晴れ女のわがままジャーニー(人生も旅も)

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「パラディーゾ〜恋する百貨店」で"身についた"イタリア語フレーズとドラマの感想

チャオ!

最近やたらと変なイタリア語を自宅で発しては夫に変な顔をされる40代主婦です。

 

はい、イタリアかぶれです。

 

なぜって、イタリアのドラマの

「パラディーゾ〜恋する百貨店」のシーズン2を見終わったからです 。

このドラマについては、このブログでこれまでに何度か触れてきましたが、意外と面白かったので、今回ちゃんと紹介したいと思いました。

※この記事で紹介するシーンの写真に全部線が入っているのは、うちのTVが壊れているからです。すみません。

「パラディーゾ〜恋する百貨店」ってどんなドラマ?面白い?

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主人公のテレーザ

(出典:LaLaTV「パラディーゾ〜恋する百貨店」)

このドラマの原題は「Il paradiso delle signore」です。

このドラマを観るかどうするか迷っている人のために、ネタバレしないレビューを書いてみようと思います。

見どころ1:ストーリーが結構大人!

シーズン1を見始めた頃は、田舎からお父さんが出てきたりして、なんとなく刺激少な目のホームドラマなのかなと思い、全然期待していませんでした。

しかも、世間知らずの若い女の子がミラノに来たという設定から、ガールズトーク的な内容だと40代には無理かな〜と思っていたら、その要素ももちろんありはしますが、全体の内容としては結構大人な内容で、アラフォーが見て素直に次の展開が気になるものでした。

要するに、単なる惚れた腫れたではないということです。

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ドラマのワンシーン・・最初はただのホームドラマかとおもったが・・

ここで言う「大人」という表現をどう捉えるかはお任せしますが、まあ・・・大人です。笑

見どころ2:登場人物がみんなそれぞれ悩みを抱えている

一見、容姿もスタイルも完璧な登場人物たちですが、各自がそれぞれ異なる悩みを抱えて生きています。

ネタバレしたくないので、詳細はドラマを観てほしいのですが、このドラマを観ていると、誰にとっても完璧な人生などなく、誰にでも悩みがあって、でもそれを知らない人から見るとパーフェクトな人生に見えているということがあるのだなと感じます。

主人公以外のキャストの人生も同時にうまく描かれていて、キャストの気持ちの変化や様々な考え方が見えてくるところが面白いと思います。

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百貨店の女子更衣室のシーン

特に、シーズン2はかなり激動のストーリー展開になっています。それに、イタリアのマフィアのような悪い人がちょくちょく出てくるので、それも他国のドラマにはない面白いところだと思います。 

見どころ3:カトリック教徒が大半を占める国ならではの文化的側面が垣間見れる

イタリアはカトリック教徒が6割以上を占める国です。

カトリックの総本山であるバチカン市国が国の真ん中にあることでも有名ですね。

そのせいか、ドラマの中では婚前交渉に関して厳しい意見がちょくちょく出ます。

今のイタリアの若者はそうではないようですが、ドラマの設定が1950年代ということもあり、その時代の常識や、特に親が子に対して非常に厳しくしている感じが描かれているところが興味深いです。

婚前交渉NGで真っ先に思い浮かぶのは、ビバリーヒルズ高校白書や青春白書(90210)」で、ドナが敬虔なキリスト教徒として恋人のデイビッドとのベッドインを拒み続けたことを思い出すのですが、実はこのドラマでは厳しい意見とは裏腹にかなり男女の絡みが出てきます(笑)フィクションではあるものの、この時代でもお年寄りと若者の考えにはかなり隔たりがあったのかな〜と勝手に想像しました。

だからこそ、問題になったり悩んだりするのですが、こうした展開はなかなか日本のドラマにはないものです。おそらくこれだけ書いてもなんのこっちゃだと思いますが、内容を言わずに説明するとここまでになっちゃいます。

ごめんなさい。あとはドラマを観てね。

見どころ4:ドラマの風景や出てくる車や小物がクラシックで可愛い

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この百貨店がドラマの舞台です

ドラマには黒電話やクラシックカーがたくさん出て来ます。

21世紀にはないインテリアが可愛いのですが、決して古臭い感じではなく、むしろオシャレに見えるところがさすがイタリアだなーと思います。

また、ファッションの中心地ミラノが舞台なので、ひと昔前の服装でもイケてるんですよね。

「パラディーゾ〜恋する百貨店」のキャストってどうよ?イケメンはいるの?

