晴れ女のわがままジャーニー(人生も旅も)

自由人です。やりたいことをやります。まず、やってみる。

養成講座に行かずに『日本語教育能力検定試験』に3カ月半で合格した方法を詳しく書きます

前回お伝えした通り、昨年10月に受けた日本語教育能力検定試験に合格しました。

この試験を受けようと思い立ったのが2020年の7月に入る直前

まずやったのが、これから3カ月半で合格できそうかどうかをネットで調べるということでした。

それで、ネットで3カ月で合格したという人がいたので、なら大丈夫ということで勉強を始めました。

私は420時間養成講座に行かなかったので、同じ目標を持つ同志が近くにいませんでした。独学するにしても、ゼロから何をすればいいのか・・・?と思っている私のような方のために、私がやった試験の準備を公開したいと思います。

いろいろな準備の仕方があると思いますが、私はここに書いた方法で3カ月半一人で勉強し、初回受験で合格することができました

420時間養成講座に行かなかった理由

日本で日本語を教えるには、420時間養成講座を修了しているか、日本語教育能力検定試験に合格しているかがほぼ必須条件と言えます。でも、私は養成講座には行きませんでした。理由は・・・単に受講料が高かったからです。養成講座の受講料は学校によりますが、6カ月で平均50万円ほど。私には高く感じました。ただ、養成講座は、教育実習ができたり、同じ目標を持った仲間が得られたり、就職活動に有利な情報が得られたりするので、10万円くらいなら行きたかったです。

合格までに費やした学習時間

試験までの学習時間は合計約292時間です。毎日何分学習したかを細かく記録しました。これはこの試験に限らず、中国語など他の勉強でもやっていることです。語学は、自分の進歩がなかなか感じにくい時期が必ずきます。その時に自分の努力の足跡を数字で確認できるようにしておくことで「自分はこれだけやっているんだから、絶対大丈夫」と思えるようにしておくのが私の学習スタイルであり、こだわりです。この方法だと、やればやるほど自信がつきます。それに、時間を計ってやると、集中できる上、他のことをやりたくなっても脱線せずに済むことが多いです。292時間の内訳は一番最後に載せました。

受験までに掛かった費用

ユーキャン日本語教師養成講座  59,000円

通信課題の切手代 83円✖️9回=747円

日本語教育能力検定試験 合格問題集(赤本)3,278円

過去問4回分 1540円✖️4冊=6,160円

日本語教育能力検定試験 願書 400円

日本語教育能力検定試験 受験料 10,800

願書送料(特定記録郵便) 203円

合計 80,588円

費用は8万円強で抑えることができました。私が運が良かったと思うのは、東京に住んでいるため、試験のための交通費や宿代がかからなかったことです(厳密にはPASMOで交通費を払ってます)。

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願書は有料ーお財布に優しくない試験です

詳しい勉強内容と手順

私が使った教材は大きく3つです。

ユーキャン日本語教師養成講座  

日本語教育能力検定試験 合格問題集 第3版(赤本)

日本国際教育支援協会が出している過去試験問題4冊(平成28、29、30、元年度の4回分) 

有料のものはこれが全てです

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受験のために購入した有料教材

このほかに、空いた時間にウェブ上の問題を解きました。

勉強方法と順番

1.ユーキャンの日本語教師養成講座で基礎を固める

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ユーキャン日本語教師養成講座のパンフレット

選んだ理由

最初から一人で参考書だけ読んでもきっと頭に入らないので、私にはナビゲーターが必要でした。ネットで通信講座を調べたところ、数社が出てきました。私がユーキャンを選んだ理由は3つあります。

選んだ理由その1)テキストが解りやすい

昔、証券外務員を受験するのにユーキャンの参考書(通信講座ではない)を使って、とてもわかりやすかったことが印象に残っていました。ユーキャンの教材の好きなところは、文字の大きさ、フォント、配置、色使いが、勉強のやる気がない人(←私)にもやる気を起こさせるとっつきやすい感じであるところです。私は参考書を買うとき、内容はもとより、まずフォントや文字の大きさが気に入らないと絶対に本を開かない性格なのですが、ユーキャンはその点を全てクリア。しかも毎回、課の最初に何を勉強するのかを明記し、興味がわくように誘導してくれます。掴みがしっかりしているので、その後何を考えながら読んでいけば良いかがはっきりた状態で進められます。私のようなトップダウン型の人には向いている教材だと思います。それに、私は脳みそが子供なので、そうゆう細かい配慮があるだけで本当にやる気になってしまいます。「40代の大人が何を言ってるんだ」と馬鹿にされそうですが、ページにイラストがあるだけで、勉強のやる気がアップする単純な脳の構造の持ち主です。

選んだ理由その2)教材の量が少ない

量は多いほうがいいと思う人のほうが多いかもしれません。でも、私が必要としていたのは、日本語教育能力検定試験や、日本で日本語を教えるに当たって知っておくべき概要を勉強しやすい順でナビゲートしてくれるものだったので、マニアックな知識は必要ありませんでした。細かいところまでどうせ覚えられないですしね。さらに、通信教育はやり遂げることに意味があります。量が少なくコンパクトにまとまったこの教材であれば一人で完走できるのではないかと判断しました。

選んだ理由その3)受講料が安い

たった59,000円で一通り勉強ができます。これ以上安い通信講座は見つかりませんでした。

教材の内容

テキスト5冊試験対策問題集3冊添削問題集1冊(9回分)がセットです。添削課題のうちの2回は記述問題の添削をしてくれます。最後の添削課題は総合実力診断テストになっています。また、ウェブサイトに各課ごとのウェブテストがあります。質問もウェブから可能。私も何度か活用しましたが、丁寧に答えてもらえました。

