晴れ女のわがままジャーニー(人生も旅も)

自由人です。やりたいことをやります。まず、やってみる。

【英語・中国語学習】もうテキストは買わない!リスニング力・会話力アップには、ラジオ講座の「テキスト無し」学習がオススメな理由

耳と口を鍛えることは

語学で大切な要素の一つです。

ラジオ講座iTunesの語学講座は

そのトレーニングをする良い方法です。

 

と書き出しはちょっとカッコ良いのだけど・・・

実のところ

あたくし

テキストを買うのがもったいなくて

ウェブで会員になってお金を払ったりするのが面倒

というのが一番の理由で

ラジオやiTunesの語学講座は

文字解説を一切買わずに

利用しています。

 

でも

これが結構勉強になります。

だから

なんでもモノは活かし方次第だなあとほくそ笑みながら

他の方にも是非試していただきたく・・・

 

但し、コツがあります。

でも、その前に

テキスト無しだと良いことがたくさんあるので

まずはそれを紹介

 

テキスト無しで語学講座を聴くメリット

1.テキスト無しでネイティブとの言語交換以上の学びと気づきを実現

言語交換をしたり、ホームステイをしたりしたことがある人は分かると思いますが、

ネイティブと会話をしていると分からない言葉がたくさん出てきます。

ある程度は「それってどんな意味?」と聞き返せても、

中級ぐらいまでは、会話の全てを把握するのは無理なのです。

 

そう、ネイティブとの会話は文字として見えないんです!!!

 

当たり前のことですが、忘れていませんか?

そして、この「見えない」という事実が大事です。

 

テキスト無しで聴くということは

文字が「見えない」という実際の会話やリスニングと同じ状況を作り出すということです。

 

よく、ネイティブと言語交換をして語学力をアップさせたいというのを耳にします。

確かにそれは一つの学習方法です。

一見、ネイティブとタダで会話練習ができて素敵と思いがちです。

ですが、言語交換って思ったより難しいんです。

なぜなら

相手も自分もプロの教師ではない場合がほとんどで、しかも

相手のレベルと自分のレベルに差がある場合は

どちらか一方の言語に偏りがち

そして一度言語が偏ると

もう片一方の言語に戻すタイミングが難しい

なぜなら両者ともプロではないからです。

 

私はオーストラリアの高校教師の免許を持っており

さらに日本の某有名英会話学校でTOIEC対策や会話トレーニングを担当した経験もあり

昨年には日本語教育能力検定試験にも合格しましたが・・・

それでも

めちゃくちゃ仲良しの友達でもない相手と

教えるのでもなく 教わるのでもない

中国語のエクスチェンジをして思ったのは

言語交換って難しい!でした。

相手との相性もありますしね。

それならむしろ、全く日本語が話せないネイティブの中に飛び込む方がマシとさえ私は思っています。

👉言語交換(エクスチェンジ)については別のブログで書きます。

 

その点、ラジオ講座などは違います。

常に自分の学習言語で話してくれる上

上手な解説までついてきます

わからない部分を聞き返すことはできませんが

洗練された無駄のない会話の例文をたくさん出してくれるので

リスニングの練習にはぴったりだと思います。

何しろ言語交換とは違って無駄がない

相手に気を使わなくていいんです。

 

2.敢えて必死にならざるをえない状況を作り出せる

昔、日本に帰国して通訳になろうと決めた時に、話を聞きに行ったある通訳学校の先生がこんなことを言っていました。

"リスニングを強化したいならテキストのある教材を使わないこと"

一瞬「ゲッ」って思いました。

その先生曰く

テキストやスクリプトがあるから必死で聴かないんだと。

なるほど

それは耳が痛い。

聴いて分からないところはどうせ後でスクリプトで確認すればいいやと

思ったことはないですか?

私はたくさんあります。

でも

お仕事で通訳をするときは

どこからもスクリプトは出てきません。

当たり前ですが。笑

 

ネイティブと普通に会話するときも然りです。

だからこそ、必死で聴き取ろうと全集中するのだと思います。

留学中、学校が終わって家に帰るとヘトヘトになった経験はありませんか?

