語学の勉強って楽しいときはすごく楽しいですが、
モチベーションがダダ下がりになることもよくあります。
おそらくこれは語学を1年、2年と続けていると、ほぼ誰もが経験すること。
そんな時、
コロナ前までなら、ちょっと海外に短期留学に行ってリフレッシュするとか、
同じ語学学校や趣味の仲間と集まって楽しくワイワイするとかしていると、
また新しい刺激を受けてやる気が復活したりできるのですが、
今はそんなことも簡単にできななくなってしまいました。
なら、どうすればいい?
実は私自身も中国語学習へのモチベーションが下がり、なかなか上向きにならず、困ってしまうことが「よく」あります。
というのも、私は中国語の勉強自体が趣味化していて、特段、長期目標がないからです。
中国語を始めた動機が弱かったので(詳細は後述)、中国語のレッスンで「なんで中国語を勉強しているの?」と先生に聞かれるのが嫌でたまりません。
若い頃は、語学をするのに理由なんているの?
と内心思いながらも、適当に「パンダに会いに行きたいからです」などと答えていました。
でも、そんな私でもHSK5級まではほぼ独学で取得することができました。昨年は初めてオンラインレッスンを受けてみたり、台湾に3週間だけ超短気留学もし、会話力に少し自信がついたところです。
将来中国語の仕事に就きたいわけでもないですが、ここまでやってこられたのは、やる気低下の波に何度も呑まれながらも、その数だけ浮上し続けたからです。
やっぱり語学が好きなんですよね。
そこで、今日は、やる気が低下して沈んでいきそうになった時に、思い出したいことをここにまとめてみました。
ここに挙げる11の方法は、私が実際にモチベーションが下がった時などにとった方法で手応えがあった方法や、中国語学習で今実践している方法です。
まあものは試しです。
【語学でやる気が落ちた時のお金があまりかからない対処法11選】
- 1. YouTubeで自分が学んでいる言語をめちゃくちゃいい発音で流暢に話す日本人の動画を見る
- 2. NHK語学番組「テレビで〇〇語」や「旅するための〇〇語」などを見て初心を思い出し、現地に思いを馳せる
- 3. 自分が学んでいる言語のドラマや映画を観る
- 4. これまでに学んだ参考書やノートを見返す
- 5. 語学の試験に申し込む
- 6. 思い切って新しい参考書を買う
- 7. 悔しかった出来事や経験を思い出す
- 8. 勉強を休む!
1. YouTubeで自分が学んでいる言語をめちゃくちゃいい発音で流暢に話す日本人の動画を見る
ポイントは、両親日本人、日本生まれの日本育ちだけどめちゃくちゃ英語ペラペラ!めちゃくちゃ英語が上手な人の動画を見ることです。
これ、とにかく実際に見てみてください。かなり刺激になりますよ。
例えば森本由紀さん。この方はちょっと前に逮捕されてしまったカルロスゴーン氏の通訳だった方で、業界では有名な方です。
www.youtube.comゴーンさんと完全にシンクロしています。
なんかこの動画をみると、私も急に勉強しなきゃと思ってしまいそうになります。
次はケンペネール静子さん。
この方も通訳者ですが、変な癖がない美しい発音なので一度聞いてみてください。この方も日本生まれの日本育ちの方で、通訳デビューをしたのはなんと52歳の時だというから驚きです。私が通訳デビューをしたのは28歳の時でしたが、この方はジョージWブッシュ大統領の通訳もしたことがあるそうで、もう追いつける気がしません。。。
業界の人ばかりになっても嫌なので、政治家を一人。
テレビなのでチラッと聞こえる英語が文句なしに上手です。政治家はあまり好きじゃないですが、河野氏の英語は非常に洗練されています。
英語の発音の細かい部分は非ネイティブながらも気持ちよく聞ける英語というんでしょうか、英語の呼吸とリズムで話しているので、ネイティブにとって非常に聴きやすい英語だと思います。
英語がある程度話せる人はこのレベルを目指すといいのではないかと思います。
最後に、蛇足かもしれませんが、こちらは元ソニー株式会社代表執行役社長兼CEO、会長の平井 一夫さんの英語です。彼は帰国子女です。なので英語のコマンドはネイティブです。
衝撃的な英語力・・・。
まあ、育った環境が違うので、すごいというより当たり前なのですが、でも、やっぱりアジア人の顔でこれだけネイティブだとなんだか悔しくなるのは私だけでしょうか。
動画で刺激を受けたら、さあ、Let's do it!
2. NHK語学番組「テレビで〇〇語」や「旅するための〇〇語」などを見て初心を思い出し、現地に思いを馳せる
今、イモトアヤコさんが「テレビで中国語」に出ていますよね。
内容は超初心者向けですが、イモトさんがいるだけで面白いし、中国に行けない分、番組を見ると気分が上がります。
オンライン英会話学校のレッスンだとやる気がないときはお金が損した気分になりますが、テレビだと気軽ですしね。
これからイモトさんの中国語がどれだけ上達するのか見るのが楽しみです!
3. 自分が学んでいる言語のドラマや映画を観る
最近イタリアのドラマを観始めました。イタリア語は基本、イタリアに行く前しか勉強しない私ですが、ドラマを見ていると、なんだか無性にテキストを開きたくなるから不思議。
ちなみに見ているのは
パラディーゾ~恋する百貨店
といういかにも女子受けしそうなタイトルのドラマ。
主人公の女の子が可愛くて顔をガン見していますが、それ以上に、舞台であるミラノの街の風景や、有名なドゥオモなどが映し出されると、そちらに目が行きます。
ドラマの良いところは、会話のリズムを吸収できることです。
語学で大事なのは細かい発音よりもむしろイントネーションとか呼吸とかリズムだと個人的には思っているので、なんとなくでも見ていればドラマで得られるものは多いと思います。
イタリア語は動詞や形容詞の意味が想像がつくものが多いので、単語レベルでも拾えるものは沢山あります。
やる気がないときはその言語のドラマを見て、それで勉強したことにする!
