晴れ女のわがままジャーニー(人生も旅も)

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淡江大学での授業の記録(第1週目総括):先生のバイブがイマイチだけど脳はフル回転

淡江大学華語センターで授業を受け始めて1週間が経った時点で、授業の様子と感想をまとめました。

この1週間で勉強した内容は時代華語3の第6課(2)の単語から第7課(2)の単語まででした。1週間で1課進むという話だったので、やや遅れてはいるものの、ほぼ事前情報通りです。このテキストは、1課に会話形式の長めの本文と文章形式の少し短めの文章があり、それぞれに新出単語と文法のポイントが含まれています。各文法項目には練習問題や例文も豊富に含まれていて、各課の最後にはグループワーク的なものもあり、とても良い教材です。クラスの同学によると、このテキストはまだできたばかりの新しいものだそうで、今はページも白黒の試作版のようなものらしいですが、そのうちカラーになるとテキスト代も上がるそうです。

日本の某有名学校でかつて英語の資格コースや会話クラス、キッズの英会話などを教えた経験のある私から見て、このテキストはとてもよく考えられて作られている印象を受けます。まだ少ししか勉強していないですが、最後までこのテキストを使いきりたいという気持ちになりました。

一方で、先生がこのテキストをあまり上手に使えていないという印象は拭いきれません。せっかくのグループワークのページもうまく使えば本当に勉強になると思うのですが、6課はそこをすっ飛ばして7課に入ってしまいましたし、各練習問題も先生がきちんと模範解答を示さないので、なんだか答えがあやふやなまま終わっていますが、誰も気にしていないようでした。

ただ、私はオーストラリアで教員免許を取得して高校で教えた経験もあるので、先生目線で見てしまう癖があり、辛口だと思います。自分だったらこうするみたいな思いが出てしまう。。教育畑出身でなく、語学学校で教えた経験もない方が授業を受けるのであれば違和感はさほどないのかもしれません。私にとってはせっかくの良いテキストが若干殺されている印象を受けました。

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以下、毎日どんなことをやったかを記します。

第1週目

第一天(第1日目)

授業初日。

授業は4階のD402教室で行われます。この時点ではまだエレベーターを発見できていなかった

ので、筋肉痛の足に鞭打って4階まで登り、教室で先生に青色の紙を渡しました。これは初日の生徒が先生に渡すもので、クラス分けテストの後に事務の方に貰ったものです。

先生からは特に「今日からですね」などと言った言葉はかけてもらえず、先生自身の自己紹介もなしで、授業の冒頭に自分の自己紹介をする機会も与えられませんでした。私を入れて14人のクラスです。普通新入生が来たらもうちょっと今ここをやっていますとか、説明やフォローをすると思いますし、私だったら新入生がたとえ大人でも必ずフォローします。

私の入ったクラスはもう既に始まっている途中のクラスだったのですが、そのまま前の授業の続きが始まったので、結局、先生の名前もわからないままで授業が進みました。その時点で先生の印象は悪くなりました。

1限目:第6課(2)の途中の単語の意味を先生が延々と説明

2限目:第5課のテスト1時間(私は習ってない箇所だったので今回は特別にテキストを見ながらやってもいいことになり、テストの提出もしませんでした)

3限目:1限目の単語の続きと新たな文法事項について先生が説明

で終わりました。

1日目の授業は先生の印象が相当悪いままで終わりました。

この先生の初日の私の印象は完全にハズレです。

ハズレの理由は先に述べたこととも重なりますが

  1. 先生の自己紹介がない(名前ぐらい言おうよ)
  2. 新入生がいるにもかかわらず、急にどこからとも言わずに授業が始まった(しょうがないので授業のしょっぱなから先生に今どこやってますかと大声で聞かなくてはならなかった)ナンデヤネン!
  3. 先生がずっと喋っていて、3時間で一言も中国語を発話する機会がなかった!
  4. 授業中、生徒一人ひとりに当てて発言させることをしないので、各自の発音や正しく話せているかが確認する気がないと感じた。
  5. 説明はわかりやすいが、先生の独断場で、知識はつくけど、全く会話の練習にはならない。

というわけで、初日はちょっとブルーになりました。

楽しみにしていただけに、とても残念です。

ただ、繰り返しますが、私は語学の授業や教師の姿勢に関しては辛口かもしれません。私が日本で中国語学校に行かなかった理由の一つは、数校でお試しレッスンをしてみて、どの先生も気に入らなかったからでした。私は韓国語の学校にも過去に数年通ったことがあるのですが、その先生は本当に教えるのが上手で性格も良い、アタリの先生でした。でも、中国語学校に行ってお試しレッスンを受けてみると、だいたいどこも中学校の歴史の授業の延長のような講義形式の先生が多くて満足できず、結局ほぼ独学に頼ってしまったという経緯があります。

 

