カルロおじさんは、毎週1回か2回のペースでフィレンツェの図書館に通っています。この日もおじさんがフィレンツェに行く日だったので、朝から一緒に連れてきてもらいました。そう、今日はオフの日です。ワークアウェイにはオフの日が必ずあります。ホストによりますが、3日働いて1日休みだったり、5日仕事して2日オフだったり。
車を停めて、有名なドォモのある「サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂」の辺りまで連れて行ってもらいました。
フィレンツェの街は屋根のない博物館と言われるだけあって、途中の道端で、様々な石のお方に遭遇しました。ローマもそうですが、ぼんやり歩いていると、いきなり現れる系です。(フィレンツェの街の様子はまた別の回で詳しく書きます)
おじさんとゴスと歩くこと十数分ほどで中心部に到着。
わ〜、ちょっと感動!これが夢に見たドォモかぁ〜! 何年越しだろ。小説『冷静と情熱の間』を読んでからだから20年弱だ〜。
おじさんとはここで一旦バイバイし、おじさんとゴスは図書館へ、私はちょっとブラブラすることに。一通り、「サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂」の周りをぐるぐるして、観光客の多さに圧倒され、さらに、大聖堂やクーポラに入場するために並ぶ行列の長さに目が点になりました。これは・・・今日は入れそうもない!この状況で、「順正」と「あおい」(「冷静と情熱の間に」の登場人物)はどうやってクーポラに登ったのか!?絶対登れないだろ〜!
そんなわけで、この日はドォモは諦めることに。いろいろブラブラしてみて、とりあえず満足したので、持ってきていたハガキを日本に出すために切手を買うことに。
国際郵便がいくらかわからないので、とりあえず郵便局に行ってみることに。グーグルさんで調べると、近くにありました。
行ってみてちょっとびっくり。郵便局がかなり大きくて重厚感あり。勝手がわからず入り口付近で挙動不審になっていると、さわやか系のお兄さんが声をかけてくれた。どうやら番号をとって待つシステムらしい。
この郵便局は無駄に大きくて、各種窓口があるので、外国人にはわかりにくいです。趣は完全に銀行(欧米の)。しばらく待って、番号を呼ばれたので行って「ニホンマデ、オクルヨ。キッテ、オネガイ シマス」と片言のイタリア語で告げたところ、「キッテハ、アチラデス」じゃなかった「切手はあちらで購入が可能ですのでどうぞ」と雑に案内され、その先で切手を購入し、無事郵便局の前にあったポストへ。
どっちに入れるのかよく分からないけど、左は「市内行き」と書いてあるので、右側と見極めて投函。後でちゃんと両親にハガキが届いていたので、正解だったようです。
そうこうしているうちに、気付いたらカルロおじさんと合流する時間になってしまっていたので、走ってドォモに戻って、おじさんと遅めのランチに。おじさんが行きつけのベジタリアンレストランに連れてきてくれました(おじさんはベジタリアン)。
雰囲気のあるお店です。中は遅い時間帯でもとても繁盛していました。イタリア人ってお昼も夜も食べるのが全体的に遅いように感じます。私はベジタリアンラザニアとチョコレートケーキを注文、おじさんはスープとパンを注文しました。お茶はローズヒップティー。
ほうれん草がたくさん入った、チーズが濃厚な美味しいラザニアと、アラフォーには甘すぎだけどクリームを絡めれば食べれなくないチョコレートケーキを平らげました。
そして、帰りもやっぱりカルロおじさんの暴走車に乗って帰宅。おじさん、一体どんだけ飛ばすんだ〜!おじさんに「早い、早い、気持ち悪い〜」と言うと、「じゃあ。」と一瞬スローダウンはするものの、気付いたら元のスピード。
怖いわ〜おぇぇ、おぇぇ
でも、憧れのフィレンツェに連れてってくれて、ありがとでした。
㉙に続く。