それは脳が必死にもがいているから。

でもその分上達は早いのです。

 

それと同じ状況を

テキストを敢えて買わないことで作り出すわけです。

テキストを見ないのではないですよ、買わない、持たないんです。

これが大事!

 

留学中と似た状況、似た心境になれる

しかもタダで!

コスパ最高ですよね。

 

3.  聴き取れないところがあってもあまり気にならない

ネイティブと会話をしたり、ネイティブの話を聴くとき

分からないことが必ず出てきます。

それを解決する方法は後で書きますが

それでもどうしても分からないことが出てくるとします。

 

先の話とちょっと矛盾することを言いますが

聴いてどうしても分からないところは気にしなくていいです。

それは、放置プレーでいいんです!

 

日常会話でもそうじゃないですか。

日本語でちょっと分からない言葉があったからといって

いちいち突き詰めますか?

だいたいふんわり理解できていれば

そんなのいちいち気にも止めないですよね。

 

語学ってそんなもんです。

細かいこだわりを捨てることです。

ふんわりと見よう見まねでやってみる、聴いたことをそのまま声に出してみるだけ。

それが語学の基本です。

そうやって赤子もみんな言葉を身につけていくんだし。

CMソングも耳慣れていくもんだし。

気がついたら「エモい」とか自分でも言っていたり。

 

分からないことがあるとき、お金出してレッスンを受けていると損した気分になりませんか?

払った分は取り戻さなきゃ!と思って全て質問してノートはとるんだけど、書いただけで記憶に残ってない・・・なんてことも。

でも、テキストを買わなければタダなので、少々身に付かなくても気になりません。

それどころか、もやもやしながらその音を脳裏のどこかにとどめておく方が逆に記憶に残ったりします。

放置プレーになり認識されずに見捨てられた言葉やフレーズは

その後も勉強を続けていれば嫌でも後から出てきます。

よく使うものであれば必ずまた文字や音で再会を果たします。

その時に知識が増えていれば聞き取れるだろうし、

文字でみた時に「ああ、あの時のってもしかしてこれか!」

みたいにアハ体験することで、さらに印象が増すなんてことも。

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このことか!

昔若い頃、オーストラリアに住んでいた時によく保険のCMで最後に毎回女の人の声で

  "Conditions apply〜"

と出てきて、ナンジャラホイ?と思っていたことがありました。

その女の人の声のトーンが独特で妙に耳に残るので、気になって仕方なかったのですが、面倒だったので意味を調べたりすることもなく、いつもその女の人の"Conditions apply"を真似てふざけていたのですが、後になって意味が分かり、あ、なるほどね!と思ったことがあります。

そこに辞書や勉強は一切介在していません。

でも語学って不思議なもので、真面目にコツコツやっていれば、ある時急につながる瞬間があるものです。

さて、次にテキスト無しで聴く時の注意点やポイントを紹介します。

 

4. コスパ最高!

ここまで書けばもうこの言葉が意味することはお分りいただけたかと思います。

毎月のテキスト代550円もったいなくないですか?

どこからか、ケーチ、ケーチ、ケチケチケチという声が聞こえてきそうですが、テキスト代も年間だと550円✖️12=6600円します。

そのお金で美味しいものを食べるか、トップスの1枚でも買います。

 

5. テキストが増えない

これは自分が嫌なだけかもしれませんが、毎月1冊のテキストを買うとどんなに薄っぺらいものでも必ず増えていきます。

私はこれはデメリットでしかないと考えています。

検定試験などの参考書は試験が終われば捨てられますが、NHK語学講座のテキストはどうゆうわけか、なかなか捨てられないのです。

理由は自分でも分かっていて、内容が充実していることと、全部覚えた!とか終わった!という区切りがないからです。

テキストがかさばってくると、なんちゃってミニマリスト志望の自分にはストレスでしかありません。

捨てられないけど、2度見直すことは滅多にないテキストくんたちから精神的な圧を感じてしまうのは私だけでしょうか。

でも、テキストを買わなくなってから、そんな心配は一切なくなりました。

ここで私のモットーを紹介します。

語学はテキスト集めではない!

