台湾に到着して数日間は、台湾の食文化についての知識が乏しすぎて、定番の
滷肉飯や混飩、牛肉麵
といった肉料理中心の食事にしかありついていませんでした。
そして、思ったんです。
「ああ、これでは野菜不足でお肌が荒れてしまう!」
と。
コンビニに行ってもサラダのような生野菜系はちょろっとしかなく、当初は、台湾のOLは一体どこで野菜を摂っているんだろうと疑問に思ったものです。
でも、その疑問はすぐに解消しました!
あったんです。
台湾で美味しい野菜料理を食べられる場所が!
台湾でベジタリアン料理のことを
素食(su4shi2)
と言います。
この素食レストラン、実は結構あって、
私もお気に入りを見つけてしまいました。
その一つが、
祥意素食館(xiang2yi4su4shi2guan3)
です。
祥意素食館
祥意素食館へのアクセス
台北駅8番出口から徒歩5分、滞在中のホテルからだと徒歩7分ぐらいででした。
お昼時に行ったので、お客でごった返していましたが、朝通りかかった時は、入るのが怖いくらい人がいませんでした。
祥意素食館での注文の仕方
ここはバイキング方式です。
まずお店に入ると右側にお弁当箱かお皿がおいてあるので、持ち帰りの場合はお弁当の箱、店内で食べる場合はお皿をとります。お皿も紙製です。
そして、店内に並んでいる色とりどりのおかずを好きなものを好きなだけ入れます。
入れ終わったら、左中ほどにあるレジの前にある秤にお弁当箱かお皿を無言で置きます。
すると、レジの人がご飯いるか?と聞いてくるので、そこでご飯をもらうことも可能です。私はご飯はいつも買わなかったのでよく覚えていませんが、一律数十元といったところだったと思います。
私が選んだおかずがこちら。
肉は一切使われていません。
お肉に見えるものもすべて大豆などから出来ています。
左上のおにぎらないのような形のものは、お揚げに野菜とポテトサラダが挟み込まれたちょっとボリュームのある一品です。
これで78元。
重さで値段が決まるので、中途半端な数字になります。
値段を聞き逃さないように耳掃除をしてから行きましょう。
店内で食べる場合は、スープが無料で付くので、店内奥にあるスープを常連のように無表情で注ぎます。
お昼時は、座席は相席になると思います。
1人分の座席が空いているのを目ざとく見つけたら、ここでも、常連よろしく
「ここいいかしら?」
と聞きながら、すでに腰を半分下ろします(嫌って言われると悲しいので)。
座りかけている人に「ダメ」とはなかなか言いにくいものです。
座ったらひたすら集中して食べます。
どれも見かけだけでなく、本当に美味しいので、スマホなんかいじっている暇はありません。
夢中になって食べましょう。
食べ終わったら、すくっと席を立ちます。
そして、満足感と幸せに満ちた涼しい顔で「お皿を持ったまま」お店を出ます。
お皿を万引きしているのではありません。
ここれはお皿はお店の前にゴミ箱に捨てるシステムです。
とはいえ、実は私も最初からこんな風にスマートにはいきませんでした。
入っておばちゃんに「これどうやって買うの?」
と聞いたり、お皿を持ってオロオロしたり。。
観光客があまりいないので、おばちゃんたちも片言の英単語か、中国語や台湾語しか通じません。
旅行者の場合は、最初入るのに若干勇気がいるかもしれませんが、ここは本当に美味しいのでオススメです。
後日、お弁当も買ってみました。
こちらは103元。
そして、生活しているうちに、こうしたバイキング形式のレストランが素食でなくても結構いろんなところにあることに気づきました。
例えばココ
輕井澤台式自助餐
輕井澤台式自助餐へのアクセス
こちらも台北駅から徒歩圏内です。
ここは豊富な野菜のおかずのほか、肉や魚のおかずも普通にあります。
ただ、祥意素食館とちょっと違うのは、おかずを選ぶチャンスが一度しかないということです。
というのも、祥意素食館がおかずの周りをグルグル回ってじっくりおかずを自分で選べる形式なのに対し、こちらは入り口から奥まで進む間におかずを選んでいき、一番奥でお会計というスタイルなので、後戻りできないというプレッシャーがあります。
輕井澤台式自助餐での注文の仕方
お店に入ると、まず数人のおばちゃんが等間隔で奥までトング片手に並んでいます。
最初のおばちゃんにはまず、ご飯かビーフンか、店内で食べるのか持ち帰りかを告げます。
するとご飯かビーフンが入れられた容器が渡されるので、
それをそのままもしくはトレーに乗せるなどして右奥方向にスライドさせながら2番目のおばちゃんへ。
そこに気に入ったものがあればおばちゃんに「コレ」と指差して入れてもらいます。
気になるけど、得体の知れないものは「これなんっすか?」と聞いてみましょう。
但し、おばちゃんはかなり高速で答えてきますので、わかればオッケー。わからなくても喰い下がらず、「わかったけどそれはいらなわ」と言わんばかりにスルーします。
後ろが詰まっているので、もじもじしないほうが身のためです。
こうして、入り口のご飯おばちゃんを除く4人のおばちゃんにおかずを入れてもらいます。
おばちゃんたちは忙しいので、売り込みなどはせず、無言でトングを振りかざします。これに対し、こっちは丸腰で臨まなけでばなりません。気を引き締めて突き進みましょう。
おばちゃんのトングとの戦いは4番目のおばちゃんをクリアするまで続きます。
最後にお会計おばちゃんに到達します(写真では一番奥のピンクのおばちゃん)。
ここまでくれば、もう大丈夫。
私はこんな風なお弁当にしてもらいました。
値段はぴったり100元。
どういう計算方法かはわかりませんが、ぴったりな値段のところを見ると、おかずの数で値段が決まっているのかもしれません。
祥意素食館と違って、主食のご飯かビーフンを最初に選ばねばならないので、ちょっとヘビーになってしまいます。軽いヘルシー夕食にしようと思っている場合は、祥意素食館の方がいいかな。
一方、輕井澤台式自助餐は焼き魚や煮魚、お肉の料理も豊富にあったので、バランス重視の日はこちらがいいかも。お店の雰囲気もこちらの方が広いので、店内で食べる時も落ち着いて食べれます。
台北で野菜が食べたくなったら、是非!
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