台湾は2月28日(金)が祝日。
帰国前に1日フリーの日ができたので、こっちで出会って仲良くなった言語交換友達のXちゃんに高雄を案内してもらいました。というのも、Xちゃんの実家が高雄で、この時ちょうど帰省中だったからです。
この日の高雄は28度の真夏日で、こともあろうことに晴天!
アラフォーはお肌へのダメージを懸念していました。。。
でも、高雄の新幹線の駅である左營駅で出迎えてくれたXちゃんが用意してくれていたプランは、まず自転車で蓮池潭まで行くというものでした。。
心の中で多少の葛藤はありましたが、せっかく私のために調べてくれて連れて行ってくれるのに、大人が日差しがどうのと文句を言っている場合ではありません。
日焼け止めに化粧下地、ファンデーションを塗りたくった顔にマスクまでしているのですから、きっと大丈夫!と自分に言い聞かせて、ブルーの自転車に跨りました。
この自転車は台北のUbikeみたいなもので30分までは無料。誰でも乗れます。
自転車は東京でもあまり乗らないので久々で、ちょっとお尻が痛そうでしたが、いざ、出発!
蓮池潭を目指しました!
Xちゃんは若いのとこの街を走り慣れているのとで、どんどん私から遠ざかっていきます。まずい、このままでは置いていかれる!と思い、思わず叫んだ〜。
「慢点!慢点!(もうちょっとゆっくり〜)」
するとXちゃんは笑ってオッケーと言い、優雅に漕ぎ始めました。
こちらは道を調べるXちゃんの後ろ姿。
ふと気がつくと、さっきまで暑くて息苦しかったのに、自転車で風を切って木陰の公園沿いを進んでいくのがとても気持ち良く、なんとも清々しい気持ちになりました。
しばらく進むと、大きな高架があり、その下は複数車線の大きな道路を車がビュンビュン走っている場所に出くわしました。
案の定、道路標識には、「自転車はこちら」の文字が・・!
Xちゃんと一緒に雄叫びをあげながらきつい高架の坂道を登ります。
途中で私はあまりのキツさに思わず
「屁股分開了〜!(意味は漢字から想像してください😅)」
と叫んだら、Xちゃんは爆笑していました。
でも、この高架は若いXちゃんでも途中で根を上げるほどのツワモノでした。私も途中で自転車を押して登りました。
この高架を超えるともうすぐ先に蓮池潭が見えてきます。
大きな湖とランドマークの塔が2つ遠くからでもはっきり見えました!
蓮池潭のすぐそばに自転車を返す場所があり、そこに自転車を返すと、ギリギリ30分以内のセーフで到着。
台湾観光のキャラのくまさんに迎えられ、水を飲んで一息しました。
高雄と言えば、蓮池潭というくらい有名なこの名所にはこう書いてあります。
入龍侯出虎口
龍の喉から入って虎の口から出るという意味です。
そうすると、これまでの自分の過ちや悪事を全て落とすことができるのだそうです。
なんて素敵!
塔は登ることも可能で、上からの景色もまた美しい。
さらに、自分が最もツボだったのは、蓮池潭の蓮の花!写真では大きさが伝わりにくいですが、お花の大きさは大きなカレー皿ぐらいあります。葉っぱはもっと巨大です。
今まで見たことのない巨大なピンクの蓮の花が湖に浮かんでいて、とても美しくて見とれてしまいます。大きな蕾もとても綺麗。
しばらく蓮の花に見とれた後、湖のほとりを散策。
しばらく行くと、菩薩様が祀られている場所があり、すぐそばにはこれまた大量の亀が集っていました。その数数百匹!?
とにかくこんな亀の大群見たことがありません。
お昼は巨蛋站のすぐそばに百貨店の中にある香港台湾料理屋さんで超絶おいしいランチを堪能。連れて行ってもらったのでお店の名前をチェックするのを忘れていましたが、美味しすぎでした。
ランチを食べたら、捷運に乗って西子灣を目指しました。
途中、世界一美しい駅に選ばれた美麗島站に立ち寄って映え写真の撮影。
西子灣のビーチには、Xちゃんが地元の人しか知らない抜け道を案内してもらいました。
かなり険しい崖のような坂道をしばらく降りるとそこには美しい浜辺が広がっていましたよ。
写真では日が陰っているように見えますが、それでも高雄の日差しは肌に突き刺さってきます。
西子灣は外国人にも人気のビーチで、この日も多くの若者で浜辺は賑わっていました。
Xちゃんと私はここで海を見ながら中国語と日本語のお勉強。
砂浜が 黒板代わりです!
Xちゃんが最近見ている佐藤健のドラマのセリフについて教えたり、私の中国語の質問に答えたりしながら、裸足で気持ちの良い砂の上で教え合いました。
この海沿いには私が留学先で迷っていた中山大学があります。
もう少し高台には英国領事館もあって、西子灣を見下ろしながらアフタヌーンティーも楽しめるとTLIの先生が勧めてくれました。今回は行けませんでしたが、夕日がとても綺麗らしいので次回は是非行ってみたいです。
旅の最後はかき氷で締めくくりました。
「高雄婆婆冰」は人気店のようで、たくさんの人で賑わっていました。
冷房の効いた広々とした店内で私はタロイモと小豆の雪花冰をXちゃんはなんとドリアンの刨冰を注文。私は生まれて初めてドリアンというものを食べました。
美味しいような・・・ちょっと微妙。美味しくなくもないって感じでしたが、Xちゃんはうまいうまいと悶絶しながら食べていました!笑
ここのメニューは日本語も書いてあるので中国語ができなくても心配無用です。
前回の台中の時も今回の高雄も移動には新幹線を利用しました。
新幹線のチケットはKKdayの割引券を利用すると大変お得です!
外国人はここで2割引のチケットを購入できます。
購入の仕方は、このウェブサイト上で移動する日のチケットを購入するだけです。
送られてくるバウチャーとパスポートを当日新幹線の切符売り場で見せれば乗車券をもらえます。
座席指定も当日その場で無料でできるし、乗るときに駅に行ってその後の便を指定すれば、乗り遅れの心配もありません。当日の朝起きるプレッシャーがないので、前の晩ぐっすり眠れますよ。
改札を通る時は係員に乗車券とパスポートを見せます。
このチケットを利用すると
台中往復は4082円(約40分)
高雄往復は8660円(2時間弱)
でした。