ベスビオ山(ヴェスビオ山)の登山口に到着。
売店や小さなお食事処もここに集まっています。これを逃すと山頂付近までは何もありません。
とはいえ、朝一番でお腹も空いておらず、素通りして出発。Andiamo!
私は登山はほぼしないので、山を語る資格はないのですが、ちょこっと紹介すると、この山は足元がツルツル滑ります。なぜなら、足元の土がほぼ火山灰のような砂だからです。なので登るなら滑りにくいゴム靴が良いと思います。ちなみに私は普通のアディダスの白いスニーカーで登りましたが全く問題ありませんでした。
いざ登り始めると、ベスビオ山はなぜか イタリア人観光客や欧米系ばかりで、アジア人が全く見当たりませんでした。理由はわかりません。欧米人の方が山登りが好きなの?
山道もなだらかで、山登りが嫌いな私でも坂道感覚で登れます。
気合が入りすぎてどんどん人を抜いてく。
見晴らしも良好で、眼下に見える隣の山の尾根がなんだか風の谷のよう。
日差しはけっこう強かったけど、朝の登山はとても気持ちのいいものでした。
履こう、履こう、鬼のぱーんつ〜♪ 履こう、履こう、鬼のぱーんつ〜♪
(⬇︎前回のお話⬇︎)
しばらく登ってふと振り返ると眼下にはナポリの街と海が!あのどこかから、イタリア到着以来いつも眺めていたこの山に、今登っていると思うと、自然にテンションが上がります。
もうすでに絶景。
ずんずん登り進んでいくと、反対側の海も見えてきました〜(下)!右に向かって細長く伸びている一番右の先が前日に行ったソレントです。
遠くがモヤっとしていますが、うっすらと雲海みたいできれいな朝でした。
40分ほど上がると頂上の入り口に到着。歩く速度にもよると思いますが、キビキビ上がるとこれくらいでした。もう少しゆっくり景色を堪能しながら歩いても、ここまでは1時間もあれば十分でしょう。足元が滑る以外は楽な山で、私にぴったりでした。
小さな売店があり、お土産などを売っていました。
ここからは噴火口の周りを歩きます。この柵の向こうに大きな穴が!
おお〜!
生まれて初めて火山の噴火口に来ました!巨大です。こんな大きな穴から火を吹いたのですから、ポンペイの街が灰に埋もれてしまったのも分かります。写真ではサイズが分かりづらいですが、パソコンでこの写真を見てくださっている方は、カーソルの矢印をそっと火口の上に置いてみてください。人のサイズがちょうどそれぐらいです。
ここからさらに登ることができます。
するとまた違った角度から噴火口を臨むことが可能です。
お釜の中は黒い岩がゴツゴツしていて、空が青い。
噴火口の周りは平坦ではなく登ったり降りたりしながら巡るので、ベスビオ山とナポリと海が一目で見られるこんな景色も見ることができます。
写真の先からは反対のポンペイまで見えます(下)。こちらはちょっと霞んでいますが、これはこれで美しい。
ベスビオ登山の醍醐味はこうした清々しい絶景が観られることです。簡単に登れるのに達成感が半端ない!こんなお得感のある気持ちのよい登山はないです!
ナポリやポンペイを訪れる機会があったら是非訪れてみてください!
景色がサイコーです!!!
超オススメ★★★★★
登山日和で空気が美味しい朝でした。
㉓に続く。