夏ですね。
今の時期日本中どこでもそうだと思いますが
うちの近所も緑が多く
この季節になると蝉が大合唱します。
選挙活動などで
近所で知らないおじさんが叫んでいると
めっちゃうるさく感じてだるいのですが
セミに関しては
なんも思わないのはなんででしょう。
それどころか、お、今年も始まったな!
などと妙に夏の到来にワクワクしたり
ツクツクボウシの頃になると
ちょっと寂しくなったりするのです。
蝉の命が人間に比べて短いことも風情を感じる所以かもしれません。
ただ、命はみじかくとも、人間よりもはるかに
ポコポコ誕生しているのがこの蝉たちであり、
うちの近所では毎朝大量に生まれていて(脱皮していて)、
今朝も抜け殻を30個以上見つけました。
こんな感じで、ここだけでも6匹。
ちらっと目の入ったもので数十匹いるのですから
この林全体だったら数百匹、いや1,000匹レベルで生まれてるのかも。
蝉の抜け殻を観察すると
ほんっとうに細かいところまで抜け殻がそのままのこっていて
こんなほっそい足を破かずに慎重に抜いて外に出ている
まだ白い成虫になりかけの蝉の姿を想像して
甲斐甲斐しいなと思ってしまいます。
不思議なのは、このビニールがかかっている木とない木があって、
なぜかビニールの方が抜け殻が多いということ。
自然界なのに人工物の上で脱皮って本能的に気持ち悪くないのかな。
でもビニールだと足を引っ掛けやすいのかな。
などと疑問は尽きません。
そして、神社の林を歩いていると
たまにこの脱皮の抜け殻がポトッと木から落ちている瞬間に出会ったりします。
抜け殻はだいたい1日〜2日で落ちてしまうようですが
中身はもういないのにそれまでちゃんと小さい足でくっついているなんて
すごいな蝉って。
てか、脱皮ってどんな気分なんだろう。
新しい自分に生まれ変われるって凄くない?
なんで人間は脱皮しないんだろう。
自分もまだ蛹(さなぎ)だったらよかったのに。
私も脱皮したかった!!!
でも、次に蝉として生まれてくるのはちょっと嫌かも・・・
などといろんなことを考えながら
珍しく抜け殻の写真を母に送ったら
返信でイタチの写真が送られてきました。笑
実家の裏にいたイタチですが
めっちゃカメラ目線。。
昔はものすごいスピードで庭を横切っていたイタチくんたち。
時代は変わって人間慣れしたようです。
イタチの姿が見れたのも良かったですが
もっと良かったのは
先日実家に帰ったときに1週間つきっきりで指導した甲斐があり
こんな瞬間も手早くスマホを操作して
捉えられた高齢の母の成長が
この写真を通して垣間見えたことでした。