晴れ女のわがままジャーニー(人生も旅も)

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中国語HSK6級勉強法:『HSK6級読む聴く覚える2500』を使ってみた正直な感想(2022年1月1日追記)

懺悔から始めます。

私は昨年、2020年のうちにHSK6級を取る!と宣言したのに、受験しませんでした。

夏頃急に日本語教育能力検定試験を受けようと思い立ち、そちらに舵を切ってしまったからです。

はい、言い訳。

実は、6級に向けた勉強さえまだ始めていませんでした。

なので、今年こそは!と力みたいところですが・・・。

年明け早々から1年ぶりにプロジェクトの仕事を再開し、日々の緊張感と忙しさで、なかなか中国語学習ができていません´д` ;

それどころか、往復の自転車通勤の筋肉疲労も相まって、毎晩9時ぐらいには寝てしまうありさま。

なんとも情けないですが、歳と1年のブランクには勝てません。

そして、なんと意志の弱いことでしょうorz

それでも、なんとか今年or来年中にHSK6級を受けたいと思い、昨年末から気になっていたこちらの参考書をとうとう買うメンタルにまでたどり着きました。

長かった・・・ここまで。

『HSK6級読む聴く覚える2500』は、6級の単語が散りばめられた文が72本あり、これ1冊で6級の単語が頭に入るという画期的な本です。
単語だけをぶつ切りにして単語帳で覚えるのが苦手な自分にとって、このように文脈の中で覚えられる教材は画期的です。しかも、6級照準なので、無駄がないのも嬉しいところ。

『HSK6級読む聴く覚える2500』を少し使ってみた感想

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HSK6級感あり

早速、少し勉強してみましたが、やはり6級ともなると5級より文が全体的に堅苦しい感じがします。
単語自体は5級の延長のような印象を受けますが、書き言葉独特の表現が散見されます。
5級を受験したときに私が使用したお気に入りのHSK長文テキスト5級」と比べると、文字も小さく、一つの文章も若干長めなので、読んでいるうちに眠くなることも。でも、勉強とはそんなものですよね。逆にHSK長文テキスト5級」は内容が楽しすぎました。

音声はシャドーイングがし易い速度

この教材の良い点は、シャドーイングがやり易いところです。音声の速度が若干ゆっくりめで、心理的に追い込まれず、大らかな気持ちでシャドーイングができます。
逆に、普通にリスニングをする時はやや遅すぎると感じるものも。
[5月追記]
この記事を書いた時点では最初の3つぐらいしか聴いていなかったのですが、音声の速度は途中からゆっくりではなくなったように感じました。デフォルトの速度でシャドーイングもついていくのが厳しいくらいです。これが、語彙が新しすぎて早いと感じるのか、元々の音声が早いのかは、自分ではっきりとはわかりません。
読み上げの速度は課によって違う気がします。後半になるほど速度が上がっているような気がしないでもないです。
なので、私は最初に内容把握のリスニングする時は1.25倍速くらいで聴いて、シャドーイングの時に普通の速度に戻しています。
MaciTunesで聴いているのですが、スピード調整は、無料のSpeed-Up for iTunesをダウンロードして使用しています。シンプルで使い易いと思います。

穴埋め問題がイマイチ

ちょっと残念だったのが穴埋め問題です。
新出の6級単語の穴埋め問題が長文を聞く前にあり、この本によると、空欄予想の訓練にもなるらしいですが、答えが新出単語の順番通りなので、チャレンジのしがいがなさすぎます。答えが順番通りって予想もへったくれもないような・・・´д` ;
この本では、新出単語を発音して覚えた後で、この空欄補充問題をして、さらに次のページで全文を聞いて発音して覚えるという流れを推奨していますが、この順番も私にはしっくりきませんでした。
私の場合は、空欄補充はすっ飛ばして、教材のシャドーイングを1周し終わってから、2周目に入って記憶が薄れた時に、復習がてらやろうかと考えています。
どうせ空欄補充の問題を作るのであれば、私なら、問題文は本文と全く同じにはせず、別の短文に本文で出た単語を穴埋めさせることで、応用力を養いたいです。その方が、学習者も飽きないはずですし。本文と全く同じなら、自分で消して空欄をいくらでも自作できるので(辛口)。

単語だけを覚える苦痛から解放してくれる

それでも、1冊やりきれば6級単語が入るという点で、この教材は普通の単語集より楽しく勉強ができるのではないかと思います。というのも、5級の時も前述の教材をほぼ1周強シャドーイングしただけで、単語がほぼ全て頭に入ったからです。

6級単語に的を絞って文章を集めるのは容易ではないと思いますので、この教材を作ってくれた東方書店さんには感謝です。

書き言葉のシャドーイングって・・・意味あるの?と引っかかる方もいるかと思います。
書き言葉を聞いて理解することは話し言葉を聞いて理解するよりはるかに難しいです。対話ではなく、ひと続きの文章や段落を聴いて理解することができれば、確実に力がつつくことは分かっています。
英語通訳の勉強をした時も、書き言葉を聴いてわかるようになると、英語のコマンドが爆上がりしたからです。
自分に向かって話していない客観的な文をたくさん聴いて発音して、6級単語も身につけたいと思います。 

ここから追記(Jan 1, 2022):HSK6級受験後の感想

以上はHSK6級を受ける遥か前の感想でしたが、以下は2021年12月5日にHSK6級を受験した後の感想を書きます。
この本は受験前にはほぼ1周をし終えていました。
でも、よく読み込んだわけでは無く、書く文章を数回読んだ程度でした。
試験直前の2ヶ月間はほぼ過去問とアスク出版のリスニングの本しかやりませんでした。筆記は何もやらなくてもある程度点はとれますが、リスニングはとても難しいからです。
過去問をやりだしてからその難しさを痛感しました。
6級リスニングでは「雄しべ」などという難しい単語が出てきたりします。難解な単語は解答への影響はさほどないはずですが、ひっかかる性格の私は知らない単語があると、そこでまんまと置いていかれるタイプです。
試験本番のリスニングは科学系の内容がかなり多かった印象で、最初の2問くらいでで既に???となってしまいました。練習では8割取れていたリスニングですが、正直結果は全く期待できるものではありません。(結果発表は4日後)
そうした過去問や本番の試験を経て、またこの赤い本に戻ってきて、改めて今シャドーイングを毎日してみると、真试に比べるとこの本の内容はかなりとっつきやすいです。笑
今度使えるなという表現もたくさんあるので、リスニング対策というよりは自分が話したり書いたりするのに使える単語やフレーズを意識する上で、有用な教材として復習に使っていきたいと思います。

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