www.lala.tv

いきなりオバさん視点で申し訳ないのですが、ドラマにイケメンがいるかどうかは大事です。

それも、ただのイケメンではだめで、演技の上手なイケメンや、お面だけに頼らない内面から滲み出たイケメンが個人的にはベストです。

さて、

いきなりディスってすみませんが、主役ピエトロ役を演じているジュゼッペ・ゼーノ氏は、年齢が私の世代なので、フレッシュ感がない。

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主人公の男性ピエトロ(右)

ジョージ・クルーニとか渋めが好きな人向きだと思いますが、私のスタイルではありませんでした。

ただ、これはドラマの役柄も影響しているとおもいます。

個人の好みがあると思いますが、正直、あまり私の好きな役柄ではありませんでした。

主人公の女の子は私よりはるかに若い二十歳くらいなのに、なぜこんなおじさんを・・あ、また・・すみません。

おわびに、ジュゼッペ氏のフェイスブック載せます。

https://www.facebook.com/giuseppezenoactor

 

次に、ビットリオ役のアレッサンドロ・テルシニくん。

プレイボーイ役なのだが、彼も実はそんなに若くはない。

確かアラフォー。

ただ、イケメンではあります。

彼を好きなひとは結構多いと思いますが、私のタイプではありませんでした。

またかい!

なんだ?このテンションの低さは?

でもドラマのストーリーが面白いからいいのです。

 

はい、つぎー!

 

このドラマでの私のいちばんのオススメは、クイント役のクリスティアーノ・カッカモくんです。

倉庫で働く吃音症の男性でお金もない役なのですが、キャストの男性陣の中でいちばんのイケメン。

カッカモさんで検索するとこんな感じで画像がでてきました。

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Cristiano Caccamo

(出典:Google画像検索 "Cristiano Caccamo")

なんでここだけリンクではなく、画像かって?

それは聞かないでください。

 

「パラディーゾ〜恋する百貨店」でイタリア語は学べる?

イタリア語をこんなに聴き続けたのは、もしかしたらイタリアに3週間滞在した時以来です。

私はイタリア語はかじった程度で、ドラマを見ても字幕がなければ内容は分からないレベル。

それに、このドラマを見始めたのは、イタリアロスからで、特に言語学習の意図はなかったのですが、それでも、40話(1シーズン20話)を見ていると嫌でもフレーズが頭に入ってきてしまいます

もちろん全く知らないフレーズばかりではありません。

でも、私のイタリア語は旅行前に詰め込んで、実際の現地での使用は、英語とのミックスのあべこべ言語で乗り切っているので、現地の語学学校に1週間通ったことがあると言っても、全く身についてなどいないのです。

なのに、

このドラマを観るうちに、意外にもイタリア語のリズムが私の脳を支配してきました。

自分でもびっくりです。

学ぼうとしていないのに、必死で見ている中国語ドラマよりも頭に入ってくるのはなぜ・・・T^T  

前世はイタリア人か。。。いやっ、ちがうっ。

ここでは、ドラマで字幕を追っているだけなのに、実際に自然と口をついて出てくるのようになったフレーズを紹介します。

ドラマ鑑賞で勝手に身についたイタリア語

もちろん挨拶レベルでしかないですが、私にとっては新鮮な発見でした。

Benvenuti. いらっしゃいませ

Io vado. 私行くわ

Hai capito? 分かった?

Non lo so. 知らない、分からない

Stasera. こんばんわ

Buona giornata. 良い1日を

Veramente!? ホントに?

Davvero!? ホント?マジで?

Va Bene 大丈夫

Basta. やめて、もういいから

Prontissima. とっくに準備できてるわ(たぶん born readyの意味)

特に、百貨店が舞台のドラマだけあって、最初のBenvenuti(いらっしゃいませ)は、毎回マントバーニが入り口のドアを開けながら言うので、辞書で意味を調べなくても、ほほう〜と分かりました。

他にもたくさん表現がありましたが、一番多く登場した印象だったのが上記の表現です。

もう嫌という程何度も出てくる言葉なので、40話見終わる頃にはイタリアかぶれになってしまい、ついついBastaとか言いそうになって、というか使ってみたくてたまらなくなります。笑

イタリアドラマは興味がないわ〜って方が大多数だと思いますが、今後どんどん日本でもイタリア映画やドラマがみられるようになることを密かに期待しています。

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