晴れ女のわがままジャーニー(人生も旅も)

自由人です。やりたいことをやります。まず、やってみる。

遼寧師範大学の中国語授業をオンラインで受けてみた。現地に行けなくても留学先の授業を体験できる!

毎朝3時間のオンライン授業がなくなってから2週間経ち、毎日平均7時間の勉強時間も維持できなくなるほどダラけてしまったので、ここで一度引き締めるべく、中国の大学が実施しているオンライン授業に申し込んでみました。

いくつかオプションがあったのは以前ブログに書いたとおりです。

遼寧師範大学にした理由

この中から遼寧師範大学の授業を選んだのは、

1. 無料で授業を体験できる

2. 授業料がリーズナブル

3. ライブ授業

4. たまたま受講したい時期がマッチした

という理由からです。

北京語言大学HSKで名高いですし、開講時期も豊富ですが、毎日エデュケーションのサイトの体験談を読むと、基本は録画を見て学習し、数回みんなで集まる感じのようだったので、選択肢から除外しました。

遼寧師範大学の申込方法

この大学の申込は、リンク先で言及した毎日エデュケーションや大連さくら留学センターといった留学仲介エージェントに申請手続き代行料を払って行う方法と、中間マージン払わずに申し込む方法があります。私は自分でできることは自分でやり、無駄な出費は避けたい人間なので、これまで留学の際(豪州も含め)にエージェントを通したことがなく、今回も無料でやりました。

無料の場合は普通、大学と直でコンタクトを取ってやることになり、手段は英語か中国語。ただ、遼寧師範大学の場合、ラッキーなことに無料のサポートが存在することを知りました。

それが、「大連支援中心」(大連の大学・語学留学の無償サポート - 大連支援中心

さんです。

こちらのサイトにオンライン授業のことは一切掲載されていませんが、サポートしてくれるのかメールで問い合わせてみました。するとすぐに無償でサポートしてくれるとの返事があり、申請書と記入例を送ってくれました。申請書に記入して送り返したところその翌日から授業に参加してOKとの連絡が来て、その翌日にはもう授業に参加。これで無償とは親切極まりないですよね。自分で直接やりとりすると、中国の教務や事務局って返信が結構遅かったりするのですが、こちらを通したところ、とても迅速でした。とても親切に対応していただいて感謝しかありません。

遼寧師範大学のオンライン授業は最初に1週間の体験ができます。

使用ツール

使用したツールはテンセント会議(腾讯会议)です。中国で主流の会議アプリでコロナの期間中は有料機能も無料で使えるようです。ZOOMとほぼ同じと考えて大丈夫です。かくいう私もZOOMデビューをしたのはつい先週のこと。アメリカの友達に教えてもらいながらZOOMをやってみました。おはずか。アメリカの友達は背景をゴールデンゲートブリッジにしていて、サンフランシスコから中継が繋がっているかのようでちょっと面白い感じでした。これをやっていると後ろを人が通っても見えないそうです。

そんなこんなで腾讯会议ですが、私の場合、ログインできるまでがちょっと面倒でした。というのも、腾讯会议が私のスマホ番号を受け入れてくれなかったからです。多分国外の番号だからだと思います。それで、担任の先生に伝えたところ、先生の番号を入れるよう言われたので、それでしのぎました。スマホ番号はワンタイム認証のためで、私が先生の番号をこっちで入れると、先生のスマホに認証番号が飛んでくので、それを先生が私に微信で送ってくれて、私がこっちでその認証番号を打ち込むという・・・まあしょうがないですね。最初だけですし。

とはいえ、テンセント会議は使いやすいツールです。先生が手書きしたければ手書き画面をみんなに共有して見せられるし、先生のMacの画面をあたかも自分の画面のようにそのまま見ながら説明が聞けます。特に説明がなくてもアイコンあるので、ほぼ感覚で使いこなすことが可能です。私も急に当てられましたが、初めてでも何の迷いもなくマイクをオンにして答えることができました。

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授業で共有された画面

ただこれ、画面が自分と同じすぎて、先生のMacの画面の下に来た連絡を自分に来たのと勘違いしてクリックしそうになってしまう。。。笑 上の画面だと先生の微信にメッセージが届いていますよね。

授業の内容

申請書にHSK5級の点数を記入したところ、私は一番上の高級クラスに入ることになりました。高級班のグループチャットに入れてもらったので、クラスの人数が20人余りいることは事前に分かっていましたが、実際に授業に出たのは私も含めて10人ほどでした。なので予想よりも1人が当たる回数が多い!あとの10人はどこに行ったんでしょう? 

(授業前半:50分)

HSK口试高级の試験問題の対策:HSK高级の口语の試験について実際の試験問題を一人一人に当てながら進む形式。2分ほどの故事を聞いて、その内容を空で自分の言葉で復元する練習や、与えられたテーマについて2分半話すというもの。生徒の解答について先生のコメントも的確ですし、口语試験に役立つ内容です。さすが高級班の皆さん、回答も滑らかです。

(授業後半:40分)

HSK標準過程6級(下)テキストを使用:课本の内容やポイントの解説。問題は当てて解かせる感じで予備校さながらな印象。

感想

先生はプロフェッショナルな印象で、説明も分かりやすく、生徒を当てるテンポも良くて、教えることに対する真剣さが伝わってくるような授業でした。ここで改めて比較してはなんですが、台湾で受けたクラスの授業とはクオリティーが違い、良かったです。ただ、テンセント会議では生徒も先生も皆顔出ししていなかったので、クラスの雰囲気がわかりづらい面があります。生徒さんは大半が現地にいてもともと通学していた方々なので、彼ら自身はわかっていると思いますが、他国から急に参加すると、謎のバーチャル集団に参加しているような感じになるかと思います。授業は先生が話すときは生徒全員がミュートになっており、当てられたらミュートをそれぞれが解除して答える、または質問をする形式で、それ自体は悪くないと思います。先生の指示も明確ですし、授業自体もわかりやすかったです。

ただ、他の生徒さんとの横の関わりが一切ないので、自分が当たっていない時は一瞬講義の録画を見ているような錯覚に陥って油断してしまいます。ただその分、逆に飛び入りなのに疎外感が一切ない点は良いと思います。また、高級なので主に阅读や複雑な部分の解説が中心になってしまいます。

口试対策の授業を受けたら、今まで考えたことのなかったHSKの口试に興味が湧きました!9級に改変されたら口试の内容も変わってしまうのかは分かりませんが、一度は受けてみたいです。 

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