実際勉強になってます!!!
4. これまでに学んだ参考書やノートを見返す
今はやる気が出なくなっちゃったけど、ちょっと前はすごく勉強してたという人は多いと思います。
その時に頑張った書き込みやノートをパラパラとめくってみると、またやる気が出てくるかもしれませんよ。
2019年にHSK5級を受けたときは、仕事が終わってから毎晩シャドーイングをしていました。疲労度によって20分で終わる時もあれば、2時間やった時もありますが、試験の点数の8割はほぼこの勉強だけで取ったと言っても過言じゃないと思います。
HSK5級に向けたシャドーイングに興味ありの方はこちらをご参照ください⬇︎
シャドーイングは今はサボっているのですが、自分が書き込んだ跡や回数を見て、また6級に向けて久々にやろう!と思えてきました。
5. 語学の試験に申し込む
TOEICや英検、IELTSといった語学の試験に申し込むと、目標日が決まってしまい、その日までになんとか形にしないと、試験を受けても受かる可能性が低くなってしまいます。
試験代金は安くないです。
そう、ヒトってお金が絡むと必死になるものです。
私も中国語のHSK試験の現在の最高級である6級(制度変更前)を最後に受けようと思っているのですが、試験代が9,790円もします!
ほぼ1万円ですよこれ!なんだこの210円の差は???どうせなら1万円にしてくれい!(逆ギレ!)HSKさん、1級は3,740円なのに、レベルが上がるにつれてどんどん高くなっていくこの制度、どうにかなりませんか?(文句です!)
というわけで、1万円かぁ・・・ゔ〜〜と尻込みしていて、まだ申し込みができていません。
ただ、こうしたお財布へのプレッシャーからお尻に火がつくこともあるんですよね!
ファイヤー!
6. 思い切って新しい参考書を買う
中国語の場合、参考書を沢山持ちすぎていて、どれも完璧でないため、数年前にもう新しい参考書は買わない!と決めました。
でも、いつも見慣れた参考書って飽きませんか?
たとえ3ページしかやったことのない参考書でも、表紙が見慣れているせいか、なんだかやる気が出ない・・・ましてや今みたいにやる気の出ないときなんかなおさら。。
そんなときは、書店に赴いて、新しい本をババーンと買ってしまいます!
本の字体や表紙の雰囲気が変わるだけですが、気分が一気に変わって、フレッシュな気持ちで勉強を再開することができたこともありました。
7. 悔しかった出来事や経験を思い出す
私がHSK5級を取得したのは2019年12月のことです(2021年4月時点では6級が最難)。
合格して大喜びしましたが、実は会話力には全く自信がありませんでした。
そこで、2020年の2月に1ヶ月ほど台湾に滞在し、3週間だけ学校に通いました。
そのときにエアビーで大変お世話になった台湾人のご夫妻がいたのですが、その旦那さんがとにかく話すのが速くて、私はそのスピードに全くついていけませんでした。
ただ、厄介なことに、この方、とても面白い方で、常に冗談を言っては周りを和ませているチャーミングな人柄。たまに聞き取れると、本当に面白かったです。
ただ、いかんせん弾丸トークゆえ、残念な事にその話の半分以上理解できていませんでした。
不思議な事に、その場にいた時もそうでしたが、「あ〜今の絶対面白い事言ったのに、笑えなかった〜〜。。くぅ〜〜〜〜〜( ̄◇ ̄;) という悔しさが尾を引いていて、それを思い出すために、ふっと我に返って、やるぞ!という気持ちになるのです。
次に台湾に行った時に絶対に彼と談笑したい!
そして大声で一緒に笑いたい。
それを常に忘れないようにしています。
8. 勉強を休む!
実は私が中国語を始めたのはネガティブな理由からでした。
昔、通訳の仕事で寝ても覚めても英語と日本語のことを考えていた時期があり、朝から晩まで訳していたので、心身ともに疲れてしまって、もうどっちも嫌!ってなってしまったことがあったのです。
それで気晴らしに始めたのが中国語でした。
また言語かいっっ!
って突っ込まれそうですが、私の脳みそは無意識に言語を追いかける習性があるようで・・・
でも、当時は英語も日本語も中途半端な自分に嫌気がさしていましたが、英語とも日本語ともまったく違う言語を学び始めた結果、言語を学ぶ面白さに気が付き、また、英語と日本語にちょっと自信がついたことも事実です。
しばらく休む
これも大事なことだと思います。
でも、休むだけであって、止めないことです!
語学は長く続けることが一番の近道だと思うからです。
もし同じようにモチベーションが下がってやる気が出ない!
という人がいたら、
このブログにたどり着いたのも何かの縁だし、
一緒に試してみませんか?
私のブログに足を運んでくださる方の9割近くは、はてなブログ外からの検索流入の方々です。
きっと、「やる気でない」や「モチベーション」などのキーワードを打ち込んでここにたどり着いてくださっているに違いありません。
なぜなら、それを私もよくやるからです。笑
この記事を書いている私もあなたと同じ悩みを持っています。
直接は会えませんが、どの言語であっても語学を一緒に頑張れたら、そんな嬉しいことはありません。
一緒にゆっくり頑張ってみませんか?