晴れ女のわがままジャーニー(人生も旅も)

自由人です。やりたいことをやります。まず、やってみる。

首相は「ガースー式会食メソッド」でも発表するか、立ったまま話し続けるのをやめた方がいい

過激なタイトルですみません。

このコロナのご時世、不要不急の外出を抑制すべき中、日本の社会はいろんな意味でカオスに陥っている気がします。

緊急事態宣言が出ても、通勤電車は通常モードですし、都心の人は減ったかもしれませんが、地元のスーパーは賑わっていて、昨日もミスドには長蛇の列。ショッピングセンターの前では若者がパフォーマンスをして客を集めていました。

日常の何ら変わらない風景。ありがたや〜と思う一方で、これでいいのか?と思わなくもない今日この頃。

昨日スーパーで買い物をしていると、若者3人組が、これから鍋パーティーをせんとばかりに楽しそうにお肉コーナーであれこれ言いながら買い物をしているらしきところに遭遇しました。大学生なのかな。今が一番楽しい時期です。こんな時期に鍋パーティーか・・・と思う方もいるかもしれませんが、これを責められるでしょうか?私は仕方がないと思います。彼らをそうさせているのは私たち大人の責任だと思うからです。

リモートワークやオンライン規制を国民に要求する政治家が、率先して範を示すどころか、国民の税金で贅沢な複数人での対面の会食を毎晩続けたことは周知の通り。

ただ、それよりもまずいなと感じたのは、ガースーが首相に就任して100日くらいで推定150回も会食した(サンジャポでの杉村太蔵氏にの発言によると)ことが明るみになったことで、「年寄りが寄り集まって毎晩会食してもコロナなんかに感染しませんよ」と、首相自身が逆に証明してしまったことです。

これで若者は安心したことでしょう。注意していれば大丈夫。ましてや自分たちは若いのだから。

自然な流れです。

自分も含めた我々大人や年配者が若者に文句を言う資格はないし、責める資格もないと思うのです。むしろ、若い人たちが今やりたいことを精一杯できない状況が気の毒で仕方ありません。

国民感情からすれば、そんな野球の話なんか全部SkypeかLINEでやったらよくね?大事な話でもZoomかTeamsでやればいいしって話です。別に難しくなんかない。民間企業はみんなやっていることであり、大人数で話しづらければ、ブレイクアウトルームでもなんでもやればいい!

でも、自分たちだけは特別だと思い込んでいる国会議員は、きっとそのやり方すら学ぼうとしないし、やる気もないのでしょう。国民の税金(経費)で高級料理を食べられるんだからしょうがないか。。自分たちは特別だからやっていいと思い込んでいる時点で、国民目線になんかなれるはずもありません。

どんな事情があったにしろ、大事な冠婚葬祭でさえキャンセルや延期を余儀なくされる中でのそうした一連の行動は最悪の選択だったと言えます。もしコロナに絶対感染しない自信があって会食を続けていたというのなら、絶対にバレないようにして欲しかった。

それか、もういっその事、私はこんな方法で会食したからこそ、年寄りでも100日間感染しませんでしたよ!皆さんもどうぞ!とばかりに「ガースー式会食メソッド」でも公表してしまった方が良いのでは?などとさえ思ってしまいます。

今の政権に欠けているもの・・・それは、想像力と発信力とリーダーシップだと感じます。

現政権は国を引っ張っているのではなく、誰かの後をボテボテ着いていっているみたいにどうしても感じてしまいます。発言も女心と秋の空ぐらい昨日と今日で言う事が全く違う。ガースーはたたき上げだし、誠実な人かもしれません。一生懸命かもしれません。目力がないのはシャイだからかもしれません。でも、一生懸命やれば国のリーダーが務まるのなら、誰でも務まるということになってしまいます。しかも、着いていく人を間違えて、国民よりも常に二階幹事長の顔色を伺いながらごにょごにょパワーゲームをするのだけはやめてもらいたい。

リーダーとは人々をリード(lead)するもの。一般庶民の先を行き、引っ張る人のことを指します。周囲や国民の反応を見ながら後手に回るのは、リーダーではなくフォロワー(follower)です。この際、政治家のお偉いさん方も庶民のtwitterなどをフォローして、その暮らしぶりや生活を覗いてみたらいいのでは?

そういえば、最近中国語のことわざでこんなのを知りました。

站着说话不腰疼 (zhàn zhe shuō huà bù yāo téng

直訳は、「立ったままで話してると腰は痛くならない」になります。

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昔、孝公という人が、商鞅と景监と国の政策について討論していました。孝公は椅子に座っていて、商鞅と景监はそれをひざまずいて聞いていました。ひざまずいていた2人はその姿勢のせいで疲れて腰が痛くなってしまったのですが、孝公は朝から晩まで話をし、途中興奮して立って話し始めてしまい、なかなか話をやめませんでした。つまり、孝公は立って話していて、ひざまずかされている2人の身体的苦痛に全く気付かなかったのです。転じて、人の粗探しをしたり批判するのは簡単だけど、実際にやってる人の苦労や困難は理解できないものだという意味になったようです。

英語で言うと、

It is easier said than done.(言うは易し、行うは難し)

というわけで、首相になったことのない、実際に何もやっていない私が好き勝手なことを書かせてもらいました。私は私で身勝手だけど、これぐらいストレス解消させてください。

ま、首相の仕事って大変だとは思うけどね。

でも、首相も立ったままで話を続けるのはもうやめた方がいいと思います。

 

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