ジャマイカといえば、陸上短距離のウサイン・ボルト選手が有名ですよね。
あとはジャークチキンなどのグルメですかね。
ラム酒工場見学ツアーのアテンド
大人数のツアーでバス2台に分かれたため、男性通訳と私の2人で通訳に就きました。
ジャマイカの英語は独特だと聞いていましたが、私が通訳した女性ガイドさんの英語はとても聴きやすかったです。
でも、ボキャブラリーがちょっと違いました。でも、通訳上は全く問題なかったです。
パナマのスペイン語なまり強すぎの英語に疲れていたので、むしろジャマイカのガイドさんは癒しでした。
この時まで知りませんでしたが、ジャマイカはサトウキビやサトウキビからとれるラム酒の生産が有名なのだそうです。
工場なので、工業的な場所をイメージしていたのですが、行ってみてびっくりしました。
ラム酒工場に着いてみると、かなりの牧歌感です。
まるでテーマパークのような可愛らしさ。
意図的なのかな、それとも自然にこんなに可愛いのか?
こちらの建物だけがやっと工場という感じですが、お庭はいたっておとぎの国。
そして、庭にはなぜかクジャク。
立派な羽根です。
かわいいロバもいました。
一生懸命サトウキビをひいています。
ロバをみるとなんか申し訳なさそうな顔の子が多いので応援したくなります。
でもここの子はとてもフレンドリーでした!
かわいかったです。
ところで、忘れてはいけませんが、私がここに来たのは、遊びではなく仕事です。
ですが、私はお酒がほとんど飲めません。
ラム酒について事前に下調べはしましたが、飲んだことはなかったのです。
でも、ツアーに参加した方々のほとんどが大のお酒大好きでした。
それもそのはず、このツアーには工場見学の後に試飲が付いているから。
通訳のツアーの担当の割り振りはCCC(通訳のリーダー)に事前に希望を出し、それと適性に基づいて割り振りが決まります。
私はお酒が飲めないのになぜこのツアーになったのか、全く思い出せません。
ジャマイカは大自然が豊かで、他にアウトドアの楽しそうなツアーがたくさんあったようなので、おそらくそっちを希望したはずですが、タヒチで美味しいツアーに参加した私は、他の人とフェアにバランスするために、そこから除外されたのだと思います。よく出来たリーダーです。
まあ、そんなこんなで、酒好き集団の中でツアーで見学が進み、とうとう試飲コーナーまでやってきてしまいました。
小さなショットグラスのようなものに入れてみなさん少しずつ味見しています。
たのしそう〜。
もちろん私は説明を訳さないといけないので、一切飲まなかったのですが、気がつくと、別のバスで来たもう1人の通訳の男性CCが楽しそうに試飲しているではありませんか!
まあ、確かに工場内はツアーバスとは違い、2つに分かれてはいないので、訳すのは私1人で十分でしたが、それにしても開放したわね、あなた。。。
そう、彼は朝一番の同通に遅刻してきた人です(根に持っている、ハハ)。
でも、正直この時は、ま、いっか!という気になっていました。というのも、みんな気付いた時にはなんだか楽しそうだったからです。
そして、酔っ払っている人続出!
むしろこれは・・・チャンス!!!
と心の中でほくそ笑んだ次第。
「いいぞ〜いいぞ〜飲め飲め〜!」
酔っ払った人々を静かに見守りながら、1人シラフの私は、心の中で歓喜につつまれていました。
うふふ・・・。
そして、お酒で気分良くなって、みんなラム酒を買いまくりました。
その中にはなぜか私も。
夫にお土産を買おうと思った次第。
買ったのは2種類。
ホワイトラムのようなものと、甘いやつ。
実は甘い方はまだ家にあります。
なぜなら誰も飲まないから(汗)。
ベイリーズのようなコーヒークリーム系のラムです。
でも、お酒好きの夫は甘いお酒は飲みません。
お酒を飲まない自分にはそんなことは分かりませんでした。
すぐに誰かにあげれば良かったのですが、いつかは飲むだろうと思って置いておいたら、未だに開封されぬまま。
さっき写真を撮った時に異変を感じて逆さにしてみたら、液体なのに落ちてこなかった!
このラム酒、固まっています!
それもそのはず。もう10年以上経っていますから。
どうしたらよいのでしょう・・・わかりません。
その話はさておき、私の予感は的中しました。
帰りのバスはとっても静か!
みんなぐーぐー寝ています。
私が待っていたのはこれでした。
こうなったらもう私はバスの中で仕事(通訳)せずともよく、車窓を楽しみながらまどろむことができました。
へへへ。
片道2時間コースのツアーの最後に立ち寄ったモンテゴベイ近くののマーケットの一角でぼーっとしていると、小さな少女が私に話しかけてきました。
しばらく2人で話していると、お母さんがいるにもかかわらず、一緒に連れて行ってくれというではないですか。
家族がいるのに私と一緒に船に乗りたいというのは、単なる好奇心だとは思うのですが、あまりにも切実に訴えかけてくるので、ただならぬ事情があるのかとちょっと心配になりました。
そして、また会いたいからこの絵をあげる、次に会う時まで持っていてくれと言われた時は、なんかちょっと胸がぎゅっとしてしまいました。
もちろんこの子と今後会える可能性はゼロに近いですが、この絵は未だに捨てられずに持っています。
今頃もう大きくなって、結婚しているかもしれませんね。
スマホがまだ今ほど浸透していなかった時代だったので、せっかく出会ったのに、こんな風に連絡を絶たれてしまった人は多いです。
たまに、この子が今どうしているのかちょっと気になります。
ジャマイカ大好き!
次回(7)フィデル・カストロの登壇 に続く。
→都合により記事の順番変更しました。
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