最近観たドラマで一番面白かったのがこの《狼殿下》です。
本当にオススメのドラマで、中国時代劇ファンだけでなく、韓国ドラマファンでも十分楽しめる要素が満載なので、1人でも多くの方に見ていただきたい!
以下にお勧めポイントを書きます。
- テンポ良い壮大なストーリー展開と優れた脚本
- ファンタジーが苦手な人でも引き込まれる本格的な時代劇
- 主演のダレン・ワンさんのオオカミ感が半端なく、もう途中から狼にしか見えなくなってくる!
- シャオジャンが出てるだけで見る価値がある
- 慶余年に出てた女優2人の演技が見事
- 狼殿下のOSTがめちゃくちゃカッコイイ!!
テンポ良い壮大なストーリー展開と優れた脚本
このドラマ、全49話が全然あっという間くらいテンポが良いです。
韓国ドラマはいつもテンポが良く、ハラハラどきどきする感じで、見ていて飽きない感じがする一方、中国ドラマはそこがちょっと違って、たまにダルって思うことがあります。
でも、このドラマは最初から最後まで本当に引き込まれます。
脚本も凄く良くて、運命に翻弄される主人公の感情描写が見事に描かれている良作です。
ファンタジーが苦手な人でも引き込まれる本格的な時代劇
このドラマは、主人公が狼に育てられたという前提で、ファンタジー要素が入った物語です。
ですが、このファンタジーが濃すぎず、人間はできないけど狼ができることを主人公もできるくらいのファンタジー枠に留めているので、ファンタジーが苦手という方でも普通のドラマとして鑑賞しやすいかと思います。
ま、そこは普通の人間なら死ぬでしょ・・・という場面で死なないこともあるのは、どのドラマでも同じです。笑
私はファンタジー大好き、タイムトリップ大好き人間なので、もう少しファンタジー強くても良かったかなという気がしなくもないですが、全く不満はなく、むしろ大好きな作品です。
しかも、ファンタジーなのに本格的な時代劇であり、時代劇でながらもロマンス部分がしっかり描かれているので、とてもバランスが良いです。
主演のダレン・ワンさんのオオカミ感が半端なく、もう途中から狼にしか見えなくなってくる!
シャオジャンのファンの皆様ゴメンなさい。
このドラマの主役は残念ながらジャンジャンではございません。
でも、ドラマ内では主役級の大活躍をしますのでご安心を。
特にドラマの後半はご注目ですよ〜!
じゃあこのドラマの主役は誰ですか?
はい、ダレン・ワン(王大陆)さんというこれまた素晴らしい俳優さんです!!!
ダレン・ワン(王大陆)さんは、シャオジャンとは全くタイプの違う俳優さん。
台湾の俳優さんで、狼に育てられた浪仔のころの純粋な感じと、勃王(ボーワン)の威圧感のある感じとを器用に演じ分けていて、非常に能力の高い俳優さんだと思いました。
特に、笑うと口が大きく開くので、オオカミ感が出ていて凄く良かったです。
ダレン・ワンさんはアメリカで軍の訓練を受けたことがあるらしく、そういうトリビアも交えながらみるとドラマのメチャクチャ強いキャラが余計にリアルに見えるかもです。
シャオジャンが出てるだけで見る価値がある
このドラマを見た理由はもちろんシャオジャンが出ているからでした。
彼の演技や佇まいを見るだけで価値があると私は勝手に思っていますが、このドラマでも例外ではありませんでした。
ネタバレしたくないので、あまり詳しくは書けませんが、シャオジャン演じるジーチョン(疾冲)の役が私は凄く好きだし、とてもかっこ良かったです。
特にこのドラマでは、本人の性格の良さと役柄の性格の良さが重なって、主役に負けない存在感を放ちつつも気品がありました。
強さと繊細さと優しさを持ち合わせた役をやらせたらピカイチのシャオジャン。
今後も目が離せません。
慶余年に出てた女優2人の演技が見事
このドラマのヒロインの紹介が遅れましたが、このドラマのヒロインはリー・チン(李沁)さんです。
そう、《庆余年》でもヒロインを演じていた女優さんです。このドラマにはシャオジャンも出ていましたね。
《庆余年》のときから綺麗な人だな〜と思っていましたが、今回の马摘星(マージャイシン)役の演技も凛としていて、見ていてとても気持ちが良かったです。
《庆余年》についてはこちら⬇️
kirigirisumax.hatenablog.comまた、同じく《庆余年》に出ていたシン・ジーレイ(辛芷蕾)さんも遥姬(ヤオジー)役で、とてもいい味を出してました。
シン・ジーレイさんは現代ドラマの《恋爱先生》も見たのですが、まあお美しい。
絶世の美女ですが、演じている役柄はすっきりした主役というよりは、バイプレーヤーで、いつも一筋縄ではいかない屈折した役が多いような気がします。
この2人の美女さんに加えて
シャオジャンとダレン・ワンさんーーーこの両者が同じ画面に収まっている時の絵ヂカラが半端ないです!!
なんて贅沢なひと時〜。
眼福なだけでなく、ドラマのストーリー自体が楽しめる一大エンターテイメントです。
狼殿下のOSTがめちゃくちゃカッコイイ!!
www.youtube.com最後になりますが、もう一つ力説したいのがこのドラマのOSTの素晴らしさです。
特に蔡依林さんのオープニングテーマ《我是谁》が最高!
蔡依林さんは台湾のシンガー。
台湾の方が大陸でもたくさん活躍していますね。
《我是谁》はドラマの挿入歌にも使われていて、切ない場面でこれが流れるとめちゃくちゃエモいです。
このような、ドラマの途中で絶妙なタイミングで流れてきてドラマを盛り上げる素敵な曲があるだけで、ドラマ全体の印象も変わるし、レベルもぐっと上がる気がします。
最近では時代劇でもこのようなラップのOSTが使われることが増えてきて、時代劇イコール古典音楽という概念がなくなってきているので、若者もストーリーに入りこみやすくなっているかもしれません。
もちろん私のような中年もラップは大好き。
日本では時代劇はお年寄りが見る印象が強いですが、中国では陳情令など若者に絶大な人気を誇る時代物が多くあり、この背景にはこのような若者に人気の音楽やキャストがあるのかもしれません。
上に貼り付けたYouTubeの曲が最高すぎるので、ぜひ一度聴いてみてください。
もちろんドラマを見た後で聴くと良さが倍増です。
このOSTだけでもホントお勧め。