お久しぶりの旅行記です。
前回の第(8)話からずいぶんと時間が経ってしまいました。
キューバを離れたクルーズ船は、大西洋の大海原を東へと進み、アフリカ大陸はセネガルのダカールに着きました。
地図を貼りましたが、なぜかハバナからダカールまでの矢印が出ません。
直行便がないのでしょう。
【このクルーズの全ルートはこちらを参照】
クルーズ船が着く場所には毎回大量の大型バスとタクシー
ダカールの港に着くと、早速大型バスに乗り込みます。
船は毎回港に着くと、以下の写真のような大型ツアーバスが何十台も待ち構えています。
特にダカールは治安面から個人行動をする乗客が少なく、ツアーに参加する人も多かったように思います。
ツアーリーダー(ガイド)とCC(通訳)はお客さんよりも一足先に船を降りて、その日行動を共にする現地ガイドさんと合流し、軽い打ち合わせをした後、自分が乗るバスをめがけてテンション高めでやってくるお客さんをバスの入り口で出迎えます。
セネガルではサファリとホテルでのちょっと豪華な食事とビーチが楽しめるツアーに張り付いて通訳しました。
動物大好きなので、このツアーは楽しかったです。
ですが、これは遊びではなくあくまでも仕事なので、通訳中はメモを取るためにペンと手帳を片手に移動しているので、自由に写真は撮れませんでしたが、それでも隙を見て撮った動物写真と共にサファリや街の様子を紹介します。
セネガルのサファリは人工サファリ
私はこの船に乗る前にケニアにも行ったことがあったのですが、ケニアと違ってセネガルは元々動物王国ではありませんでした。
アフリカのどこにでも動物がいるというわけではないようです。
でもやっぱりアフリカは動物のイメージが強いので動物ビジネスは儲かるのでしょうか?
アフリカの他の場所から動物さんたちを呼び寄せて、巨大なサファリを作ったそう。
上のようなサファリカーで周ったのですが、この車のタイプはケニアにはありませんでした。
サファリカーというよりはもはやトラック。
人工とはいえ、このサファリの場所自体はアフリカならではの雰囲気を持ち合わせた場所なので、それを知らずにバスに乗ったら、動物のみなさんは正直本当に地元の動物の方々のなのかと思ってしまうほど土地に馴染んでいらっしゃいます。
人工でも、バックの植物や風景が日本のサファリパークとは全然違います。
上の写真のような感じの鳥、たしかケニアにもいたような。。
日本人にはケニアとの区別がつきません。
でも、大きく違う点が一つ。
ここには基本的には肉食獣はいませんでした。
草食動物にとっては楽園ですね。
天敵がいないとぼーっと過ごすのでしょうか?
サファリカーの中から見るとこんな感じで、完全にサファリです。
アフリカのサファリは規模が桁違いですね。
育つ木の大きさもジャンボ。
また、ケニアでは野生の大型動物で接近できたのはカバとキリンとシマウマくらいでしたが、こちらではなぜかケニアではレアだったサイと写真を撮らせてくれる謎のサービスがありました。
サイはお昼寝中です。
あのサイと一緒に写真撮る?と言われましたが、こんなときに起こしたらそれこそご迷惑なのでは?と思いきや、サイは寝たままでハイポーズ。
サイは一向に知らん顔です。。。
まあ、でも一緒に写真は貴重だからいっか。
後ろのサイがふて寝しているようで可愛いかったです。
しかも、結構近くで顔をまじまじと眺めることもできました。
ケニアのサファリではサイは希少で特にクロサイは絶滅危惧種なので、数も少なく、近寄ることもあまりできませんでした。
サイって似顔絵描くのがゾウの次ぐらいに難しそうだといつも思っていましたが、実際にまじまじと見ても、やっぱサイの顔ってよくわからんっ。
おでこが異様に広いのね。
セネガルのビーチはまあまあ
サファリの後はセネガルのリゾートでランチをしました。
海にもちょっと入りましたが、まーー、まあまあかな。
正直、世界には他にもっといいビーチリゾートがあるので、わざわざ行くほどではないと思います。
セネガルの街の様子
帰りはツアーのお客さんは遊び疲れて爆睡モードに入るので、私の時間。
バスの中から、仕事の合間にセネガルの街の様子をこっそり撮影しました。
通訳とツアーリーダーは観光バスでは、例外を除いて、必ず一番前に乗ります。
なので、前方が丸見えで写真は撮りやすいんです。
(「例外を除いて」と書いたのは、ブルガリアでその例外が起こったからですが、それについては今度書きます。)
あまり綺麗なものは撮れませんでしたが、ダカールの喧騒はお伝えできるかと思います。
ダカールの道はカオスです。
車も人も二輪も馬車もクロスしまくりの無法地帯。
しかも全体的になんか埃っぽくて、ごちゃごちゃ感が半端ない。
でも、わかりますかね?
みんな手足が長くてスラッとしているのが。
みなさん不思議なシュッとしていらっしゃる。
セネガル人はなぜかみんな背が高いです。
船でご一緒させていただいたラティール・シーさんもめちゃデカかった。
寄港地のダンサーとミュージシャンによるショー
ツアーを終えて帰ってくると、船内にはセネガルのパフォーマーの方々が乗ってきて、ショーを披露してくれました。
だいたいいつもそうですが、寄港地でツアーや個人行動から帰ってくると、みんな気持ちが充実してテンション高めでいろいろ今日はどこに行った、何をしただのとお互いの体験を語り合います。
そのテンションのまま夜にショーなどがあった日などは異様に盛り上がりました。
このように寄港地では、自分たちが船を降りて散策するだけでなく、現地の人が乗ってくるパターンもあります。
現地のひとも、大量の日本人を乗せた船がやってきたと聞くと、はやり興味はあるみたいですね。
それに関連して、サウジアラビアでもちょっと珍しい体験をしましたがそれはまた今度。
セネガルに話を戻すと、この国にはゴレ島という奴隷貿易の拠点になった悲しい歴史を持つ島があります。
そのツアーは私も行きたかったのですが、大人気で参加できずでした。
前にも書きましたが、通訳は自分が仕事に入るツアーの希望を出すことが可能です。
運が良ければ自分が行きたいツアーに参加できるのです。
クルーズの寄港地のツアーはどんなものがあるのか、また、ピースボートではどんなツアーがお勧めなのかについては次の記事で書きます。
ではまた〜。