晴れ女のわがままジャーニー(人生も旅も)

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コロナ後の海外旅行の悲しい現実 - ツアー代金はコロナ前の2倍、若者にとっては高価な買い物に

先週久々に新宿南口のHISに入ってみました。

私はもう20年以上も前からHISでよく航空券を買っているのですが、この会社のツアー(団体旅行)に参加したことが過去に1度だけあります。

というか、ツアー自体に参加したことが後にも先にもこの1回きりなのです。

で、先日は何をしに店舗に行ったかというと、市場調査です。

コロナ後とも言える今、海外旅行が戻ってきたということで、巷の旅行会社は賑わっているのかい?というのを見に行ってたところ、衝撃の事実が発覚しました。

衝撃の事実【その1】冊子型のパンフレットがほぼなくなっている!

旅行会社といえば、入り口に色とりどりのパンフレットが並んでいる店構えを想像すると思います。

HISさんも以前はそうでした。

ですが、今回行ってみて気づいたのは、以前見かけたような分厚い冊子型のツアーパンフレットがほぼ姿を消していたことでした!!

わかりますよね、あのツルツルした紙質のカラフルなやつ!

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そう、こうゆうやつです。

写真がたくさん載っていて、気分が上がるやつです。

これはJTBさんのものですが、欧米方面などのパンフレットは50ページくらいの分厚い内容で、中にいろいろな情報が載っています。

こうした分厚いパンフレットには現地の基本情報や簡易地図などが載っているので、個人旅行派の私でもちょくちょく旅行に行く前にもらってきて、その部分だけちぎったりしたものです。

また、プロが組んだツアーの日程表は自分が一人旅で日程を組む参考になるし、観光地の写真なども載っているので、これとネットさえあれば、旅行ガイドの書籍など不要と思ってしまいます。

でも、そうした冊子類は以下の写真のアメリカやハワイ、一部欧州のみしか置かれていませんでした。(海外旅行に関して)

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このパンフレットは全部で34ページ。

ほかのものはどうなっているかというと・・・

こんな感じです。

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このイタリアのパンフレットは一見光沢を感じますが、普通紙をカラーコピーしただけの見開き2ページのペラです。

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こちらの中欧のツアーもA4普通紙1枚のカラーコピーのペラです。

以前は売切り目的で格安のものなどがこうした普通紙に印刷されていたものですが、絶賛売り出し中のツアーも普通紙1枚のペラりんちょが非常に多かった印象。

衝撃です。

経費節減感もろ丸出しですが、それもこれもコロナで受けた打撃のせいでしょうね。

店内の雰囲気も、土曜日の午後の割には賑わいはなく、お客はいるものの静かな印象でした。

海外旅行業界は全体的にまだまだ復活まで遠い感じが否めませんね。

さらに、もっと驚いたのがツアーの価格です。

衝撃【その2】旅行代金がコロナ前の2倍〜3倍ほどに!!実際に同じツアーで検証

ツアーが苦手な私が敢えてツアーの良いところを挙げるとしたら、それはお値段が安いということでした。

コロナ前は、集団行動で振り回される代わりに、中にはお値段が安いものがあり、賢く選べば、かなりお得感があったのです。

もちろん一人旅の場合は、自分で組んだ方が安くなることも多いですが、なんというかHISさんなんかは、たまにめちゃくちゃ安いツアーが出てきたりして、間違えて申し込みそうになることもありました。笑

ですが、今回パンフレットをパラパラめくっていて出会ったのは衝撃の価格ばかりでした。

たとえば、こちらのツアーは春のヨーロッパという数少ないツルツルパンのフレット(18ページ)内にあったものです。

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注目すべきはツアー代金で、たった8日間のツアーが1名あたり平均40万円以上します。

実は何を隠そう、このツアーこそ、コロナ前の2018年に私が人生で初めていわゆるツアーというものに参加した時と同じツアーでした。

なぜ参加したかというと、とても安かったのです。

お値段が。

そう、お値段以上に感じるくらい。

その前に、以下のスクショを見てください。

私が以前参加したツアーとこのツアーは99%同じ内容です。

(上が2023年、下が2018年に自分が参加したもの)

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多少順番が変わっていますが、内容はほぼほぼ同じ。

そして、

2018年当時のそのお値段とは・・・5月22日出発で

23万9,800円+2万2000円(燃油サーチャージ)=261,800円

当時の資料が残っていましたので下に載せます。

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一方、2023年はというと・・同じ5月22日の出発で

399,800+100,930(燃油サーチャージ)=500,730円!!!

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実際にはこれに諸税なども乗ってきます。

合計の旅行代金は4年前の約2倍になってしまいました。

率直に悲しいですね。

これに円安も相まって、お土産なども高くついたりするのでしょうか。

4年前のあのお値段なら気軽に申し込めるものも、50万円以上もすると、行きたくても躊躇してしまいそうです。

このツアーに参加した当時はツアーに慣れていなかったせいか、朝早くに起きなければならないのが苦痛で仕方なく、文句ばっかり言っていたのですが、今考えたら、そんなことを我慢する価値があるくらいお得なツアーだったのかもしれません。

今更ですが、振り返ると、HISさんのツアー、コロナ前は激安でしたね!

そう、両手を合わせて拝みたくなるくらい。

まとめ

このお値段水準では、働く社会人は海外旅行に行けるお金があっても時間がなて行けず、一方で、学生さんたちは時間が有り余っているのに、お金が足りないから海外に行きづらいということになりそうです。

さらに言うならば、円安をものともせず、一番海外旅行にお金を使いたがる高齢者(特に団塊の世代)の中には、コロナですっかり海外にいくのが億劫になってしまった人も少なくないようです。

要するに、日本人にとって海外旅行が以前よりも遠い存在になっているのではないかと思う次第です。

個人旅行にしても、最近ネットで航空券の検索をちらほらしているのですが、チケット代はまだまだ全体的に高い水準です。

それでも裏技を駆使して、少しでもお得に海外旅行に行きたいものです。 

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