おじさんち2日目は、イタリアに来て初めての雨となりました。前日までかんかん照りの夏真っ盛りみたいな陽気だったのに、気温もググーンと下がって肌寒い。
おじさんは朝が弱いらしく、起きてくるのが9時ぐらいなので、滞在中、私は8時に起きて勝手にガサガサ台所をあさってヨーグルトの飲み物を飲んだりしていました。イタリアの飲むヨーグルトもあっさり味でなかなかイケます。
幸い、与えられた部屋は広くてこざっぱりしており、バストイレも小さいながら自分専用なので、朝でも夜でも自由に使えて嬉しい限り。
内装は綺麗にリノベされてる模様。悪くないだろっ。
イタリアはそれまでずっと雨が降っていなかったそうで、カルロおじさんは、「恵みの雨じゃ〜!」と歓喜していました。でも、これはつかの間の喜び。なぜなら、私の3週間のイタリア滞在中に雨が降ったのはこの日と別の日にちょっとだけだったので。すまんのぅ、爺さんや〜〜わしゃ晴れ女じゃ〜。
ただ、この日は本当に寒く、カルロおじさん、なんと暖炉に火をつけてしまいました!
冬か!と突っ込みたくなりましたが、この日は確かに寒かった。けど、確か数日前にポジターノのビーチでみんなが泳いでいるのを見たような。。
時を戻そう。ヒュー。
とにかく、暖炉の炎が良い感じです。
こんな日は家でぬくぬくとのんびりしていよう〜ということで、荷物の整理をしたり、おじさんとチェッカーゲームをやったりしました。
でも、人んちで初めてやるゲームをやって、ゲームの持ち主に勝てることなんて、まずないですよね。やる前から嫌な予感はしていましたが、案の定、教えてもらいながらやるものの、ジリジリと惨敗が続いて気分はサゲサゲに。ハンデをつけてはくれましたが、勝てるわけないし。一方、カルロおじさんは存分に力を発揮し、高いIQを披露できて嬉しそう。私は初めてなんですけどね〜・・。
まあ、ホストが喜んだのだから良いか。
これも仕事のうちっと。
ところで、この家での私の仕事は
お掃除と庭仕事と料理の手伝い
という約束でした。
Workawayでは1日に3〜5時間の労働を提供するのが一般的です。
このお家の場合は、1、2時間ぐらい掃除機や拭き掃除(毎日ではない)と、庭仕事やお料理を2時間ぐらいやったかな。でも、料理なんて苦しゅうないし(主婦だし)、普段できない庭仕事も楽しく、掃除は屋敷が少々広いので時間はかかるものの、嫌いな作業ではなかったです。
その代わりに、ここではプライベートが保てる一人部屋と専用バストイレ、1日3食が提供されました。
仕事のない時は自由にしていていいので、ネットをしたり、ハガキを書いてみたり、おじさんと一緒に映画を見たり話したり、言語を教えあったりしました。
おじさんは元科学者で、日本にも何度か国際会議できたことがあるため、日本にとても詳しくて驚きました。今でも屋敷の一番奥に立派な書斎を構えて、たくさんの本を読んでいるようです。
ここで1週間のんびりする予定。
㉗に続く。