その名はグリーンガーデンです。
2020年6月某日時点でBooking.comの口コミが233件、総合評価が9.4(すばらしい)という驚異的に評価の高いB&Bです。
この宿は素晴らしい宿。評価が高いのは事前に知っていましたが、実際に泊まってみると、その期待値をはるかに超えました!
家族経営のB&Bで、宿のオーナー家族が皆いい方々でとても親切でした。宿主のアンジェラはイタリア語しか話しませんが、温かい方で、毎回私の拙いイタリア語の話に付き合ってくれました。また、どうしてもらちがあかない時は娘さんと息子さんが少し英語でサポートしてくださるので安心です。
泊まったお部屋の様子はこんな感じ。
ダブルベッド1つとシングルベッド1つがあるファミリータイプのお部屋です。
エアコンやテレビ、冷蔵庫、机など全て揃っており、専用バスルーム付き。1人には十分すぎるくらいです。
洗面所にはドライヤーも付いています。タオルは替えが十分置いてありました。
裏には宿の名前のごとくグリーンなガーデンがあり、小さなかわいいワンちゃんもいます。裏庭のハンモックで自由にお昼寝することもできます。私は疲れた日は早めに帰ってここでのんびりと休みました。
ある日、庭のハンモックでまったりしていると、お散歩中の近所の知らないおばあちゃんに話しかけられました。アンジェラの友達のようでしたが早口で何を言っているのかは謎で、おばあちゃんの話の8割は分からなかった。。トホホ。それでも下手っぴなイタリア語でなんとか会話を試みたらバチオ(キス)をくれ、ニコッと笑って去っていきました。
そして、ワンコとは言葉は通じなくても仲良しに🐶
そよ風が気持ちいい☺️場所です。
ここは安いのに朝ごはんも付いています。
コスパサイコー!
朝ごはんの時間はアンジェラが毎回尋ねてくれるので「明日は7:00」などと伝えておくと、希望通りに毎朝部屋まで持ってきてくれます。しかも、毎日食べる時間を変えていたのですが、希望時間の10分前には持ってきてくださり、一瞬ここは本当に南イタリアか!?と疑いたくなるほど時間に正確でびっくり。本当に良いサービスで助かりました。
朝ごはんは甘いものとコーヒーというイタリアンな朝ごはんにジュースと数種類のフルーツがついていて、このフルーツを食べるだけでお腹がいっぱいになりました。特にイチジクとぶどうが美味しかったです。また、食べきれなかったお菓子やパンはおやつに日中持ち歩きました。量は若干多すぎですが、パンなど市販の小包装のものなので無理に開けて食べなくて良いのが却って40代の胃に優しかった!また、数種類のジャムの中にはナテラがもれなく毎日入っていて、これも私的には高評価です!
そして、なんといっても毎朝熱々のおいしいコーヒーを飲むことができて幸せでした。
朝ごはんは頼むと外のこちらの場所でも食べることが可能です。
この宿はホスピタリティーが本当にすごくて、居心地が良かったです。
ある日、洗濯がしたかったので、アンジェラに洗濯機かランドリーサービスはあるかと尋ねたら、洗濯物を持ってきたら洗濯をするとのことだったので、私は洗濯物をどさっと渡して観光に出かけました。宿に帰ったらアンジェラが洗濯物が出来ているよと声をかけてくれたので、いくらかと尋ねたら、お金はいらないと言われてしまいました。なんと親切な!ボランティアだったのか!!夏場なので結構大量だったのですが、家族の洗濯物のように洗ってくれました。しかも2回もお願いしてしまいました、無料で!!
なんだかかたじけなく、その気持ちも嬉しかったので、滞在が終わって宿を去る時にアンジェラと旦那さんに成田で買ってきた日本のお土産を渡しました。これは、イタリアで出会った人に友好の印として渡そうと思って買ってきたガーゼハンカチです。手触りも良いのできっと気に入ってくれたと思います。
そして宿を去る朝の朝食はこれまた粋でした。
アンジェラが朝ごはんに真っ赤なバラを一輪添えて持ってきたのです。
なんだかもったいなくて、ジーンとして、しばらくずっと眺めてしまいました。こうして温かいホスピタリティーに心を癒されて、次の目的地フィレンツェへと旅立つことができました!
が、その模様はこのブログのかなり後に書くことになります。このブログは⑫ですが、実はまだ3日目!笑。その前に、まだナポリやアマルフィなど書くことがたくさんあります。
グリーンガーデンからポンペイスカビ駅までは徒歩15分~20分程とやや歩きますが、治安が良く、道も広いのであまり苦にはなりませんでした。ポンペイ駅のある旧市街方面にはたくさん飲食店などがあり、ランチやディナーに便利です。
レートにもよりますが、これで6泊7日2万1500円前後って安くないですか?
ここは、私の心のファイブスターホテルです!
⑬につづく。