晴れ女のわがままジャーニー(人生も旅も)

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イタリアひとり旅㉔【後半:トスカーナ編】フェラーリ特急「イタロ」のプリマクラスに乗ってフィレンツェへ

南イタリア編】が思いのほか長くなってしまい、気づけばこの「イタリアひとり旅」も連番で㉔に相成りました。これでも、途中をかなり縮めたんですが・・・。

さて、今日からは後半編です。

後半は気を引き締めて、もっと端折っていきたいと思います。

9月30日、1週間を過ごしたポンペイを離れ、北に向かうため、宿を出発。

まず、いつものベスビオ周遊鉄道にスーツケースを持って乗り込み、ナポリに向かいます。

お昼過ぎの列車に乗るので、朝は比較的ゆっくりとでき、ラッシュも回避できました。

車内は日本の通勤電車より狭いですが座れました。

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壊れたスーツケースを携えてベスビオ周遊鉄道に乗ります

1週間も毎日乗ったら、もう既に通勤感覚なのですが、ガリバルディに着いた時、他の人が降りてから降りようとのんびりしていたら、隣の髭のおじさんが「ナポリに着いたよ」と教えてくれました。

イタリアの殿方ってフレンドリーで優しいです。

さあ、ここからがまた戦い!?(冗談です)

ナポリ駅に着いたら、電光掲示板に自分の予約した列車を探します。

私は12:25出発の9932にトリノ行きに乗ってフィレンツェに行きますが、なんと!!!!

もうホームが決まっていました!(下写真の電光掲示板の上から2行目)

ありがたや〜。

よ〜いドン!的なのはどうも苦手。

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自分の列車のホームが点灯するのを待つ

電光掲示板の一番左にもありますが、今回私が乗るのは私鉄のItalo(イタロ)です。

イタロの親分はフェラーリの親分ということで、イタロは「フェラーリ特急」などとも呼ばれています。

予約はウェブ上で簡単にでき、チケットをスマホで表示できるので便利です(下写真)。

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スマホのチケット(個人情報は消しています)

イタロには座席が何種類かあります。

私はPrima(プリマ、1等席にあたる)クラスを選びました。

ウェブでの予約の仕方や座席クラスなどはものすごく良くまとまったサイトを見つけたので、以下にリンクを貼っておきます。

私は4号車の1番の座席。

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右下の黄色のところが自分の席

1番にしたのは、隣に人がいないからです。

また、荷物を上に上げる自信がなかったので、すぐそばに置けそうなこの位置にしました。

案の定、1番は座席のすぐ後ろにスーツケース(私の59リットル)がすっぽり入るスペースがあったので、私はそこにねじ込みました。

自分の座席のすぐ後ろなので、誰かに取られることはなさそうですが、私は用心深いので、どんな時でも長めのチェーンロックを持ち歩いており、この時も近くのバーにスーツケースをロックしておきました。

こんなもんペンチで切られたら終わりですが、大事なのは盗人に対して「あたしゃ用心してるんだよ!あんたこそ火傷しないよう気いつけな!」という姿勢を見せることです。

盗人もできるだけ成功率を上げたいので、用心深い人をターゲットにはしません。

盗人に舐められない姿勢を維持することで、私はこの人生、アフリカや南米を含むどの国でもまだ一度もスられたことさえありません。

イタロもトレニタリアも車内に荷物置き場はありますし、私のスーツケースのサイズであれば、みんな座席上に上げていたのですが、女子1人でスーツケースをエイヤーと持ち上げる自信がなかったので私はこの席にして正解でした。

 

さあ、ここからはリアル『世界の車窓から』で〜す。

まずはイタロはんと初対面。 

さすが「フェラーリ特急」とも呼ばれるイタロはん、のっぺりした貴族顔。

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イタロの顔

横顔もスマートでやんす。赤色がちょっとダークがかったところが高級感ありますね。

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横顔

よーし乗るか。よいしょ。よいしょ。

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よいしょっと

外国の列車のあるあるですが、段差があります。

日本みたいにスマートなホームに作られへんのかなといつも思ってしまいます。

でも、私は1番座席なので、よいしょっと入った途端に座席発見!

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4号車の中

うほほっ、うほほっ、座りました〜!グレーと赤がフェラーリっぽい〜!?

座り心地は良かったです。

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座った

乗るとすぐに車内サービスが始まりました。

車内サービスとか機内サービスってなんか来るまでが、そわそわしますよね。

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車内サービス

かっこいいお姉さんがやってきてコーヒーを入れてくれました。

飲料はコーヒー、紅茶、ジュースなどから数種類から選べます。

お菓子も無料で付いてきました。

こちらも数種類の中から選ばせてくれます。

私はパイっぽいものをゲット。

あとはただ田園風景を眺めながらぼーっと乗っているだけです。

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車窓から

と思っていたら、途中でちょっと焦る出来事がありました。

この列車はナポリからローマを経由してフィレンツェに行くのですが、途中のローマで停まった時、事件はおきました。

事件と言っても私の中で勝手に起こったんですが・・。

ローマに着いた後、新たなお客を乗せて再び出発したイタロはん。

なんと後ろ向きに進み始めました。

これは反射的に焦りました。

まさかナポリに戻っているのではなかろうかと・・・もちろん杞憂でした。

でも、前向きに乗っていた列車が後ろ向きになる時って、日本だと折り返しの時だけじゃないですか。

後で分かったのですが、ローマは通過タイプの駅ではなく、フィレンツェ同様一旦入って出るシステムなので、イタロはんは、頭からローマに突っ込んで、出るときはお尻から出たという訳です。

も〜先に教えておいてくれ・・・心臓に悪いわ!

 

㉕に続く。

 

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