久しぶりの上海ひとり旅です。
もう忘れ去られているかもですが、このシリーズまだ終わっていませんから。笑
さて、この日は中国人の友達と現地で待ち合わせして、上海の有名な観光地「豫園(よえん)」に行ってきました。
上海の観光名所「豫園」とは
豫園は昔の人が造った庭園らしいです。
「豫園」とは「楽しい園」という意味で、16世紀の明の時代に完成したそう。
私が滞在した旧フランス租界は近代的なショッピングモールにオシャレなカフェが立ち並ぶエリアで、中国に来たのにあまり中国っぽくない雰囲気でしたが、ここに来て、一気に中国感が増しました。
お土産物屋さんなども多く、全体的に観光地感。
私はパンダが大好きなので、楽天パンダフルコレクションにも飛びついた女ですが、なぜか中国にいくと現地でパンダグッズを買う気になりません。
なんでだろ。
それでもお土産を見て回るのは楽しいです。
それにここは外国人観光客も多くて、ウキウキしました。
友達(Dちゃん)がスタバに入ろうというので、スタバでしばし休憩。
実は喉はさほど乾いていなかったし、数日前にスタバに行ったばかりだったので「またかいっ」・・・とは思ったものの、Dちゃんが大のスタバ好きなもんで。。
そして、飲み残しのドリンクを持ったまま、外に出ると、なんか美味しそうなものが窓辺に並んでいて、その外観に惹かれて速攻で隣の店へ。
お金はDちゃんが払ってくれたので、ちょっと仕組みがわからなかったけど、好きなものを見て選べるスタイルが楽しい。
けど、なんでだろ、今写真で見ると、食べ物が全部ミニチュアにしか見えない・・・!
これ全部本物です!どうしてミニチュアっぽくなったのか?
お腹が空いていなかったのに、でっかい肉まんのようなものとワンタンを友達がオーダー。私は大好きな汤圆をゲット!
食事もスイーツもここで全て食べられる模様。
真ん中の穴にストローをさして汁を飲んでから食べる。
気のせいか、真ん中の穴が普通の肉まんより大きい気がしました。
ストローを想定しての作りなのかもしれない。
肉まんを半分分けてもらって食べたら、味は普通に美味しい。
そして、ワンタンも・・・
てゆうか、このワンタンが劇的にうまかった!
その場で真剣にDちゃんに私日本でワンタン屋台やろうかと相談し始めたぐらい。
中国に行ったら絶対に本場の汤圆(タンユエン)を食べたほうがいい!!
汤圆(湯円)はお団子の中にあんこみたいなのが入ったお菓子です。
一見白玉団子みたいですが、食感は白玉よりもモチっと分厚くて、中の餡はトロッとしているのが特長です。
また、必ずお湯の中に浮いていて、お箸ではなくスプーンですくって食べます。
中のあんこはいろんな種類がありますが、私が愛してやまないのは黒ごま味です。
一回中国で黒ごま味の湯円食べてみてください。
絶叫するほど美味しいですから!
日本の中国スーパーで売っている湯円はダメです。あれはだめ。
絶対に現地で食べて欲しいのです。
それくらい味が違います!!!
豫園の寧波湯團店で私が食べたのも黒ごま味です。
ぎゃー、黒ごま餡の黒光りの誘惑がたまりません!
とろける黒ごま餡の胡麻の香りと甘さと、それをつつむモチモチの皮が口の中でぼわっとひろがって〜〜〜好吃!!!!
あー写真を改めて見ていたらおかしくなってしまいそうです。
汤圆だけを作る修行メニューがあったら絶対参加したいです。
もし私が若くして中国に留学していたら、迷わず汤园屋さんでアルバイトしていたことでしょう。
そして帰国後は三軒茶屋で「汤园専門店」を開いて一儲けしていたに違いありません。
静かな庭園の雰囲気・・・ではなくざわざわと楽しむ豫園
ここは中国。
静寂を求めてはいけません。
こんな素敵な場所だって(下写真)・・・
観光客でごった返し、歯切れの良い北京語や広東語が飛び交う中を闊歩するのです。
でも、その分人が途切れた一瞬の静寂を勝ち取った瞬間、勝者になった気分がします。
時代劇に出てきそうなこんな風景も、立派な龍のあしらわれた壁の瓦も
大声で楽しみながら見て回るのが中国流。
建物の屋根の先がピーンと鋭く上むいているのが中国っぽくていいです。
ここの汤圆は激ウマなので、上海に行ったら是非一度食べてみてください!!