言語を身につけるということは美しくノートを書くことではない!

言語学習とは、ある一定の状況から言葉を拾って吸収し、出せるようになることで、それは、自分の脳みそに書き込めば良いこと!

です!!!

結局何が言いたいかというと、ラジオ講座に関して言えば、テキストを買っても内容を覚えられずの捨てられずになるよりは、テキストを買わずに耳で拾えることを拾って頭に刻む方がずっと使えるようになるということです。

もちろんこれは各言語の基礎知識を身につけた人や、土台となる別の学習を進めている人である方が有効かもしれません、実際に第二言語について、世界には、読み書きはできなくても話せるという人は意外と多いのです。日本人にとっては意外かもしれませんね。

 

テキスト無しでラジオ語学番組を聴くコツ!!

1)自分のレベル以下の簡単な番組を選ぶこと

教材は、通訳訓練でもない限り、最初は自分と同じレベルかそれ以下を選ぶと良いと思います。

これにはちゃんと理由があります。

一つは、何も見なくても聞き取れるという満足感が得られるからです。

聞き取れない箇所が多すぎて続かないより、聞き取れたという喜びホルモンでも分泌させることが大事です(そんなホルモンがあるかどうかは知りませんが)。

そして、そのレベルが何も見ないでドーンと来い!という自信がついた時にもう一つ上のレベルを聴くと良いでしょう。

そうすれば、少し難しくて聞き取れなくても、前に聞き取れた成功体験があるので「今は難しいことしているんだからちょっと分からなくても大丈夫!」と頑張れるはずです。

もう一つは、アウトプットの練習に良いからです。

聴き取ることに注意を注がなくて良い分、アウトプットに力を入れて練習することができるのです。

通訳でもそうですが、特に同通は聴くことにあまり脳のキャパを使いすぎてしまうと、アウトプットのクオリティに影響します。脳のキャパはなるべく余裕がある方がいいんです。

第二言語を学習したことのある人なら体験済みかと思いますが、語学で挫折する人の多くが、「いつまでたってもうまく話せるようにならない」という理由を挙げています。

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えーっと、えーっと、あ〜ゔ〜

自発的に話すこと、すなわち「アウトプット」は、聞いて理解することよりも難しく、実際、母国語の日本語でも

「聴いて理解出来る日本語」イコール「自分が話せる日本語」ではないはずです。

つまり、話せる言葉のレベルは聴けて理解出来るレベルより低いのです。

 話せるレベル聴けるレベル

なので目的にもよりますが、会話力アップ重視の方は若干易しめの講座から始めるのが良いと思います。

英語を話すのが苦手な場合は、まず簡単な表現を自信を持って完璧に言えるようにしてみましょう。

👉アウトプットの練習方法詳細については別ブログに記載したいと思います。

ちなみに私は今「ステップアップ中国語:通訳式トレーニングでレベルアップ」をテキスト無しで聴いています。

この講座は、HSK5級合格レベルの人には易しく、分からない単語はあまりでてこないくらいのレベルですが、それが発話練習にはちょうど良いと感じています。

自分にとってあまり新しい単語は出てこなくても、忘れている単語や自分の発話でデビューしていない単語をもう一度思い出して練習するチャンスだと思っています。

NHKの英語講座のレベルは以下のサイトも参考に

NHKサービスセンター ダウンロードストア / 英語講座のレベルについて

2)ネットを活用すべし

先に、どうしても分からない単語は放置プレーで良いと書きましたが、

あれ?聞いたことあるけどこれ何だったかな?レベルの単語は音から調べて欲しいところです。

中国語の場合、ピンインだけでも書き出しておいて、後で辞書で調べるとだいたいちゃんと出てきます。

英語でもスペルの間違いなど気にせずメモ程度にとっておくといいと思います。

そして

それでも自分で解決できないけど、これだけはどうしても知りたい!

