新型コロナウイルスの第三波が押し寄せていますが、いかがお過ごしでしょうか。
旅の思い出を振り返るのにコロナは全く関係ありません。ついでに言えば、いつから海外に行けるようになるのかも、お天気も関係なし。
私は黙々と書き続けます。
さて、前回の続きですが、イタリアで買ってよかったお土産1位はチーズです。
5位から4位はこちらから⬇︎
チーズのような生鮮食品って、海外で売っていても食べきれないからって諦めてやしませんか?でも、その必要はありません!
イタリアの市場などにはありとあらゆるチーズが売っています。日本ではなかなかここまでの種類から一度に選べることはないでしょう。
第1位:チーズ
フィレンツェの中央市場にはありとあらゆるチーズが売られています。
中でもペコリーノチーズとパルミジャーノチーズは用途が広いので、お料理を習っている時から絶対買って帰ろうと決めていました。日本の成城石井やカルディでも、もちろんいいものが手に入りますが、コスパが悪いですよね。
フィレンツェでは上の写真のお店で2種類のチーズを買いました。どのチーズか迷ったら、この2つを買っておけば色々料理に使えます。
1つ目はペコリーノチーズ。
ペコリーノにも種類があるようで何が欲しいかと聞かれたので、逆にお店の人にパスタに合うものを尋ねたところ、ロマーノだと言われました。それで、ペコリーノロマーノを買ったのですが、なるほど、パスタにかけるとよく合います。
パスタにかける時はフワフワにおろして使うのがお勧め。私はマイクロプレインのゼスターグレーターを使っています。イタリアでこれを覚えて、使い始めたのですが、これを使うと、極細でフワフワのチーズが簡単に出来上がります。レストランのような本格的な味わいになるし、とても使い易いのでめちゃめちゃオススメです。
ところで、チーズを買って帰る時は、必ず真空パックにしてください。
真空パックにしてもらうと、匂いもほとんどなくなり、常温保存でスーツケースに入れて持って帰れるので、すべての問題が解決できてオススメです。
真空パックはイタリア語でsottovuoto(スットブオト)と言います。イタリア語クラスの先生が教えてくれました。
チーズが空にすっ飛んで舞い、音を立てて爆発する場面を思い浮かべてみましょう。そう、「スっ飛ぶ音」です。ハイ簡単です。覚えました。
と、ここまでは準備万端で、お店の人に得意げに「ペコリーノロマーノ、スットブオト!」と叫んだのは良かったのですが、肝心なことが抜けていました。イタリアでチーズを買う時の注意は、日本と違って重さで聞かれることです。私は1回目の時は、重さと見かけの大きさがまだ頭の中でリンクしていなかったので、何グラムとは答えられず、自分の両手の拳を突き出して 「これくらいください」と言ってしまいました。
ナッツのとき同様に出川イタリアンを発動すべきだったのでしょうが、お兄さんが若干イケメンだったこともあり、恥じらいが生じました。ただ、カッコよく言ったつもりが、私の拳を見たお兄さんは「フフっ」と苦笑していましたが(泣)。
2つ目は、パルミジャーノチーズです。パルミジャーノレッジャーノは熟成期間によって、値段が違います。熟成期間が長ければ長いほど値段が上昇。
あまり安すぎても高すぎても怖いので、熟成期間がほどほどのもの(24か月ぐらい)を下の写真の大きさで買うと、€9.80でした。 やっす。これだけあれば、かなり持ちます。
これ、すごく美味しかったです。パルミジャーノは用途が広いですが、私はよくスライスしてサラダに入れたりもしていました。㊿で紹介したグレープフルーツのサラダに薄くスライスして入れるとよく合います。
帰って真空パックを開けてからは、チルドに入れて使うときだけおろしたり切ったりして使いましたが、半年くらいは余裕で持ちました。
イタリアでチーズを買うときは、是非、スットブオト(スッ飛ぶ音)!と叫んでから買ってみてください。
(53)に続く。