国立考古学博物館はダンテ駅から一駅のムゼオ駅のそばにあります。歩いても大した距離ではありませんが、朝からだいぶ歩いたのでここはアルテカードで地下鉄に乗りひとっ飛び。ムゼオ駅に着くと、〈イタリアひとり旅⑮〉で紹介した彫刻のコンコースにつきます。
そこから一旦地下鉄の駅を出て外側の正面に回ると下写真ような立派な入り口が現れます。
入場料は通常€12ですが、ここでも最強のアルテカード提示で半額の€6でした!
3日間フルでアルテカードを使用していますが、元はもうとっくの昔に十分取れています!
ここでは日本語のパンフレットが貰えました。
このパンフレットを見ると、さっき地下鉄ムゼオ駅に飛び出して出迎えてくれたおじさんの正体はヘラクレスおじさんであったことがわかりました。もうだいぶ長い間立ったままとのことで、相当なマッッチョにもかかわらず、だいぶお疲れの様子。
建造物などは、遺跡の一部でもどの部分かが分かるように展示されていました。
この博物館には到着の翌日(観光1日目)に訪れたポンペイ遺跡から発掘された絵画の本物があります!これはポンペイのモザイク画。遺跡で見たものと同じです。
ポンペイ遺跡を見た後にこちらの本物を見ると、何だか興奮します。これらが全て2000年以上も前に描かれたものだと考えると、すごいですね。日本にもあるんでしょうか?2000年前の絵画や壺などが。下はポンペイ遺跡出土の柱。すごく凝ったモザイク模様で素敵です。相当な技術とセンスですね。
古代の男の人たちって本当に筋肉ムキムキですね。当時はスポーツジムとかなかったでしょうに。
モザイク画は人間や動物など様々なものが描かれていて、見ていると当時の生活が想像できて楽しいです。
特に動物でも蛇やトラが多く描かれていたのですが、イタリアにもトラっていたんでしょうか?トラじゃないのかな、ライオンかな?グラディエーターにライオンは出ていたけど。余談ですが、ローマのコロッセオに行く前にはラッセルクロウ主演のグラディエーターをまだ見ていない方は絶対見ていった方がいいです!
こちら(上)のトラ?ライオン?なんか相当すごいです。モザイク画のレベルが高すぎです。ポンペイ遺跡の家も床がモザイクだったりしましたが、古代の作品とは思えない精密さで、モザイクというより筆で書いたかのようです!!
また、この博物館にはお子様は見ちゃダメよ〜のアダルトゾーンのような一角があります。わたし的にはR指定ですが、イタリアでは親同伴なら子供も見て良いとのことです。開放的!
今も2000年前もまあ人間は同じというか・・・そのほんの一部をご紹介・・赤裸々です。
こ、これは!でもよく見ると、この絵の中にも子供が2人いる!天使かな?何れにしても男女が人前でできないようなことをしているのに、まあまあなガン見です。アラフォーぐらいになるとこんなことぐらいでは動じませんが、子供が平然としているとは、一体どういうことなのか!?
こちらの方は、マッパでくつろぎ中。特に刺激はないですが、これが描きたかったのは一体なんなのか??このお腹の出っ張り具合は中年おばちゃんと見ましたが、一体なぜ?謎は深まるばかり。もっと「Wow!」という作品はたくさんありましたが、この絵の意図が謎すぎて、思わずガン見しましたが、あまりそれだけを熱心に写真に収めているとただの変態おばさんに見られそうだったので、適度に自制しました。
私は博物館内ではあまり写真を撮りませんでしたが、この他にもアレクサンダー大王の絵など素晴らしい作品がたくさん展示されています。中学校の社会のテストの時、アレクサンダー大王かアレキサンダー大王かでクラスでちょっと揉めましたが、今思うと馬鹿みたいな話です。ちなみにアレクサンダー大王はまあまあイケメンでした。気になる方今度実際に行って確かめてみてください!
⑰に続く。