晴れ女のわがままジャーニー(人生も旅も)

自由人です。やりたいことをやります。まず、やってみる。

語学をしてるとたまに忘れるけど自分は頭が良くない、でも言語は習得できるはず(4) 一見遠回りに見えるが実は近道な方法

前回(3)では、とにかく答えのない状況の中でひたすら一生懸命聞いて理解しようとするプロセスが大事だと書きました。

まだ(3)を読まれていない方は先に(3)を読んでからこちらに移ってください。

でないと話が通じません。。

第二言語に接することは、留学していれば比較的容易ですが、実際日本で独学している人がそれを真似するにはどうすれば良いのでしょうか。

そこで、自分が試して有効と思われた方法を紹介します。

それはドラマ視聴です。

ま、よくある第二言語学習方法・・・ではありません。

私が重視しているのは多聴なので。

じゃあ多聴ってどうやるの?

ですが、それをこれから書きます。

出典:NETFLIX (https://www.netflix.com/jp/title/70153404)

語学目的でドラマを見るときに注意すること

ドラマは本当に語学に最適の教材です。

でも、ただぼーっと見ているだけではあまり意味がありません。

でも、難しいことをする必要もありません。

ドラマを見る目的はあくまで自分を学習言語の擬似空間に置くことです。

なので、絶対に守るべきは

ルール①日本語字幕をつけないこと!

そんなことしたら、わけわからんわい!

しんどいわい!

文句のある方はどうぞおやめください。

そう、最初はちょっとしんどいかもしれません。

ここで大事なのは「なんだろう〜」「一体何が起こっているんだろう〜」とクエスチョンマークを出しながらただひたすら画面に出てくる情景や登場人物の表情などを見続けることです。

そして、

ルール②最初はメモを取ろうなどと考えないこと!

です。

勉強熱心な方はいちいちビデオを一時停止して単語をメモしたりする人もいるでしょうが、それをやっていては量が見られません。途中で挫折する原因にもなりかねません。

どうしても記録したい方は、メモは最低でも、ドラマ30本以上見終わってから始め、1話に2、3個程度にとどめましょう。

最初はそれよりも、もし気に入ったフレーズがあれば、そのまま口に出してボソって言ってみるだけでいいです。

ルール③ドラマのお気に入りキャラを探せ

登場人物に気に入ったキャラクターがいれば、その人の顔の表情や手ぶり身振りを細かく観察しましょう。

何を言っているかわからなくても、とりあえず真似てみましょう。

英語なら特に口の開き方に特徴があるはずです。

そこをこまかーく観察することが大事です。

私にも真似したいドラマのキャラクターがいました。

ゴシップガールのセリーナとか・・・え?顔が違うって?

しらんわそんなの。

なりきることが大事!

ルール④ホームドラマや子供向けのシチュエーションコメディーから入る

初心者は間違っても法廷ものやフィクション、ドクター、刑事物から入ってはいけません。専門用語が出てきてパニックになります。一人のセリフが長すぎるものもNG。橋田寿賀子の英語版みたいなものはないとは思いますが、そのようなものは素材として不適切です。

個人的にはディスニーチャンネルの子供向けやティーンのドラマが入り口としては一番いいと思います。

なぜかというと、子供向けやシチュエーションコメディは身振り手ぶりが大げさで、セリフも結構大きな声でハキハキしています。

また、子供でもわかりやすいようなストーリー仕立てで聞き取れなくても状況把握がしやすく、内容も面白いからです。

例えば、ジャスティンビーバーの元カノでインスタグラムフォロワー 人を誇るセレーナゴメスがブレイクのきっかけとなった『ウェイバー通りのウィザードたち』や『ハンナモンタナ』などはもう10年以上前のドラマかもしれませんが、英語学習の材料にするには面白いと思います。

 

子供の番組じゃん!