第二天

授業

1限目:第6課(2)の文法の説明続きと本文聞き取り、本文内容確認

2限目:第7課(1)の新出単語の説明

3限目:続き

前日からモヤモヤしていたので、この日は先生をつかまえて名前を尋ねました。

前日はテストもあったので何も発言しませんでしたが、この日は何度か先生から質問が飛んできて、答えることができたので良かったです。

クラスメートとも少し打ち解けてきました。

老师(先生)は未だに謎が多いですが、単語の意味の説明はとてもわかりやすいです。単語の説明が長すぎると思うこともあるのですが、これだけ詳しく説明されると、その後本文を聞いた時にすぐに理解ができるので、こうゆうのもちょっとアリかなと思えてきました。

地下の談話室で1時間勉強してから帰宅。

 

第三天

授業

1限目:前日習った第7課(1)の新出単語の作文

2限目:第7課(1)の新出単語の説明の続き

3限目:第7課(1)の新出単語の説明の続きと最後の15分間単語のゲーム

3日目は7課の単語を学習するだけでほぼ終わりました。

宿題は、猜,毕竟,既然など6つの新出単語を使った作文です。しかもこれはゲームで負けたチームだけがする宿題です。そのため、ゲームに本腰が入るのはいいのですが、宿題はやはりみんなに出したほうが良いのでは?と思いました。

実は連日の授業と遊びの疲れがたまって3限目は眠くて仕方がなかったのですが、最後に突然ゲームが始まってしまって、ちょっとうろたえました。しかもそれまで授業がすごく単調だったせいか、このゲームが盛り上がるのなんのって・・・若者のパワーにちょっと置いていかれそうになりました。

ちなみにこのクラス、14人中12人がベトナム人の二十歳前後の若者で、もう1人は30代の日本人の方、そして私です。ゲームの時に一番長老であることをひしひし痛感します!笑

地下の談話室で1時間宿題をしてから帰宅。

 

第四天

授業の前に冬休みに中国に行かなかったかをGoogleフォームに入力して提出する作業がありました。

クラスみんなでライングループを作っていてそこに先生がリンクを送ってきたものをクリックするとGoogleフォームが出るのですが、ここでも先生の私に対するフォローは全くありませんでした。私はまだその時点でライングループに入れてもらっていなかったので、なんのことかよくわからずポカンとしていると、クラスメートがそれに気づいて私をグループに加えてくれました。

この先生マジやばい人かも!と思いましたが、世の中いはいろいろな人がいるので、これだけで思いやりがない人というレッテルを張るのはやめておきます。

1限目:前日習った第7課(1)の新出単語で作文

2限目:第7課(1)の新出単語の説明の続き

3限目:第7課(1)の新出単語の説明の続き

この日もまあまあ単調です。単語の説明と言っても、途中で映像を見たりしてその単語を使う状況がわかるようにしてくれたり、途中で先生が生徒を指名して文を言わせたりはするのですが、正直3限目の最後の方は眠いです。でも、単語をものすごく念入りにする先生なので、繁体字をだいぶ覚えてきました。あと、これまで知っていた単語についての知識が深まり、勉強になります。

ところで、老师が話すスピードはネイティブスピードです。エアビーのホストの家族のようにちょっとゆっくり目にしゃべってくれたりはしないので、耳がかなり鍛えられます。3時間集中しているので3限目には疲れて眠くなるのかもしれません。

 

第五天

1限目:前日習った第7課(1)の新出単語で作文

2限目:第7課本文のペア穴埋め

3限目:第7課(2)の単語少しとこれまで習った単語のゲーム

2限目のペア穴埋めは、2人1組で行いました。それぞれに本文のところどころが空欄になった用紙を渡されますが、穴が空いている箇所はお互いに違います。本文は2人の会話なので、自分の役割のところを片方が読んで、もう片方が穴埋めディクテーションを行うというものです。この教科書は何気に本文が長いので、このディクテだけで結構時間がかかります。しかも繁体字で書かなければならないので、私はいちいち時間がかかりました。

3限目の単語ゲームはホワイトボードに単語が映し出され、老师が言った単語を一番先に丸つけたチームに点が入る仕組み。単語を聞いてわかるかどうかというよりは視野と瞬発力の問題でした。負けたチームは勝ったチームが質問した内容にその場でなんでも答えなければならないという若干コンプラにひかかりそうな罰ゲームがありましたが、自分のチームは負けなかったので良かったです。

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最後に老师が週末の宿題を出そうとしたのですが、この日は情人節(バレンタインデー)だったこともあり、生徒が先生ほしくないと言ったら、なくなりました。私はバレンタインとか関係なかったので、欲しかったのですが・・・笑

 

ざっとですが、こんな風に1週間の授業は過ぎていきました。

学校では会話の練習にはなりませんでしたが、エアビーのホームステイでホストファミリーが家で中国語で話してくれたので、学校で知識を入れて、宿に帰ったら家族とご飯を食べたりしながら中国語で話す練習をするといった感じで1週間を過ごしました。