晴れ女のわがままジャーニー(人生も旅も)

自由人です。やりたいことをやります。まず、やってみる。

人を殴れば自分も痛いということかな。

今朝、宅配便を受けとった。

在宅勤務はこれが便利だ。

特にオタ活でフラゲするときは、リアルタイムで受け取れるから、会社で終業までそわそわせずに済む。

私は今朝も何気なく宅配便を受け取ったのだが、ふと腑に落ちたことがあったので、ここに書き留めておこうと思う。

 

今朝も、青い服を着た宅配のお兄さんがインターコムの向こう側で愛想よく挨拶した。

私も何も考えずには〜いと機嫌よく返事をしてそれに答えた。

カメラ越しのお兄さんは笑顔だった。

オートロックを解錠してお兄さんが上がってくるのを待ち、ドアを開けると、そのお兄さんは軽快に「お届け物です。ありがとうございます」と軽い小さな箱を私に差し出した。

いつもの青いお兄さんである。

私もいつも通りに「ご苦労様で〜す」と言って箱を受け取り、ふとお兄さんの顔を見上たら、お兄さん、なんだか決まり悪そうに顔をそらして、足早に去っていってしまった。

特に嫌な感じはしなかったが、逃げ腰でそそくさと去っていくお兄さんを見ながら、私は、あれ、私なんか変なこと言ったかな・・・としばらく考え込んでしまった。

 

それで、思い出したのである。

1カ月半前の出来事を。

 

あれは確か、自分がオタ活用のうちわを宅配で青いお兄さんから受け取ったときのことだった。

その日は今日よりももっと遅い朝の時間帯に受け取ったのだが、年末で自分は仕事が忙しかった。

そのため、少しでも時間を無駄にせまいと、リビングのインターコムでお兄さんのオートロックを解錠してエレベーターで自分のフロアに上がってくる間の時間も、作業部屋に戻って仕事をしていた。

しばらく仕事をした後、「あれ、お兄さんなんだか上がってくるの遅いな」と思った時に、2回目のインターコムが鳴った。

私はお兄さんが上がってきて自宅のインターフォンを鳴らしたことに気づかず、仕事に没頭してしまっていたのである。

 

2回目のインターコムが鳴った時、お兄さんは相当怒っていた。

私も非常に申し訳ないことをしたと思い、「すみませんでした」と謝ったのだが、お兄さんの怒りはおさまらなかった。

それもそのはず・・・せっかく上がってきたお兄さんを自宅の前で待たせた挙句、もう一度1階のインターコムに戻してしまったのだから。

青い服を着たお兄さんは相当怒っていて、顔がちょっと赤らんでまるで赤鬼なのか青鬼なのかわからないモンスターだった。。

推しのうちわの入った軽い小さな箱を片手で半ば放り投げるように無言で私にぞんざいに届けて、「&%#$!#*」と言い捨てて、去っていったのだ。

私はあっけにとられて、しばらくうちわが届いた嬉しさよりもその出来事に打ちのめされてしまった。

宅配業者にめっちゃ怒られるおばさんって・・悲しすぎんか!?

私も一応お客さんなんですけど。

 

いや、確かに悪いのは自分だが、何もそこまで怒らなくても!!!

態度悪すぎじゃないですか!!!

じわじわと怒りがこみ上げて、その日の休憩時間にわざわざ友達にLINEではなく通話をして愚痴を延々とこぼしたのだった。

 

あの日以来、あのお兄さんとは会っていなかった。

おせちを届けてくれたのも、ふるさと納税の返礼品を届けてくれたのも、夫の新しいゴルフクラブを届けてくれたもの緑色のおじさんたちだったからだ。

そう、青いお兄さんに対しては、今日が新年明けましておめでとうだったのである。

 

ただ、私はもうあの時の出来事はすっかり影も形も忘れてしまっていて、お兄さんがあんな気まずそうな目で私を見なければ、一生思い出すこともなかったかもしれなかった。

私は何しろ忘れっぽいので、昨日ケチャップを買ったのに、今日また同じケチャプを買ってみたりなんてことは日常茶飯事である。

そんなことがあった日には、うちの食卓はしばらく赤色の料理で埋め尽くされることになるのだが・・・

 

それはひとまず置いといて・・・。

青い若者はおそらく、私のこともあの罵倒事件も覚えていたのかもしれない。

逃げるようにして去っていったお兄さんの後ろ姿がまだ目に焼き付いている。

カメラ越しのお兄さんが笑顔だったことから、エレベーターを上がってくる途中か、もしくは私の顔を見た時に、自分が年末に罵倒した相手のおばさんだったことを思い出したのかもしれない。

でも、お互い嫌〜な思いをしたのに、なぜ私はすっかり忘れていたことを彼はなぜいまだに覚えていたのだろう?

 

それで思った。

あの時のお兄さんはきっと年末で忙しすぎて相当追い込まれていた。

だから、ブチ切れた。

彼も本意ではなかったが、あの場面では怒りをコントロールするのが難しい状況になっていた。

でも、後々になって思い出してみると、相当な悪態をついたなと気まずくなった。

そんなところかな。

 

自分もそうゆう経験があるから。

あの時は言いすぎたなって。

後悔しても、もう遅いんだけど、やっちゃったなってことがあるから。

もし私の仮説が合っていたら、お兄さんは悪い人じゃない。

口に出して謝ってくれたりしなくても、その申し訳なさは、もう十分伝わったよ。

 

大事なうちわをあんな風にぞんざいに扱われた時は、呪ってやる〜メラメラ〜!とまで一瞬思ったけど、うちわは無傷だし、お兄さんもきっと衝動的な行動にでたことを後悔している。

それで十分。

私も今後インターフォンを聞き逃さないよう気をつけます。

 

なぜなら、お兄さんがどんなに気まずそうでも、これからもオタ活は続くのですからね〜。

いっぱいポチってやるのだ。

ふふふ。

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