と侮ることなかれ、学ぶことはとても多いです。

これを飛ばして最初からゴシップガールみたいなドラマをみると、挫折しかねません。

アッパーイーストのお嬢様とおぼっちゃまの会話をなめちゃいけないよ〜。

笑。

でもドラマはめっちゃ面白かったので、まだ見ていない方で興味があれば是非見て欲しいです。

舞台は同じニューヨークでもフレンズはおすすめです。

登場人物の発生がしっかりしていて、シチュエーションコメディ独特の大げさな感じが満載なので、聴きやすいですし、こちらも何より面白いです。

特にシーズン2から面白くなるので、初めて見る方はシーズン1でやめないでください。

2000年代、月曜日の夜はFriends観てからのAllyMcBealが私の定番コースでした。

ちなみにドラマ学習は私は今は中国ドラマで中国語習得のためやっています。

ドラマは本当にいいよ。

ルール⑤夜寝る前に観よう

夜寝る前に読んだり聞いたりするのは記憶に残す上でかなり効率がいいと私は思っています。

寝る前に見たり聞いたりしたことは、寝る前や朝起きた時に脳内で反復再生されることが多いです。

ただ、弊害もあって、そのせいで脳が興奮しすぎて眠れないことも。

眠れても翌朝完全に目が醒める前に、前の晩印象に残ったフレーズが勝手に出てきて頭をぐるぐる回ることもあります。

なので、そんな時は翌日もう一度意識的にそのフレーズを声に出してみたりしています。

ルール⑥目に見える具体的な結果を求めるな

ドラマを見ても会話は上達しなかった、すぐにやめる〜みたいな流れだとこの方法は意味がありません。

ドラマを見てもぶっちゃけ発話力はさほど伸びません。

でもたくさん見続けていくうちに、状況把握力と適切な場面での英単語やフレーズの選択能力は目に見えず上がるでしょう。

個人的に、語学が上達するかしないかは、続けるか続けないかだけだと思っています。

続けられない人の特徴は、数ヶ月やっただけで、自分は進歩がない、うまくならないとすぐに嘆いてしまう人。

一方、伸びる人は、自分の上達に一喜一憂などせず、ただ愚直に練習を繰り返す人です。

少々下手でも楽しんで前を向き、続けるひとです。

私もアホみたいにいつも語学をやっていますが、自分がどんなに上達が遅くても、時間の無駄だとは一切思っていないし、自分は何をやってもダメだなどと思ったりはしません。

とにかく悲観することなく、楽しくやっていくことが大事です。

そこにはわからないことをすっ飛ばすくらいの雑さがあってもいいと思うのです。

全てをクリアにしなくても、わかることだけ、今聞き取れることだけを吸収していけばいいと思います。

正直、日本語でも話がよく分からない人は大勢います。

外国語ならなおさらです。

今日、単語が一つ増えた!

翌日はその単語を忘れた・・。

でもその数日後にまた同じ単語に出会って思い出した!

でも、その1ヶ月後には綺麗さっぱり忘れてしまった。。

そうこうするうちに、翌年本を読んでいたら、また同じ単語が出てきて、また辞書で調べて、今度は書いてみた。

そしたら、次の日YouTubeでネイティブがその単語を使っていて、あ、知ってるとおもったwww

そんな感じ。

それでも一応HSK6級は取れたし、英語で通訳もできたし、イタリアで中級クラスでもやっていけたし、韓国に一人でミュージカル見に行けてる。

語学って楽しい。

頭の良さなんて、関係ない!!!

前回のクイズの答え

それから、

前回のクイズの答えです。

前回のクイズ

答えです。

単語の羅列ですが、こういうメモ的なものも仕事では回ってきます。

Training: Planning, Curriculum development, Delivery

何をするかはコロンの前に書かれています。

これは研修(Training)について書いています。

研修で何をするのかというと、

計画(Planning)、カリキュラム作成(Curriculum development)、 Delivery

ですが、この最後のDeliveryが問題でした。

計画して、カリキュラム作って・・

デリバリー(配達)します。

ぶぶーーーっ、ピザ屋かいっ!

正解は、

実施

です。

研修は「実施」するものです。

お届けするものではありません。

「提供」するとした人も、間違いではないですが、何でもかんでも提供としていたら、provideもdeliveryもofferもdonateもsupplyもrenderも何でも提供になりうるので、提供祭りになってしまいますね。

もちろんdeliveryを提供と訳すこともありますが、訳すときは主語や状況に一番あった単語を選びます。

deliveryはこのほか、例えば通訳しているときに自分が出した訳文や話者の話を指すこともあります。

He delivered a good speech(彼は良いスピーチをした)などと言います。

この単語の概念は、何かやるよ〜と言っていたことを全うしたり、実際にやったよという感じです。

この感覚をつかんでおくと、辞書の日本語に惑わされずに、自由に日本語で訳せるようになります。

上記問題の答えとした「実施」も実際に辞書を調べてもでてきません。

でもこの文脈ではこれが一番すんなり頭に入るんです。

これを「提供」とした場合

研修:計画、カリキュラム作成、提供

最後の提供を読んだ瞬間、提供って誰に?っって日本人の思考回路ならなると思います。

でも、

研修:計画、カリキュラム作成、実施

とかかれて、え、どこで誰に?と詳細情報をしつこく聞いてくる人はあまりいないのではないでしょうか。

そうゆう自然な訳が理想です。

私は翻訳する時、それを読んだ人に「これ翻訳だ」とバレてしまうような文章を書かないように心がけています。

要するに、読者が読んで引っかるような訳は書きたくないんです。

そのためにはその単語が持つ元々の概念の理解が必須です。

ピザを届けるのを承諾したら、お客さんまで届けるのがデリバリー。

演説で大衆に言いたいことを伝えたらそれもデリバリー。

プロジェクトでクラウドへの移行を完了したらそれもデリバリー。

裁判官が罪人にあんた懲役何年と告げたらそれもデリバリー。

赤ちゃんを産んだらそれもデリバリー。

日本語は全て異なりますが、英語は全てdeliveryです。

あ、なんか翻訳(仕事)に関することはブログに書かないと前に書いておきながら、書いてしまいました。

このブログのタブーを一つ破ってしまった。

今後はもう少し気をつけよう。

ちなみにこのドラマ⬇︎も面白いよ。

美人の主人公がある日ひょんなことから太った弁護士と入れ替わってしまう話。

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