな思いにふけっていると、このお部屋でナポリで初めて日本人に遭遇しました!
日本語の会話が聞こえてきたので、声をかけてみました。「所さん」の第一村人ならぬ第一日本人発見ということでなんだか嬉しくなり、そこでこのご夫婦と30分以上も立ち話をしてしまいました。このご夫妻はウンベルト1世ガレリアの上のB&Bに宿泊中。あちらも今回初日本人だということで、いろいろ現地の情報を交換できて良かったです。なかなか良さげなB&Bでお値段も高すぎないので、今度来たら泊まってみたいな。
ドアの雰囲気も王様って感じ。
王宮内の絵画も圧巻で見応えがあります。
カゼルタも良かったですが、ここも相当良かったです。
外観からは想像のつかない世界が広がっていて、入場料も通常でも高くないので本当にオススメでしたよ。
見学を終えて王宮から出たら、何とプレシビート広場側の正面口が開いていて、皆さん普通に入場されていました。朝早かったからまだ開いてなかっただけなのか?でも開館時間は間違っていなかったし、王宮内には普通に入れたのに。。。謎!
⑱に続く