今日は2020年7月23日。
コロナがなければ今頃東京は興奮に湧き上がっていたことでしょう。
東京五輪の招致の時には、ただでさえパンパンの公共交通機関が麻痺すると言って反対し、チケットの抽選にことごとく外れて、This whole thing is just riduculous!と逆ギレしていた自分も、勝手なもので、実は内心この日が楽しみで仕方ありませんでした。
なぜならこの日は、20年前に味わった感動をもう一度味わえる人生最後のチャンスだと感じていたからです。
オリンピック(五輪)はお祭りだ!
2000年9月、オリンピックの前からすでにその感動は始まっていました。
開会式に先駆けてシドニー各所で実施された前夜祭やフェスにはSavege GardenやVanessa Amorosiなどそうそうたるアーティストが集結して野外ライブを展開。ラッキーなことに私は昼間のリハの時にVanessaを見つけて、ステージ裏でサインまでゲット。
左がリハーサル中のバネッサ。
ご存じないかもしれないが、バネッサはパラリンピックの開会式でも歌唱したオージーの有名アーティストです。
お恥ずかですが、右側の怪しげな金髪メッシュ娘が私。
豪時代は近所の美容院のお姉さんが「あなたは色白だから絶対金色を入れたほうがいい」と言って譲らないので「ヘーイ、わかりやんしたー」とやっていただけで、特にこだわりはなし。
"Absolutely Everybody"と共に蘇る五輪の記憶
もちろんこの後の夜の本番ライブも前列(4列目ぐらい)で鑑賞。
Kiling HidiやSavege Gardenも手が届きそうで大興奮。
実は私はその直前までシドニーの大きな病院に入院し手術も受けていたので、担当医のバンカイリ先生からはあまり動き回るな!との指示が出ていたのですが、血栓予防のタイツを両足につけたまま(これ意外に結構苦しい)病み上がりで参戦し、若気の至りで完走。今でもVanessaの"Absolutely Everybody"(知らないか・・?)を聴くとオリンピックを思い出すほどです。
今でもこの動画を見ると、当時の感動を思い出してジーンとしてしまいます。
花火の様子も映っていて、20年前の熱気が蘇ってくるようです。
Everybody needs a little lovingEverybody needs somebody thinking of themEverybody needs a little respectAnd whatever it takes, I’m gonna get it (Absolutely Everybodyより)
この歌詞を口ずさむと、青春時代を思い出します。
この後、別の会場(タウンホール会場)のChristina Anuのライブにも駆けつけ、翌日から始まる人生初めてのオリンピックに胸を躍らせました。
これ⬇︎はオリンピックの時の花火。望遠機能なしの銀塩カメラで撮ったのでしょぼいですが。。。(上の動画の花火の方が全然綺麗)
こうして2000年の春、私にとって一生忘れられないシドニーオリンピックが幕を開けたのでした。
②に続く。