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テキストはこんな感じ(ランダム)

テキストは最初にざっとテキスト5まで通しでやり、赤本をやりながらもう一度丁寧に再度全て読み直して、重要事項をB5サイズのバインダーにまとめました。赤本で新たに出てきたことや過去問で得た情報なども全てここに追加していきました。このノートはとらの巻として試験直前まで会場でも使用しました。

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とらの巻を作る
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ピンクの付箋や赤字は後で書き足したもの
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カラフルな付箋で見出しもつけました
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敬語の部分などは試験の休み時間に見直しました

試験問題集と添削課題は試験までに最低3回ずつ解きました何度かできなかった問題も試験までには全て潰しました。添削課題はかなり親切な解説と共に返却されるので、それを見ながら復習するだけです。

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返却された添削課題の解答と解説

添削課題は提出した後、いつ返却されるかウェブで確認ができます。

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添削課題提出状況が確認できます

ちなみに、最後の総合実力診断テストは、合格点に達しない場合は再提出となるようです。

量は少ないですが、ウェブテストも一応あります。

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ユーキャンのウェブテスト

私はユーキャンの通信講座を受けましたが、それさえ受けずに参考書だけで合格された方もいらっしゃるようです。ただ、私にはユーキャンの講座がドハマリでした。日本語教育能力検定試験はとにかく出題範囲が広いので、 まず概要を掴んでから詳細を詰めていくやり方にしたい方にはオススメです。教材も申し込んでから速攻数日で届いたので、すぐに学習を開始できました。私は入り口をユーキャンにしたおかげで、順調な滑り出しができたと思っています。 

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でも、添削課題の封筒に切手を貼るのが面倒
2.合格問題集(赤本)を解く

ユーキャンの問題で基本を押さえたら、次にいわゆる赤本に移ります。こちらの問題はユーキャンの問題よりもさらにカバー範囲が広い印象でした。

この問題集には3回分の模擬試験に加えて、特別講義としてさらに1回分の聴解試験と記述問題3問が入っています。日本語教育能力検定試験ではかなりテッパンの問題集のようです。難易度はユーキャンよりも難しく感じましたが、この本でユーキャンで言及されなかった内容をカバーすることができたので、良かったです。解説もかなり詳しいので、無駄がありませんでした。記述問題に関しては、ユーキャンの詳しい教材で既に勉強してから取り組んだのですが、ユーキャンとは若干アプローチが違うようでした。一瞬戸惑いましたが、両方のアプローチを頭に入れておいて、本番でどちらを使うかを決めればいいと思います。
この赤本も3回ずつ解いた後、正解できなかった数問は最後の一問まで試験までに潰しました。
3.過去問を解く

私が最後に取り組んだのが過去問題です。過去に受験された方が過去問はやはり解いておいた方がいいとアドバイスされていたので、最初に2冊購入して解き、時間がまだあったのでさらに2冊を購入、計4冊分を3回ずつ解きました。もちろんこちらの内容で間違えた部分も、とらの巻に随時記していきました。

ご存知かもしれませんが、この過去問、解答はありますが解説は一切ありません。でも安心してください。日本語教育に詳しい先生方がブログに解説を載せてくださっているので大変助かりました。

私が主に利用したのはこちらのサイトです。

ここで、ユーキャンの講座との併用を考えている方への注意があります。

ユーキャンの添削課題は、令和24〜28年度の本番の試験を基に作成されています。ですので、私はそこに注意せずに28年度の過去問を購入してしまったのですが、問題がいくつかかぶっていました。ですので、ユーキャンの講座を受けて、過去問も解く場合は、29年度以降の問題を買ったので良いと思います。

また、過去問題集は試験直前になると売り切れることがあるらしいので、余裕を持って試験の1カ月前ぐらいには揃えておくことをお勧めします。

あと、試験問題は必ずマークで塗りつぶす練習も何度かしておくことをお勧めします。私は各問題につき1度はマークでやって、あと数回はノートに数字を書くだけにしました。問題Ⅰと問題Ⅲはいいのですが、問題Ⅱの聴解問題は問題記入の時間が意外と短いので、塗る練習をしておいた方が無難です。

ちなみに肌感覚ですが、年を追う毎に問題が難しくなっている気がします。本番が一番難しかったことは言うまでもないですが。笑

4. ウェブ上の問題を解く

ありがたいことに、ウェブ上には様々な無料の問題があふれています。時間が許す限り、私はこれらの問題を解いてみました。

古いのですが、問題数がたくさんあるので、気が紛れるし、隙間時間にできます。

過去問の解説もある上記サイトにも先生の自作問題がありました。

こちらの聴解問題も利用させていただきました。

学習時間の詳細

最後に、2020年7月5日から試験当日の10月25日までにどのような勉強をしたかを記録したものを公開します。私はこの期間中は専業主婦だったため、292時間という学習時間が確保できましたが、この試験を受ける多くの方が、お仕事をしながら、もしくは大学や養成講座に通いながら試験勉強をすると思いますので、あまり参考にはならないかもしれません。ですが、300時間弱の学習時間で合格できたことは事実なので、この300時間を半年や10カ月に分散して準備する参考になればと考え、公開することにしました。

年末にオンラインの日本語教師に登録しました。多くの生徒さんに出会えるといいです。

この記事が今年受験される方の参考になれば幸いです。

是非、合格を勝ち取ってください!

 

 

 

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