今日は珍しく日本のミュージカルを観た感想です。
先日久しぶりに帝国劇場に行きました。
観たのは「ムーランルージュ」です。
井上芳雄さんの不思議な魅力
私は韓国ミュージカルのことはある程度詳しいのですが
国内ミュージカルはぶっちゃけあまり詳しくないので
そっち方面が詳しい方には今更感があるかと思いますが
今回初めて井上芳雄さんを観に行きました。
井上さんを見ようと思ったきっかけは
昨年のFNS歌謡祭で
韓国のミュージカルスターであるジュンスさんと共演されていたのを観たことです。
井上さんはジュンスさんとは全くスタイルが違いますし
歌い方や発声なども私の好きなスタイルと違うのですが
そのとき、井上さんの歌になぜか不思議な魅力を感じました。
自分が目立とうとかそういう感じではなく
ジュンスさんとのハーモニーを非常に大切に歌っていて
井上芳雄さんの歌声には
エリザベートの暗いどろどろとした歌でも
なんというか濁ったものが一切なかったんです。
それは今回のムーランルージュの舞台でも健在で
クリスチャンという真っ直ぐな役柄がはまっていました。
井上さんの清々しい歌声にポジティブパワーをいただきました。
絶対いい人に違いない!
FNS歌謡祭の時に言っていたように
是非ジュンスさんと日本で共演して欲しいです!!!
平原綾香さんを初めて観たらすごすぎた!
キャストは以下の通りです。
今回は井上さんを観に行ったので
その他のキャストの方々は正直ノーマークでした。
たまたま平原さんの回に当たった形でしたが
平原さんのサティーンが見られて
私は相当ラッキーだったと思います!!!
お恥ずかしい話
平原さんについては
ジュピターの低音しか知りませんでした。
まさかこんな七色の声色をもつ方だったとは!!!
凄いのは
歌声だけでなく
セリフの発声も素晴らしく完成していたところで
正直、声の美しさがずば抜けていました。
もちろんミュージカル俳優さんのなかには
声が美しいという方は多いですが
自分的にこんなにぐっときたのは久しぶりです。
こんな逸材、日本のミュージカル界にほかにいないのでは?
と思ってしまうくらい、感動しっぱなしでした。
(((o(*゚▽゚*)o)))
いや〜本当にすごかったんです。
是非機会があれば平原さんの歌声を聴いて欲しいです。
ムーランルージュ誰もが聴き覚えのあるナンバーが目白押し
そして、今回のムーランルージュで一番驚いたのはセットリストです。
通常ミュージカルというものは
ストーリーに合わせて1人(もしくは一組)の作家さんが作った楽曲を歌うのだと思っていました。
でもこの作品は違っていました。
どれも聴いたことのある曲ばかりだったのです。
ミュージカル作品としてのムーランルージュについて
私もCome what mayくらいは
ニコールキッドマンが歌っていたので知っていました。
オーストラリアの大スターですから。
昔ニコールキッドマンとユアン・マクレガーの映画がありましたよね〜。
でも、普通ならそれ以外は知らない曲が多いはずでした。
なにせ初めて観たので!
でもこの作品は
予習も何もせず(日本語なので)
ストーリーもセトリも何も知らずに見たのに
既視感が半端なかったんです。
まず、舞台はLady Marmaladeで豪快に幕あけしました。
この曲は2000年頃にクリスティナアギレラ、ピンク、マイヤ、リルキムがカバーしていて
私は世代的にどストライク(歳がばれる・・・)。
当時毎週のように豪州のヒットチャートのトップに入っていて
PVをめちゃくちゃ見たことがあったので(20年以上も前ですが・・・)
最初の1曲で既にテンション爆上がり状態!
www.youtube.comもちろん観衆も手拍子で最初から熱気に包まれました。
ちなみに20年前のPVでは
後半クリスティナアギレラが登場するシーンがめちゃくちゃ好きで
シャワーでよく歌っておりました。
サプライズ(自分にとってのですが)はこれだけではありませんでした。
このあとも続々と知っている曲が出てきて・・・
というか
むしろ知らない曲を探すのが難しいくらい
凄いテンポで出るわ出るわで
ノスタルジーと楽しさとで究極のエンターテイメント。
特に感動したのは平原綾香さんが歌ったFireworkです!
この曲は私が大好きな曲の一つなのですが
ケイティーペリーのような野太い歌声をもつ人に合う
非常にパワフルな歌なので
日本の歌手が歌いこなすのが難しそうですし
中途半端が絶対にゆるされないナンバーだと思うのですが
平原綾香さんの歌声には感動で涙がでました。
www.youtube.comストーリーの流れもあっての感動だとは思いますが
あれほどパワフルでソウルフルに歌える女性歌手は
日本にはそうそういないと思います。
また、同様にアデルのRolling in the deepも嬉しいサプライズでした。
これも私が大好きな曲で
だいたい毎年11月頃になると聴きたくなる曲です。笑
www.youtube.com私はミュージカルでは
アンドリューロイドウェバーや
ミハエルクンツェ、フランクワイルドホーンなどの
重厚感ある古典作品系が好きなので
現代ポピュラーミュージック系のミュージカルは
プリシラ以外はあまり見たことがなかったのですが
ムーランルージュはマジでやばい作品です!
もちろんCome What Mayも堪能しました。
とても懐かしかったので、ニコールバージョンも貼っておきます。
カーテンコールも少し長め
最後のカーテンコールも少し長めな気がしました。
本当に大満足の鑑賞で
最後はもちろんスタオベで見送りました。
座席はこーんな後ろだったのですが
帝劇は天井席でも見やすいので全然良かったです。
ちなみに、このムーランルージュという作品は
日本では今回が初めての公演のようですが
昨年韓国では既に行われていて
私が大好きなミュージカル俳優の
ホン・グァンホさんが出演していました。
ホン・グァンホさんは1度出た作品は必ず2度目がこれまではあったので
もしムーランルージュをまたやってくれるのなら
韓国にもまた観に行きたいです。