新型コロナウイルスのせいで、未だに手に入らないマスク。東京では影も形も見当たりません!私も含めて、花粉症の人は特にマスク不足で困難を強いられています。もちろん、医療関係者の方々で足りない場合はもっと大変でしょう。
マスクが入手しにくいのは、おそらく日本全国どこもそう変わらないと思いますが、今日、四国の実家からマスクが届きました。
封筒を開けると20枚ほどのマスクが。
両親は高齢で持病もあるので、貴重なマスクは自分たちで使ってもらいたく、私は両親に何度もマスクは要らないと言ってきたのですが、親心でしょうか、送ると言って聞かないので、「じゃあ1枚だけ送って」と言って電話を切ったにもかかわらずです。
ありがたいけれど、ちょっと複雑。
両親はマスクはまだ十分あると言ってたので、それが嘘だとは思わないですが、昨日岡山に住む姉から2時間並んでマスク7枚やっと買えたと言う話を聞いていたばかりだったので、なおさら気がひける・・・
けど、
送り返すと親不孝な気もするので、ありがたく頂戴することにしました。
ちょっとおかしかったのが、姉が母に、マスクを私に送る時、封筒に「マスク在中」と絶対書くな!と言ったことです。うちの母は、ちょっと変わっていて、封筒に何かを入れて送るとき、8割がた「〇〇在中」と書く癖があります。「CD在中」とかそうゆうやつです。姉は「マスク在中」と書くと、心無い人に郵送途中でマスクを抜き取られると考えていました。まあこのご時世そんなことがないとも限らない。マスク欲しさに泥棒とかありそうだし。
それにしても、まさか、今一番欲しいものが「マスク」になる日が来るなんて、思ってもみませんでした。
今回マスクをもらって一つ、思い出したことがあります。
実は私、台湾で謎にマスクをもらいました。
コロナに対する警戒が日本よりはるかに早かった台湾。
2月に入ってすぐ台湾に着いた時には、既に地下鉄や列車に乗車している人ほぼ全てがマスクを着用。店頭での消毒や検温も既に徹底していて、宿のチェックイン時の体温検査でひかかれば、一発アウト、宿を失うという状況でした。今でこそ台湾ではマスクが十分に行き渡るようになっていますが、マスクは保健証の番号で購入、枚数も制限していたあの当時、誰もがマスクを喉から手が出るほど欲しかったはずです。
朝も昼も薬局の前を通ると薬局の前には長い列ができていました。
なのに。
ある日、学校に行く途中、いつものように東門駅の4番出口を出ると、個別包装されたマスクを差し出してくる女性が!ティッシュ配りのような感じだったので、一つもらうと、裏面には広告が貼られていました。小さな商店か何かでしょうか。
姉同様に疑い深い私は、まさか使用済みじゃないよね?疑ったりしましたが、どう見ても新品でした。
この広告主は、マスクほとてつもなく大量に保持していたか?
あるいは、
自分のマスクを犠牲にしてでも収入が欲しいほど困窮していたか?
のいずれかだったに違いありません。
学校に着いて、みんなにマスクもらったと言ったら、「どこ、どこ?」と皆驚いていました。
あのマスクの広告主はその後、無事お客をゲットできたかな?