という未知のフレースや単語がある場合は

ネットで当てずっぽうでも音を入れて検索してみましょう。

検索の時のポイントは

単語だけでなく会話のスキットや文レベルでそのまま入れて検索することです。

すると、かなりの確率でヒットします。

なぜでしょう?

それは、ラジオ講座のように、視聴者が多く、内容も洗練されている番組で使われる表現は、同じ教材を勉強している人がどこかにいて、ブログやゴガクル(NHKの学習コミュのようなサイト)に学習したことを記録していたり、それとネイティブが似たような表現を使っていたりする確率が高いからです。

ただ、あまり充実したサイトを見つけてしまうとそれに頼ってしまうことになるので、使いすぎには注意です!

3)ノートは最小限に

テキストを見ずに聴くことの最大のメリットは

ネイティブと話す状況と同じ心理状態を生み出して集中することで、脳に刺激を与えて耳を鍛えられることです。

実際よりスピードはゆっくりかもしれませんが、必死で聴こうとすることで脳に刺激を与える効果を期待しています。

ですから、ノートは極力取らないようにします。

書くのは、先に述べた分からない単語のピンインやスペルをちょろっとメモする程度まで。

そこで全てを覚えようとするのでなく、

その講座を聞いている15分間は

通りすがりのイケメンや美人をガン見するかのごとく全集中し(コワっ・・)

過ぎ去った後は追わず、自分も余韻だけ楽しむくらいの気持ちで良いと思っています。

メモしたものは数日間目のつくところに置いておいて、覚えたら、捨てます。

 

実はコロナの今がチャンスかも。

耳から学べる媒体は色々あると思いますが

NHKのラジオ語学番組の場合

2021年はTVも含めて新作のラインナップが少ない印象を受けます。

中国語を例に挙げると

4月に新規開講する講座はラジオは毎日中国語一本のみです。

ステップアップ中国語に関しては2021年は通年2020年の再放送

これには新型コロナウイルスにより海外への渡航が制限されていることも

関係しているのかななどと勝手に思ってます。

 

でも、私はこれはむしろチャンスではないかと考えます。

なぜなら、去年の講座をもう一度聴くことが可能だからです。

CDやダウンロードチケットなんか買わなくてもいいんです。

もう一度同じ番組をタダで聴くことができます。

ちなみに「ステップアップ中国語」の場合

2021年は

4〜6月と10〜12月が2020年10〜12月の再放送

7〜9月と1〜3月が2021年1〜3月の再放送

となっています。

つまり、今年度から聴き始めても今年最低2回は同じ講座を聴くことができるのです。

1度聴いて、また半年後に同じものを聴いたらどうなるのか

楽しみじゃないですか?

あれ?こんなのやったっけ?私記憶喪失・・・

と落ち込む人もいるかもしれないし、

逆に、あったあった!覚えてるから今度は余裕で聴けるわ〜

なんてこともあるでしょう。

昨年もう全部テキスト買って聴いちゃった!

という人は、な〜んだ同じだ、つまらないな〜!じゃなくて

今度はテキスト無しでシャドイングしながら聴いてみるのもアリだと

個人的には思います。

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今の時期、書店に行くと、4月からの講座のテキストが平積みにされていて、語学好きの心をくすぐりますよね。

私も4月や10月には必ず一度は書店に立ち入り、ワクワクしながら平積みのテキストを眺めます。

でも、どんなにワクワクしても、絶対に買いません。

ラジオ講座は基本的に、ラジオを聴けば分かるように出来ています。iTunesも然りです。

 

余談ですが、4月からの『テレビで中国語』イモトアヤコさんが生徒役です!

自分にとっては番組は簡単すぎですが、イモト大好きなので見たいかも。

このキャスティングはそのくらい嬉しいかな。

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